やけのはら × AISOによるアンビエン
ト・アルバム発表 12時間におよぶリ
リパも開催

株式会社エコーズブレスが運営する自動音楽構築システム「AISO」によるアーティスト・コラボレーション企画第5弾として、やけのはらがTARO NOHARA名義で楽曲参加し、自動音楽構築により展開されるコンセプト・アルバム『PARADISE LOST』が50点限定でリリースされた。
春の雨
加えて、同日から半年間限定で、本作の自動演奏を“12時間”収録した音源データの販売も開始。デバイス実機によるリアルタイム演奏ではないため、半永久的な変化こそ楽しめないものの、その規格外の収録時間により多様で現代的なライフ・スタイルに合わせた長時間のリスニングが可能となる。

【TARO NOHARA コメント】

この度「AISO」という自動音楽構築システムのために曲を作らせて頂きました。
もちろん、個人の音楽ファンにも届けば嬉しいのですが、念頭に置いた用途としては、お店や公共の場所で半永久的に流れ続けるようなイメージです。

そうなると、飽きずにずっと聴ける、しかし、必要以上に注意を引かない、流れていて不快ではない音楽である必要があると考えました。
普段は、差し色的に意外な要素を入れるのも好きなのですが、今回、心地良い音しか入れない、ただし、ありきたりな環境音楽にはしたくない、ということを意識して制作しました。
近年、コロナ禍が始まる前から、アンビエント音楽的なものを、グループや個人で制作してきましたが、聴かれる(流れる)場所での効果を本当に第一に考えたという意味では、初めてちゃんとアンビエントを作ったような気がします。

自分で作った音をAISOの専用ソフトウェアでプログラミングしていくのですが、これは普段の音楽制作とは違う脳の部位を使うような感覚の数学的作業で、難儀でした。
適切にプログラミング出来ると、毎回、音の組み合わせ、構成、順番が変わって再生されます。
つまり、作った自分でも、全体像を把握したり、構成をコントロールしたり出来ません。
それが、構成や長さが固定された既存の録音された音楽とは違う、AISOならではの音楽の概念であり、肝となる部分です。
自分でも、「あれ、これはなんだっけ?」とか、「へー、こうなるんだ」と、プレイバックするたびに新鮮に驚きました。
流し続ければ、聴いて頂く方にも同様に、同じようで同じではない、変化し続ける“生きた”(毎回新しく生を受ける)音楽の面白さが伝わるのではないかと思っています。

終わることのない音楽という面では、日本でバブル末期に立ち上がった(発想として近年のローファイ・ヒップホップ・チャンネルを先取りしていたとも考えられる)伝説のヒーリング(?)・ラジオ局「St. GIGA」からも影響を受けました。
音楽的には、アンビエント、ニューエイジ、テクノ的な発想、手法をベースに、「St. GIGA」の時代、90年代初頭のエッセンスも取り入れました。

全体のコンセプトとしては、「ここではないどこか」へと心を連れて行くような浮遊感、泡沫のパライソ、ユートピアのイメージをベースに、終わらない音楽再生装置が人類滅亡後も楽園の調べを奏で続けるといったディストピア的妄想も加味した世界観になっています。

私にとって新しいチャレンジであり、新しい発想、発見のきっかけとなる取り組みでした。
聴くという面でも、長さや構成が固定化されていない、リアルタイムで変化し続ける音楽というのは、今までにはない興味深いものではないかと思っています。
楽しんでいただけたら幸いです。

【Koji Nakamura コメント】

AISOでの音楽制作は人によって様々な形になる。それは制作者が思い描く理想の社会の形成を表すようで面白い。やけのはらくんのAISO「Paradise Lost」は、我々がもつ感覚の
部分に言葉や知性を与えるような、或いは何かを知らせるような、そういった優しさに溢れている。

【中澤敬(春の雨 cafe & records) コメント】

音を漂わせるのは難しい。約3分のぶつ切りにされた音楽の商品性は、人の意識を捕まえて離さない。
作者のイマジネーションはAISOを利用し、それから解放され美しく漂っている。その浮遊の連続性は宇宙に投げ出されたカプセルの軌道のように神秘的だ。
また、ある種の作家性すら部分的に放棄し、偶発的な音の成り立ちを尊重している。その偶発性は自然の造形のようでもある。木々を揺らす切れ間のない風のように美しい音楽
だ。

【Go Hiyama コメント】

お声がけさせていただいた当初から やけのはらさんは、AISOによる音楽の社会実装を視野にとらえているのが読み取れた。アーティスト版としては新たな起点で、驚いた。
完成した音を聴いて、『PARADISE LOST』は本人が観ている景色とそれへの反応なのかもと感じる。憑依した気すらする。発する音はぐいぐいと目の前のフィールドを描き広げ
ていく。「おお、ココはコウ観えるのか」とキョロキョロしながら歩を進める。空想散歩道。


【リリース情報】

TARO NOHARA a.k.a.やけのはら 『PARADISE LOST』

Release Date:2023.09.01 (Fri.)

*50点限定

■ 購入ページ(AISOオンライン・ショップ)(https://soundtimes.theshop.jp/items/77515497)

==

『PARADISE LOST』音源データ

Release Date:2023.10.08 (Sun.)*
Price:¥10,000 (Tax in)

*収録時間:約12時間
*6ヶ月間限定販売

■ 購入ページ(AISOオンライン・ショップ)(https://soundtimes.theshop.jp/categories/2807480)

==

■ 「AISO」 オフィシャル・サイト(https://aiso.ooo/)

■■やけのはら/TARO NOHARA: X(Twitter)(https://twitter.com/yakenohara_taro) / Instagram(https://www.instagram.com/yakenohara_taro/)
株式会社エコーズブレスが運営する自動音楽構築システム「AISO」によるアーティスト・コラボレーション企画第5弾として、やけのはらがTARO NOHARA名義で楽曲参加し、自動音楽構築により展開されるコンセプト・アルバム『PARADISE LOST』が50点限定でリリースされた。
春の雨
加えて、同日から半年間限定で、本作の自動演奏を“12時間”収録した音源データの販売も開始。デバイス実機によるリアルタイム演奏ではないため、半永久的な変化こそ楽しめないものの、その規格外の収録時間により多様で現代的なライフ・スタイルに合わせた長時間のリスニングが可能となる。

【TARO NOHARA コメント】

この度「AISO」という自動音楽構築システムのために曲を作らせて頂きました。
もちろん、個人の音楽ファンにも届けば嬉しいのですが、念頭に置いた用途としては、お店や公共の場所で半永久的に流れ続けるようなイメージです。

そうなると、飽きずにずっと聴ける、しかし、必要以上に注意を引かない、流れていて不快ではない音楽である必要があると考えました。
普段は、差し色的に意外な要素を入れるのも好きなのですが、今回、心地良い音しか入れない、ただし、ありきたりな環境音楽にはしたくない、ということを意識して制作しました。
近年、コロナ禍が始まる前から、アンビエント音楽的なものを、グループや個人で制作してきましたが、聴かれる(流れる)場所での効果を本当に第一に考えたという意味では、初めてちゃんとアンビエントを作ったような気がします。

自分で作った音をAISOの専用ソフトウェアでプログラミングしていくのですが、これは普段の音楽制作とは違う脳の部位を使うような感覚の数学的作業で、難儀でした。
適切にプログラミング出来ると、毎回、音の組み合わせ、構成、順番が変わって再生されます。
つまり、作った自分でも、全体像を把握したり、構成をコントロールしたり出来ません。
それが、構成や長さが固定された既存の録音された音楽とは違う、AISOならではの音楽の概念であり、肝となる部分です。
自分でも、「あれ、これはなんだっけ?」とか、「へー、こうなるんだ」と、プレイバックするたびに新鮮に驚きました。
流し続ければ、聴いて頂く方にも同様に、同じようで同じではない、変化し続ける“生きた”(毎回新しく生を受ける)音楽の面白さが伝わるのではないかと思っています。

終わることのない音楽という面では、日本でバブル末期に立ち上がった(発想として近年のローファイ・ヒップホップ・チャンネルを先取りしていたとも考えられる)伝説のヒーリング(?)・ラジオ局「St. GIGA」からも影響を受けました。
音楽的には、アンビエント、ニューエイジ、テクノ的な発想、手法をベースに、「St. GIGA」の時代、90年代初頭のエッセンスも取り入れました。

全体のコンセプトとしては、「ここではないどこか」へと心を連れて行くような浮遊感、泡沫のパライソ、ユートピアのイメージをベースに、終わらない音楽再生装置が人類滅亡後も楽園の調べを奏で続けるといったディストピア的妄想も加味した世界観になっています。

私にとって新しいチャレンジであり、新しい発想、発見のきっかけとなる取り組みでした。
聴くという面でも、長さや構成が固定化されていない、リアルタイムで変化し続ける音楽というのは、今までにはない興味深いものではないかと思っています。
楽しんでいただけたら幸いです。

【Koji Nakamura コメント】

AISOでの音楽制作は人によって様々な形になる。それは制作者が思い描く理想の社会の形成を表すようで面白い。やけのはらくんのAISO「Paradise Lost」は、我々がもつ感覚の
部分に言葉や知性を与えるような、或いは何かを知らせるような、そういった優しさに溢れている。

【中澤敬(春の雨 cafe & records) コメント】

音を漂わせるのは難しい。約3分のぶつ切りにされた音楽の商品性は、人の意識を捕まえて離さない。
作者のイマジネーションはAISOを利用し、それから解放され美しく漂っている。その浮遊の連続性は宇宙に投げ出されたカプセルの軌道のように神秘的だ。
また、ある種の作家性すら部分的に放棄し、偶発的な音の成り立ちを尊重している。その偶発性は自然の造形のようでもある。木々を揺らす切れ間のない風のように美しい音楽
だ。

【Go Hiyama コメント】

お声がけさせていただいた当初から やけのはらさんは、AISOによる音楽の社会実装を視野にとらえているのが読み取れた。アーティスト版としては新たな起点で、驚いた。
完成した音を聴いて、『PARADISE LOST』は本人が観ている景色とそれへの反応なのかもと感じる。憑依した気すらする。発する音はぐいぐいと目の前のフィールドを描き広げ
ていく。「おお、ココはコウ観えるのか」とキョロキョロしながら歩を進める。空想散歩道。


【リリース情報】

TARO NOHARA a.k.a.やけのはら 『PARADISE LOST』

Release Date:2023.09.01 (Fri.)

*50点限定

■ 購入ページ(AISOオンライン・ショップ)(https://soundtimes.theshop.jp/items/77515497)

==

『PARADISE LOST』音源データ

Release Date:2023.10.08 (Sun.)*
Price:¥10,000 (Tax in)

*収録時間:約12時間
*6ヶ月間限定販売

■ 購入ページ(AISOオンライン・ショップ)(https://soundtimes.theshop.jp/categories/2807480)

==

■ 「AISO」 オフィシャル・サイト(https://aiso.ooo/)

■■やけのはら/TARO NOHARA: X(Twitter)(https://twitter.com/yakenohara_taro) / Instagram(https://www.instagram.com/yakenohara_taro/)

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