【真心ブラザーズ リコメンド】
変わらず緩く軽やかに、
変わらず名曲を生み続ける真心の現在
桜井、YO-KING、
それぞれの真心像がある面白さ
95年リリースのアルバム『KING OF ROCK』は、93年にリリースされたベスト盤『けじめの位置 ~栄光の軌跡 II~』と聴き比べ、明らかな変化を感じる作品だ。このアルバムに収録された「愛」は、今作で東京スカパラダイスオーケストラをゲストに迎えてセルフカバー。グルービーなビートを彩るスカパラホーンズの音色、緩急付けた展開が心地良い演奏の波を華麗に泳ぎ渡るようなYO-KINGのフロウ。25年の時を経て、ついに完成形に辿り着いたんじゃないかとさえ思う。
そして、真心ブラザーズと言えば、桜井秀俊のヴォーカル曲も大きな魅力のひとつ。同じく『KING OF ROCK』収録、桜井ヴォーカルによる「今しかない 後がない」も大名曲だ。《今しかない後がない この瞬間》と好きな子を前にビビる自分を励ます歌詞を、やさしく温かみある声で歌い上げて作る曲世界は、桜井だからこそ作れるもの。
99年リリースのアルバム『GOOD TIMES』収録の「突風」は、ファンの強い要望で後にシングルカットされた。今作ではグレートマエカワ(Flower Companyz)、サンコンJr.(ウルフルズ)と盟友をゲストに迎えて、♪ジャカジャ~~ン!と始まり、強烈な突風を放つロックアレンジでカバーしている。サンボマスターをゲストに迎えた01年リリースの「明日はどっちだ!」は、奥行きあるギターサウンドに乗せたYO-KINGの歌声がエモーショナルに響く。同年リリースの「この愛は始まってもいない」は、切なくいじらしい愛を歌ったラブソングで、Low Down Roulettesの息の合った演奏とYO-KINGの伸びやかな歌声が、曲世界にどっぷり浸らせてくれる。
真心は01年のアルバム『夢の日々~SERIOUS & JOY~』リリース後の充電期間を経て、05年より活動再開。マイペースながらコンスタントにライヴや作品を発表し続け、デビュー25周年を迎えた14年には自身のレーベル『Do Thing Recordings』を設立し、アルバム『Do Sing』をリリースする。そして、30周年を迎えた現在。最新曲「はなうた」を聴くと、変わらず軽やかに緩やかに音楽を楽しみ、変わらず名曲を生み続けているふたりの姿が見えてきて、嬉しくなってしまった。ゆったりしたビートに乗せて《レールはない 先が前とは言い切れない ましてゴールじゃない》と歌うこの曲がラストの今作を聴き終えた時、真心ブラザーズにはこれからもふたり仲良く、変わらず楽しくエネルギッシュに音楽を鳴らし続けてほしいと心から思った。現在の真心が見える『トランタン』を聴いて、ぜひツアーで真心の現在を体感してほしい。
そして、真心ブラザーズと言えば、桜井秀俊のヴォーカル曲も大きな魅力のひとつ。同じく『KING OF ROCK』収録、桜井ヴォーカルによる「今しかない 後がない」も大名曲だ。《今しかない後がない この瞬間》と好きな子を前にビビる自分を励ます歌詞を、やさしく温かみある声で歌い上げて作る曲世界は、桜井だからこそ作れるもの。
99年リリースのアルバム『GOOD TIMES』収録の「突風」は、ファンの強い要望で後にシングルカットされた。今作ではグレートマエカワ(Flower Companyz)、サンコンJr.(ウルフルズ)と盟友をゲストに迎えて、♪ジャカジャ~~ン!と始まり、強烈な突風を放つロックアレンジでカバーしている。サンボマスターをゲストに迎えた01年リリースの「明日はどっちだ!」は、奥行きあるギターサウンドに乗せたYO-KINGの歌声がエモーショナルに響く。同年リリースの「この愛は始まってもいない」は、切なくいじらしい愛を歌ったラブソングで、Low Down Roulettesの息の合った演奏とYO-KINGの伸びやかな歌声が、曲世界にどっぷり浸らせてくれる。
真心は01年のアルバム『夢の日々~SERIOUS & JOY~』リリース後の充電期間を経て、05年より活動再開。マイペースながらコンスタントにライヴや作品を発表し続け、デビュー25周年を迎えた14年には自身のレーベル『Do Thing Recordings』を設立し、アルバム『Do Sing』をリリースする。そして、30周年を迎えた現在。最新曲「はなうた」を聴くと、変わらず軽やかに緩やかに音楽を楽しみ、変わらず名曲を生み続けているふたりの姿が見えてきて、嬉しくなってしまった。ゆったりしたビートに乗せて《レールはない 先が前とは言い切れない ましてゴールじゃない》と歌うこの曲がラストの今作を聴き終えた時、真心ブラザーズにはこれからもふたり仲良く、変わらず楽しくエネルギッシュに音楽を鳴らし続けてほしいと心から思った。現在の真心が見える『トランタン』を聴いて、ぜひツアーで真心の現在を体感してほしい。
文:フジジュン
「愛」MV(Short Ver. )
特別生産限定盤収録
『2019年ほぼ上半期』
ダイジェスト映像
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