亜咲花

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【亜咲花 インタビュー】
個性を出していかないと、
亜咲花が歌う必然性がなくなる

3rdアルバム『Who’s Me?』には映画『ゆるキャン△』オープニングテーマ「Sun Is Coming Up」、TVアニメ『サマータイムレンダ』2ndオープニングテーマ「夏夢ノイジー」などのタイアップ曲だけでなく、新曲2曲も収録! 多彩なサウンド、表現力豊かな歌声を堪能させてくれる本作についての想いを訊くべく、本人を直撃した。

憧れを見つける場所が、
私にとってのアニメだった

3歳から5年間、アメリカのミシガン州に住んでいらっしゃったそうですが、どんなアニメを観ていました?

当時は配信がなかったので、向こうで放送されているカートゥーン ネットワークをひたすら観ていました。PUFFYさんが『ハイ!ハイ! パフィー・アミユミ』でアニメになっていた頃で、その放送を英語で観ていましたね。

日本のふたり組だという認識はなかったんじゃないですか?

そうなんです。日本に帰ってきて大人になってから“実在する日本人なんだ⁉”と知りました(笑)。

(笑)。アメリカに輸入された日本のアニメを観たことはありました?

『NARUTO -ナルト-』は観ていましたね。『ポケモン』もアメリカで大人気でしたし。でも、アメリカのアニメを観ることのほうが多くて、『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』とか有名な作品以外の日本のアニメはあまり知らなかったです。

日本で育った同世代の方々と較べると、かなり特殊なアニメ体験をした幼少期ということみたいですね。

はい。かなり特殊だったと思います。日本に帰国してから目新しいものがたくさんあったので、全部吸収していました。そうやって吸収したもののひとつがアニメだったんです。深夜アニメが全盛期を迎えていた時期に帰国したので、『涼宮ハルヒの憂鬱』(以下、『ハルヒ』)『らき☆すた』などを観ていましたね。“自分も高校生になったらこういう部活を作りたい”“屋上でご飯を食べたい”“放課後にみんなで宿題をやりたい”みたいな想像をしていたんです。全然そんな高校時代ではなかったですけど(笑)。憧れを見つける場所が、私にとってのアニメでだったんです。

『ハルヒ』のエンディングテーマの「ハレ晴レユカイ」で踊っていたんですよね?

振り付けを完コピしていましたね(笑)。ニコニコ動画が盛り上がっていた頃で、そういう中でキャラソンの魅力も知るようになったんです。キャラソンの文化ってアメリカのアニメにはなかったんですよ。“日本は声優さんが歌って踊る展開になっているんだ!?”と知って、それもアニメの沼にハマるきっかけになりました。小5の時に『ハルヒ』でキョン役の杉田智和さんの声が大好きになって、声優さんにも惹かれるようになったんです。杉田さんの出演されているアニメを追って『SKET DANCE』『銀魂』をはじめ、たくさん観ましたね。杉田さんによってアニメ好きが加速したと言っても過言ではないと思います。

『マクロスF』との出会いも大きかったそうですね?

はい。『マクロス』シリーズを観る前にMay'nさんのステージを観たんです。May'nさんが歌っていらっしゃる姿を観て、“すごい人がいる!?”と驚きました。『マクロスF』を観て“アニメ作品はアニソンも含めたものなんだな。歌も作品の一部なんだ”と気づいたのも大きいです。アニソン歌手はアニメ作品を背負って歌いますけど、May'nさんはキャラクターも背負って歌っていたんですよね。自分もアニソン歌手になってからは、それは“すごい”という言葉だけで済ませてはいけないと感じるようになって。May'nさんはアニソン歌手として作品とキャラクターを背負いながら自分自身も表現されますし、そのバランス感覚も抜群なんです。当時の自分はそこまでは分かっていなかったですけど、“May'nさんになろう!”と思いました。“アニソン歌手になりたい”というよりは、“May'nさんになりたい!”というのが先でしたね。
亜咲花
アルバム『Who’s Me?』【DVD付属盤】(CD+DVD)
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OKMusic編集部

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