はっぴいえんど
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はっぴいえんどハッピイエンド
今では考えられぬことだが、30年前の日本では「果たして日本語がロックのリズムに乗るのか?」という論争が真剣に行なわれていた。その台風の目になっていたのが黎明期の日本ロックを代表するグループ、はっぴいえんどである。69年に細野晴臣(b)、大滝詠一(vo&g)、鈴木茂(g)、松本隆(ds)の4人によって結成され、70年、アルバム『はっぴいえんど』でデビューする。バッファロー・スプリングフィールドやモビー・グレープなど当時最先端であったアメリカン・ロックのテイストと、日本文学風の詞を融合したオリジナル日本語ロックは、発表と同時に前述した論争を巻き起こしたのだ。つづく『風街ろまん』は、高度経済成長によって失われてしまった東京の原風景に対する郷愁や喪失感を綴った松本の歌詞と、卓抜した演奏力によって洋楽ロックに引けを取らないサウンドを創り上げ、バンドのひとつの到達点となる。その後、解散が決定している状況下のなか、ロサンゼルス録音によるラスト・アルバム『HAPPY END』を発表。最後に収められている「さよならアメリカ さよなら日本」は、“アメリカ・ロック・シーンからの影響”と“正当な評価を下せない日本への決別宣言”とも取れる。実質3年間という短い期間の活動だったが、その後のロック・シーンに与えた影響は計り知れず、現在もそのフォロワーは後を絶たない。そして解散後の4人の活躍は説明するまでもないだろう。
はっぴいえんどのニュース
- SPICE2023年09月12日
- SPICE2023年05月24日
- SPICE2023年02月21日
はっぴいえんどの連載コラム
- OKMusic編集部2019年06月10日
- OKMusic編集部2017年11月22日
- OKMusic編集部2015年10月29日
曲・アルバム
風街ろまん
2005年03月16日リリース
アルバム・12曲- 1 風をあつめて
- 2 夏なんです
- 3 暗闇坂むささび変化
- 4 あしたてんきになあれ
- 5 春らんまん
- 6 はいから・びゅーちふる
- 7 花いちもんめ
- 8 はいからはくち
- 9 抱きしめたい
- 10 空いろのくれよん
- 11 颱風
- 12 愛餓を
風街ろまん
はっぴいえんど
2005年03月16日リリース
アルバム・11曲- 1 12月の雨の日
- 2 しんしんしん
- 3 春よ来い
- 4 はっぴいえんど
- 5 朝
- 6 敵タナトスを想起せよ!
- 7 飛べない空
- 8 あやか市の動物園
- 9 続はっぴ-いいえ-んど
- 10 かくれんぼ
- 11 いらいら
はっぴいえんど
風をあつめて - Single
HAPPY END
2000年02月04日リリース
アルバム・9曲- 1 氷雨月のスケッチ
- 2 明日あたりはきっと春
- 3 風来坊
- 4 さよなら通り3番地
- 5 さよならアメリカさよならニッポン
- 6 相合傘
- 7 無風状態
- 8 外はいい天気
- 9 田舎道
HAPPY END