吹石一恵のデビューCDに隠された、も
う一つの黒歴史とは?

吹石もしていたデビューCDで年齢詐称の
実態

 先月20日、出演した『櫻井有吉のアブナイ夜会』(TBS系)で、“黒歴史”と言われているデビュー・シングルをOAされ、激しく動揺することになった吹石一恵(32)。「イヤだ、なにやってんの!?」「この番組、最悪!」「大っキライ!!」など、穏和な彼女らしからぬ言葉が次々に発せられる様に、その“黒歴史”ぶりが窺い知れる結果になったわけだが……。
「97年7月にリリースされた『セピアの夏のフォトグラフ』ですね。元々、大阪のローカル・アイドルとして活動していた彼女が全国デビューするキッカケとなった映画『ときめきメモリアル』の主題歌で、彼女は出演と主題歌Wで担当。当時、新進シンガーソンライターとして売れっ子だった広瀬香美作詞作曲の佳曲で、14歳の彼女の溌らつとした歌声が印象的ですが、残念ながらまったく売れませんでした」(アイドルライター)
 彼女にとっては最初で最後のCDリリースとなり、amazonでは現在、3000円以上の値(リリース時は1020円)がつけられているシロモノ。興味のある方はぜひ買い求めて聴いていただきたいところだが、実はこのCDにはもう一つ、彼女にとって黒歴史ともいうべき意味合いが隠されているのだとか。
「そうなんです。このCDには表題曲のほかに、カップリングとして2分30秒に及ぶ彼女の自己紹介メッセージが収録されているのですが、なぜかそこで彼女は『1983年9月28日生まれ』と言ってるんです。彼女の誕生年は、深田恭子や加藤あいと一緒の1982年ですからね。要は、1歳年をごまかした形になっているんです」(同氏)
 改めて、ブレイク後の当時のアイドル名鑑や雑誌の彼女のインタビューなどのプロフィールを見ると、一様に“1982年生まれ”になっているが。いったい、どういうわけなのか?
「あくまで業界筋の憶測ですが、『ときめきメモリアル』出演のオーディションを受けるにあたって、彼女の役どころは“1983年生まれ”といった縛りがあったようなんです。その後、すぐに月9に出演を果たすなど、順調に仕事をこなしていく中で、プロフィールを実際の生年に戻したというのが定説になっています」(同氏)
 当時はいまのようにネット情報化社会ではなく、プロフィールの詐称がバレにくかったという実情もあるのだろう(ブレイク後、詐称を公表した井川遥しかり、眞鍋かをりしかり)。実力派ベテラン女優に上りつめた今となっては“単なる過去の話”とも言えそうだが、歌同様、若さ溢れる溌らつとした声で「1983年9月28日生まれ、てんびん座です」などと話す様はなんとも滑稽ではある。『アブナイ夜会』では、ぜひそこのところもツッコんでいただきたかったが(笑)。

(文・ニイゼキユウジ)

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