もっと笑っていられますように、力を抜く準備運動をするための5曲
歳を重ねると悩みの濃度と硬度が増して、ただその場で霧散させたいがために宵闇に紛れても「うっせえ、分かってんだよそんなこと!」と怒声をあげたくなる的外れの説教がこめかみをかすめ、しかし自分の人生は所詮誰かにとって暇つぶしのコンテンツにすぎず、涙を拭けるのは自身の腕だけだという孤独感が唇をがたがた震えさせる今日この頃。今回は未曾有の天災と底冷えの景気と恐怖のウイルスから逃げ惑う体を少しだけ解してくれるような、毛玉みたく雁字搦めになった神経をほどいてくれるような音楽を集めました。自己肯定感には到底辿り着けないけれど、ひとまず今夜も捨て鉢にならず踏み止まれたことに乾杯。