水曜日のカンパネラ、詩羽の就任から
2年をへた4度目のリリースパーティー
ツアー『LET’S PARTY 4』が開幕(写
真6点)

11月4日(土)、水曜日のカンパネラが『RELEASE PARTY〜LET’ S PARTY 4〜』を福岡・DRUM LOGOSにて開催した。
『RELEASE PARTY〜LET’ S PARTY 4〜』は、デジタルシングル「聖徳太子」のリリースパーティー。詩羽が2代目主演/歌唱担当に就任して2年を経て、4回目の開催を迎えたツアーだ。
水曜日のカンパネラ『RELEASE PARTY〜LET’S PARTY 4〜』
定刻から少し過ぎると、照明が落ち、「金剛力士像」のイントロが流れる。真っ暗な会場の中、客席後方にスポットライトが当たるとそこに詩羽の姿があるという、水カンらしい不意打ちの登場で観客を驚かせた。詩羽は、客席を歌い歩きステージに到着すると、青と赤の照明の中しっとりと歌い上げる。そして、間髪入れずに「バッキンガム」へ。強調されたリズムにラップが掛け合わさる同楽曲を、ステージ左右に飛び跳ねながら歌った。そして、「改めまして、水曜日のカンパネラの詩羽です」と自己紹介をしつつ、「初めて喉を枯らしたライブを観れた皆さんです!逆に特別ということで思い出にして欲しいです(笑)!」と、喉のコンディションが悪いことを謝りつつ、笑いを誘った。
水曜日のカンパネラ『RELEASE PARTY〜LET’S PARTY 4〜』
続く3曲目の「ディアブロ」では、観客が振り付けとコール&レスポンスで一体感を生み出し、4曲目「赤ずきん」へ。おばあさんの格好をしたオオカミが登場し、サビではかわいいペンギンダンスが披露された。5曲目の「モヤイ」ではステージをおり、客席中央の脚立にのぼってパフォーマンスを行う。
「モヤイ」が終わると、ステージの「聖徳太子」ミュージックビデオのようなセットで、曲になぞらえた“お悩み相談室”を開催。「看護学生なのですが、髪色、髪型に迷っています」との悩みに対し、詩羽は「刈り上げピンクにすべし!」との提示で、観客の笑いを誘った。お悩み相談室が終わると、セットもそのままに「聖徳太子」へ。ファンクなサウンドに観客も体を揺らしていた。
水曜日のカンパネラ『RELEASE PARTY〜LET’S PARTY 4〜』
そして、ブレイクビーツとレゲエがミックスされた、水曜日のカンパネラ流のサマーソング「マーメイド」に続く。サビでは、詩羽が「オイ!オイ!」の声に合わせてタオルを振り回し、客席からも歓声が上がった。会場が爽やかな空気に包まれると、初代水曜日のカンパネラ時代から歌い継がれる代表曲「桃太郎」へ。昔話をコミカルに描いたユーモラスなダンスミュージックを歌いながら、詩羽はウォーターボールの中に入って客席の上を転がり、観客とさらなる一体感を見せた。
MCでは、詩羽が日本武道館公演を告知し、「武道館に向けて新しい試みだったり、武道館後も楽しいことを考えているので、ふらーっと遊びにきてほしいです!」とコメント。最近ネットニュースになったことを笑いながら、「自分の言葉やスタイルを大事にしているということがみんなに伝わればいいなと思っています。みんなも自分のことを大切にしながら、水曜日のカンパネラの曲を聴いて楽しんでくれたらうれしいです」と語る。
「みなさんが大好きな曲なんじゃないかな?」と話し、スタートした曲は大ヒット曲「エジソン」だ。イントロが流れると観客たちも一緒に歌い、より一層大きな歓声が会場を包む。アップテンポなハウスミュージックに、観客たちは体を揺らした。
水曜日のカンパネラ『RELEASE PARTY〜LET’S PARTY 4〜』
そのまま「招き猫」のサウンドが流れ始めると、ステージ上にバルーン型の巨大招き猫が登場。これも、初代水カンから受け継がれる伝統的演出のひとつで、ステージ中央には光る招き猫がパートナーとして鎮座。詩羽はしなやかに動きながら招き猫とじゃれたり、愛でたりしつつ、観客とともに手招きする振付で一体感を生んだ。そして、「ありがとうございました!みなさんまたぜひ遊びに来てください!愛してるよ!」と声を枯らしながらも言葉を残し、笑顔でライブの幕を閉じた。
水曜日のカンパネラ『RELEASE PARTY〜LET’S PARTY 4〜』
リリースパーティーの日本公演は、11月17日(金)まで続く。その後は、北京、上海、広州、台湾と、アジア公演も開催。また、来年2024年3月16日(土)には、日本武道館単独公演も控えている。

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