【BIGMAMA】『3rd ALBUM release to
ur 2009-2010 and yet, we move 〜正
しいツアーの廻り方〜』2010年2月6日
at 赤坂BLITZ
タオルを首に巻いたキッズで超満員の中、始まったツアーファイナル。開始早々、オーディエンスは柿沼広也(Vo&Gu)が掻き鳴らしたギター、リアド偉武(Dr)の豪快なドラムを浴び、大歓声を上げる。1曲目は「Overtune」。そのタイトでキャッチーなサウンドにたちまちフロアではモッシュが起こり、ド迫力のオープニングが切られる。2曲目、3曲目と休む間もなくオーディエンスからはオイコールが起こり、それにフルスロットルの感情が乗ったサウンドでもって応えるBIGMAMA。1stブロックが終わり“ありがとう”と言った金井政人(Vo&Gu)の表情はその手応えを表すように自信ありげにニンマリしていた。最新作が小説的なアルバムだっただけに、ライヴも物語を重視したドラマチックな展開かと思っていた。しかし、その実はアルバム曲、前作の曲を交え、今まで彼らのライヴでは観たことがないくらいアグレッシブで振り切れたものだった。それに加えて、ファンに対する愛情。中盤のMCでは、会場に吊るされた大地球儀にふれ“あれは何で回ってると思いますか? 僕は全力でお金で回っていると思います。でも、今日だけは愛で回しましょう”と粋な言葉を告げ「Lovescape」へ。軽やかなビートに踊るファン、軽快なバイオリンの美しい音色…みんなの顔が笑顔で、間違いなく愛に満ちた空間が生まれていた。また、アンコールでは早くも“12月25日にとっておきの場所を押さえました”とライヴ告知し、さらに新曲披露とふたつのプレゼントを用意し、大ラスは「Cinderella ~計算高いシンデレラ~」。1500人の観客がラララ~と歌い、最高のボルテージとピースフルな時間を刻んだライヴが締め括られたのだった。
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