高杉真宙、初のシェイクスピア劇『ロ
ミオとジュリエット』に挑む ヒロイ
ンは藤野涼子

2023年9月・10月、東京・大阪・富山・愛知・福岡・仙台にて、『ロミオとジュリエット』が上演されることが決定した。
ウィリアム・シェイクスピアの代表作のひとつ『ロミオとジュリエット』。若者の、疾走する激しくもたった5日間の恋の結末を描いたこの作品は、映画・バレエ・音楽など様々な芸術に影響を与えた傑作として知られている。今回、演出に故蜷川幸雄氏の演出助手・演出補として、氏の手掛けるシェイクスピア劇を一番間近で体感してきた井上尊晶を迎え、舞台『ロミオとジュリエット』をおくる。
主演のロミオ役には、ドラマ・映画・舞台で活躍中の高杉真宙。人気はもちろん、着実にキャリアを重ねる彼が、初のシェイクスピア劇にて、ロミオ役に挑む。ジュリエット役には若手実力派俳優の中でも輝きを増している藤野涼子。
高杉真宙
藤野涼子
シェイクスピアがこの作品を執筆していたといわれている1590年代のロンドンでは、致死率が非常に高いペストと呼ばれる感染症が流行し、人々は不自由な生活を強いられていた。2020年のコロナ禍の対策で劇場が閉鎖されたように、シェイクスピアの時代も劇場が封鎖されたという。そのような時代にシェイクスピアがこの作品に託した夢とは……。
今回、上演とともに解禁となったメインビジュアルは、《ヒビ》 が特徴的な作品を生み出す現代アーティストのAKI山(AKIY)氏による作品とのコラボレーション。
どんな公演になるのか、楽しみにしよう。なお、その他出演者含め、公演詳細は後日発表となる。
【あらすじ】
ヴェローナにはキャピュレット家とモンタギュー家という敵対する名家があった。 モンタギュー家のロミオ(高杉真宙)は、キャピュレット家の仮面舞踏会に友人のマキューシオ、ベンヴォーリオとともにしぶしぶ忍び込む。そこでジュリエットの従兄弟であるティボルトに見つかり、ティボルトの敵対心の強さから一触即発となるがキャピュレット卿になだめられ、その場は収まった。舞踏会で偶然、キャピュレットの令嬢であるジュリエット(藤野涼子)と出会ったロミオ。二人は、お互いに何者かを知らぬまま、出会った瞬間に恋におちるが、すぐにお互いが敵同士の家であることを知る。ジュリエットへの熱い想いに駆り立てられその場を立ち去りがたいロミオは、舞踏会の後、キャピュレット家に忍び込み、偶然、ジュリエットの部屋のバルコニー下に辿り着く。バルコニーではジュリエットがひとりでロミオへの愛を語り、恋した相手が敵の家の者であることを嘆いていた。それを聞いたロミオはたまらずに彼女の前に姿を現し、二人は愛を誓い合う。
ロミオからこの恋の相談を受けたロレンス神父は、二人の恋に両家の不和を終わらせる希望の光があるのではと考え、手助けをすることを決める。 ロレンス神父のもと、二人だけの結婚式を挙げたロミオは、その帰り道ティボルトと出くわす。ロミオは、血縁関係となったティボルトとのいさかいを避けようとするが、その場にいたマキューシオは、ロミオのそんな煮え切らない態度に苛立ちながら、ティボルトと喧嘩となる。そこで……

高杉真宙 コメント
この度、舞台『ロミオとジュリエット』にて、ロミオ役を演じさせて頂くことになりました。さまざまな方達が演じてきた、さまざまな方達が知っている物語。若さゆえの葛藤と愚直さが愛おしく、僕も僕自身がどのように演じるのか楽しみです。藤野さんと一緒に真っ直ぐ、未来を見たロミオとジュリエットを知っていきたいと思います。
藤野涼子 コメント
出演が決まったと聞いたとき、あまりにも嬉しくて、大きな声を出してしまい、周りの人がびっくりしていました(笑)。14歳のジュリエットの純粋で情熱的にロミオを愛する気持ちを、自分が持っているものに重ねて演じられたらと思っています。シェイクスピアはすごく難しそうなイメージがあると思いますが、今の自分たちの悩みなどがそのまま台詞として出ていてリンクすることもあり、お客様は、この作品を通して共感できる部分や自分の体験を重ねるものがたくさんあるのではと思っています。演出の井上さんともロミオ役の高杉さんとも初めてお仕事をさせて頂きます。スチール撮影で初めてお二人とお会いしてお二人ともやわらかな雰囲気で、心を通わせることができそうだなと今から稽古が楽しみです。
演出:井上尊晶 コメント
演劇は、開演したら誰にも止めることができない。ヤジが飛ぼうが、石が飛んでこようが…役者たちは、全てを曝して突っ走らなければならない——これは、ロミオとジュリエットそのものの姿じゃないか。ならば、僕らスタッフ、高杉くんと藤野さんとで、このシェイクスピアの言葉を全身全霊で劇場に起ち上がらせ、千人の観客の眼差しに耐え得る作品にしなければと考えています。
劇場で、お待ちしています。「世界はすべて一つの舞台、人はみな役者にすぎぬ。」(W・シェイクスピア)
画:AKI山 コメント
私が作品に込める《ヒビ》とは全ての物事の始まりであり、一人ひとりが覗き込むことのできる無限の可能性のきっかけです。私の役割とは、そんな可能性を受け取ってもらうための新しい日々を作っていくことだと想います。私の作品、コンセプトともに、今回の宣伝ビジュアルを作成される際に気に入っていただき大変光栄に思います。

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