千葉雄大「劇場を揺らして、お客様を
やみつきにさせたい」~藤井隆、富田
望生ら共演の『ジャズ大名』が開幕
岡本喜八監督による映画(1986年)でも知られているが、今回は小説から新たに上演台本を書き起こし、物語の舞台を原作の九州の小藩から、実在した神奈川・小田原藩の支藩、荻野山中藩に置き換えたKAAT版オリジナル作品を上演する。
今回の稽古場は、学生時代以来の席替えがあったんですが、ぐっと雰囲気が変わりますし、皆で話し合う時間もより増えて、とてもいいきっかけでした。踊る場面で、目が合うとお互いが繋がったような、セッションする瞬間があって、藤井さんにはそういうところを引っ張っていただいているなと感じます。
幕が開いてから下りるまでこんなに汗をかいている舞台は初めてで、音が鳴ったら自然と揺れてしまう身体になりました(笑)。劇場を揺らして、お客様をやみつきにさせて、また来たいと思っていただける舞台にしたいです。
どんな方にどんな風に観ていただいても感情が昂る芝居になっていると思うので、何かしら感じていただけたらいいなと思います。寒い冬がこれから待っていますが熱い作品をお届けしますので、ぜひ劇場にお越しください。よろしくお願いします!
原作も映画も80年代の作品ですので今とはまた違う表現方法でドキドキするようなシーンもあって、令和に舞台でどのように表現するのか稽古前からすごく楽しみでしたし、挑戦的だなと思っていました。
福原さんは役で先ず自然にやったことをすごく尊重してくださる方なので、のびのびとやらせていただいています。足袋一枚で舞台に上がるので芯から冷えて膝や腰が痛いんですが(笑)、そんなことがどうでもよくなるくらい、早く幕が上がらないかなと楽しみです。
1年の中でもにぎやかで華やかな12月と1月に『ジャズ大名』に参加できていることを本当にうれしく思います。出演者、スタッフ一同万全の状態でお客様をお迎えできるようにしておりますので、楽しい気持ちで観ていただけると思います。ぜひ劇場にお越しいただきたいです!
緊張していますが、怪我なく病気なく明日初日を迎えられるのではないかなととても嬉しく思っています。本番も皆で元気に、そして稽古場で紡いできたことをしっかりお客様に届けたいです。
今までは、舞台に上がる前に役の気持ちを作ってから出ていくタイプだったので、稽古当初は時間がないまま役が変わることに対する混乱もありました。でも、やこという人間がすべてに化けているんだというのを掴めたとき「理解できるような気がする」と思ったのは大きな発見でした。大変なこともありましたが、楽しい、新しい発見がすごく多い稽古場でした。
つむじから足の爪までぞわぞわと熱く燃え上がるような作品になっています。何度も出てくる音楽があるんですが、帰りの電車や車の中、歩いているときにこの音楽がぐるぐるとまとわりつくような時間になればいいなと思います。ぜひ劇場にお越しください!
大好きな筒井先生の作品をやらせていただくというのはとても緊張しますし、とてもイヤだな、という気持ちで。でも絶対断りたくはないなと、向き合わなきゃいけないな…という思いが同時に浮かんできて今ここにいます。
舞台上で起こることは誇張はしていますが、お客さんの心中にあるものを増幅して見せるものだと思っているので、お客さんからパワーをいただいて舞台上からお返しできればと思います。舞台はお客さんが入ってくださってやっとピースが埋まるものだと思いますし、完成が楽しみです。
オープンな気持ちでご覧になっていただき、普段自身に内包されている感情が舞台上で爆発する様を楽しんでください。
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