「幼女戦記」第2期製作決定 ゼート
ゥーアが現状の打開を画策する予告映
像など公開

(c)カルロ・ゼン・KADOKAWA刊/幼女戦記2製作委員会 テレビアニメ「幼女戦記」の第2期「幼女戦記II」の製作が決定した。予告映像とティザービジュアルも公開されている。
 原作は、カルロ・ゼン氏によるファンタジー小説。魔導と銃器が混在する異世界に孤児の少女ターニャ・デグレチャフ(CV:悠木碧)として転生したエリートサラリーマンが、神を自称する“存在X”への反感を胸にいだきながら、軍人となって過酷な戦場にその身を投じていく姿を描く。2017年にテレビアニメ第1期が放送され、19年に続編となる劇場版が公開された。
 予告映像では、四面楚歌に陥った帝国の現状を憂うハンス・フォン・ゼートゥーア中将(大塚芳忠)が、状況を打開すべくある人物の抹消を画策していることが明かされる。ティザービジュアルには、軍装に身を包んだ主人公のターニャが凶悪な笑みを浮かべる様子が描かれている。
 メインスタッフは第1期から続投。上村泰監督のもと、キャラクターデザイン・総作画監督を細越裕治、脚本を猪原健太が担当する。アニメーション制作はNUTが行う。原作者のカルロ・ゼン氏は「ようやく、2期をお知らせできます。長らくお待たせしました。今回も、NUT様です。監督も、脚本も、原作者も1期と同じ組み合わせ。そして、幼女戦記を出版したのは旧エンターブレイン。つまり、大丈夫! いつもの幼女戦記だよ!」と変わらぬ布陣への信頼を語った。
 また、6月19日に配信された特番「『幼女戦記』生還記念座談会~激闘を振り返って~」内で公開された、完全新規映像「砂漠のパスタ大作戦」が、AT-Xで放送されることも決まった。テレビシリーズ第1期と劇場版をつなぐエピソードを描くショートストーリーとなっている。6月27日午後10時30分からオンエア。今回発表された関係者のコメントは以下の通り。
【カルロ・ゼン(原作)】
 ようやく、2期をお知らせできます。長らくお待たせしました。今回も、NUT様です。監督も、脚本も、原作者も1期と同じ組み合わせ。そして、幼女戦記を出版したのは旧エンターブレイン。つまり、大丈夫! いつもの幼女戦記だよ!
【上村泰(監督)】
 再び戦場に帰ってきました。TVシリーズ1期終了後に劇場版が決定したのも、今回の2期決定も本当にみなさんの声援のおかげです。本当に本当にありがとうございます!! 今回も全身全霊をもって全力で頑張りたいと思います! ターニャやおじさんたちの活躍を楽しみに待っていてください!!
【猪原健太(脚本)】
 脚本家は作戦参謀なり── という言葉が笠原和夫先生の著作にあったと記憶しているが、幼女戦記における脚本打合せも参謀本部然としていて、原作小説を戦場地図に見立てるように、指揮官の監督を筆頭として議論百出、大激戦の1期と劇場版を経てきた末、ここにきての2期製作命令……あの戦いが再びとなると、これ以上ないほど喜ばしく、身が引き締まる思いです。全力を尽くすのみであります。

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