「ナショナル・シアター・ライブ(祝
)10周年記念 アンコール上映」が年
末年始にかけて開催 『フランケンシ
ュタイン』『善き人』など一挙上映
演出:リンゼイ・ターナー
主演:ベネディクト・カンバーバッチほか
上映時間:187分 (途中休憩あり)
ハムレットの父親を毒殺して母親と結婚し王位についた叔父への復讐劇。オリヴィエ賞最優秀演出賞ノミネート歴をもつ精鋭の女性演出家リンゼイ・ターナーによる、舞台の奥行を活かしたダイナミックな演出は、劇場の空間でありながら大作映画に匹敵する躍動感が溢れる。本作でタイトルロールを演じたベネディクトは、彼特有の個性を評価されながら、同時に歴代の「ハムレット」俳優に匹敵する名演が賞賛された。
■『スカイライト』
演出:スティーヴン・ダルドリー
主演:キャリー・マリガン、ビル・ナイほか
上映時間:162分(途中休憩あり)
かつての恋人に再会する二人のやり取りを描く人間ドラマ。
■『オセロー』
演出:クリント・ダイアー
出演:ジャイルズ・テレラ(『ハミルトン』)、ロージー・マキューアン(『エイリアニスト』)、ポール・ヒルトン(”The Inheritance”)
上映尺:185分(途中休憩あり)
シェイクスピア原作の長年語り継がれる悲劇の代表作がクリント・ダイアーの演出と豪華キャストで新たなプロダクションになりました。 聡明で強気な性格の上院議員の娘デズデモーナと、白人世界の頂点に上り詰めた出自は奴隷制度の難民である男オセローが、人種を超えた愛に立ち向かう。秘密裏に結婚したデズデモーナとオセローは、共に新しい人生を歩むことを切望していたが、そんな二人を罠にかけようとする人物がいた……。
■『るつぼ』
演出:リンゼイ・ターナー
出演:エリン・ドハティ、ブレンダン・カウエル ほか
上映時間:187分 (途中休憩あり)
“見ざる聞かざる言わざる“の精神の中で生きるセイラムの人々。牧師の娘が昏睡状態となり、「住民の中の誰かが悪魔を呼んだにちがいない」と言い出す人が出て、若い女性たちは、自分達の見たことを証言し始める。やがて恐怖、復讐、告発の風潮が地域社会に蔓延し始めて……。
■『ロミオとジュリエット』
演出:サイモン・ゴドウィン
主演:ジョシュ・オコナー、ジェシー・バックリーほか
上映時間:100分 (途中休憩なし)
ロミオとジュリエットは、すべてを賭けて一緒になろうとした。反目する家族に反抗しながら、喜びと情熱の未来を追い求めていたが、周囲では暴力が勃発していた。この大胆な新作は、ナショナル・シアターの素晴らしい舞台裏に命を吹き込み、そこでは欲望、夢、運命がぶつかり合い、シェイクスピアのロマンチックな悲劇をまったく新しい方法で歌い上げている。
■『フリーバッグ』
ドラマは2019年テレビ批評家協会賞でプログラム・オブ・ザ・イヤーを含む3部門を受賞し、同年エミー賞では11部門にノミネートされた。イギリスでは主演の衣裳や小物の検索率が34〜38%増加し、その人気は“フリーバッグ・エフェクト”とも呼ばれた。ドラマで知名度が上がった舞台版の映像上映は、日本のNTLive ファンからも期待の声がとても多かった。皮肉屋で常識外れのシングル女性を主人公にした、心に深く刺さるドラマ。
演出:ヴィッキー・ジョーンズ
主演:フィービー・ウォーラー=ブリッジ(一人芝居)
上映時間:88分 (途中休憩なし)
モルモットカフェを友人と営むアラサー女性が、友人のこと、家族のこと、仕事のことを、時折観客に向かって語りかけながら笑いと毒舌で赤裸々に表現していく。
■『イェルマ』
演出:サイモン・ストーン
主演:ビリー・パイパーほか
上映時間:109分 (途中休憩なし)
子宝に恵まれない女性が苦悩の末、悲劇を引き起こす——。
■『フランケンシュタイン』
演出:ダニー・ボイル
主演:ベネディクト・カンバーバッチ、ジョニー・リー・ミラーほか
音楽:アンダーワールド
上映時間:BC 怪物版132分(途中休憩なし) 、JLM怪物版126分(途中休憩なし)
博士に造られた怪物。彼は世界との接触により徐々に人間の心を持つようになるが……。
■『ベスト・オブ・エネミーズ』
演出:ジェレミー・ヘリン
出演:デヴィッド・ヘアウッド、ザカリー・クイントほか
上映時間:160分(途中休憩あり)
1968年のアメリカ、次期大統領をめぐる選挙戦が始まった。視聴率を争うテレビ局は、これまでになかった選挙番組で視聴率を稼ごうと策を練った。浮かんだ案は保守派の有名人とリベラル派の有名人を番組内で討論させるという画期的なアイデアだった。出演者として白羽の矢が立ったのは、狡猾な保守派ウィリアム・F・バックリーJrと、舌戦では負けないリベラル派ゴア・ヴィダルだ。毎晩放送される新しい形のテレビ番組はみるみるうちに国の話題となっていく。出演者であるウィリアムとゴアは想定以上の反響が高まる中で、互いの信念は否定され、中傷が飛び交い、アメリカ政治は新たな境地へと移っていく。そして、テレビニュースの在り方は、永遠に姿を変えようとしていた……。
■『善き人』
演出:ドミニク・クック
出演:デヴィッド・テナント、エリオット・リーヴィー、シャロン・スモール
上映時間:136分 (途中休憩あり)
世界が第二次世界大戦に直面する中、善良で知的なドイツ人教授ジョン・ハルダーは、想像を絶する結果をもたらす運動に巻き込まれていく。
■『ライフ・オブ・パイ』
ベストセラー小説をもとに、人形劇とマジック、そしてストーリーテリングが絶妙な融合を遂げオリヴィエ賞を受賞した話題の舞台。広大な太平洋の真ん中で船が沈没し、少年パイは救命ボートで長らえ唯一生き残る。救出された彼が話す物語にはハイエナ、シマウマ、オランウータン、ベンガルトラが登場するが、実際には何が起きていたのか?
観る人に、自分が信じるものは何か、を問いかける壮大な物語。
■『ブック・オブ・ダスト』
11歳のマルコム・ポルステッドと彼のダイモンのアスタは、オックスフォードから3マイル離れた 場所に住んでいる。マルコムは15歳のアリスと彼女のダイモンのベンと共に、両親が経営する宿屋「トラウト」で働いている。トラウトは聖ローザマンド修道院に近く、マルコムは修道女たちの日常のお手伝いもしている。ある日、聖ローザマンド修道院を訪れたマルコムとアリスは、シスターたちが秘密裏に育てている赤ちゃんに遭遇する。実は、その赤ちゃん“ライラ”はアスリエル卿とマリサ・コールターという2人の賢者の赤ん坊だったのだ。街中を歴史的な洪水が襲い、マルコムとアリスはライラを連れてカヌー “美しき野生”号で脱出を図るが、3人をライラの母親マリサと、過激な巨大組織マジステリアム(教権機関)に所属するジェラール・ボンヌビルが追っていた。 危険を孕むマルコムたちの旅は無事に終わるのか? ライラが追われる理由は何なのか? 手に汗握る壮大な冒険物語の結末は?
■『リア王』
演出:ジョナサン・マンビィ
主演:イアン・マッケランほか
上映時間:230分
シェイクスピアの四大悲劇のひとつ。退位にあたり3人の娘の愛情を試した老王リアだったが、長女と次女に裏切られ、国を追われてしまう——。
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