Gofish / 肺 恐ろしいのに美しい。G
ofishの最新アルバムから、白昼夢の
ような世界観が素晴らしい必聴の1曲
!
そして何と言ってもこの曲の魅力は、その質量と迫力で僕らを圧倒するサビでしょう。
息を吸い、肺が取り込んだ酸素を血液が全身へと運んで行く。そんな当たり前を歌いながらも、どこか現実味に乏しく、遠い世界の出来事のように響くこのサビ。メンバー3人に加え、女性SSWイ・ランも加わって歌いあげられるメロディは、ゆったりとした言葉運びでありながらも切迫感や緊張感に満ちていて、コントラバスとチェロの重低音も相まりどこか恐ろしさすら感じるサウンドになっています。
僕は元々こういう、相反する特徴が同居した音楽が大好きで。そのヒリヒリとした緊張感とか、アーティストの絶妙なバランス感覚にシビれるんですよねぇ。この曲はそれがバッチバチに感じられて、完全にど真ん中です。
8分弱と長尺ながら、その迫力と濃密な世界観が長さを感じさせないこの楽曲。是非、その世界観に酔いしれてみてください。
【リリース情報】
Gofish 『燐光』(りんこう)
Label:SWEET DREAMS
Cat.No.:SDCD-037
Price:¥2200 +Tax
Tracklist:
1. 北風と太陽
2. 九月
3. ここにはまるで
4. イルカになってしまった
5. うれしいこと
6. ピアノのまわり
7. うお座
8. ひろった羽根
9. 肺(フルバージョン)
10. 月のとりこ(ライブバージョン)
※パッケージ:A式紙ジャケット(ダブル)/インサート(アートワーク&歌詞掲載)
※アートワーク/デザイン:ユニス・ルック(Eunice Luk)
※ゲスト:イ・ラン、塚本真一(Amephon’s attc)
■Gofish オフィシャル・サイト:https://twitter.com/gofish_info
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