【AnimeJapan2014】なぜか江頭2：50
が乱入！波瀾に満ちた AnimeJapan 2
014『健全ロボダイミダラー』ステー
ジイベント

　
さて、このたびAnimeJapan 2014 BLUE ステージでは、そんな本作のメインキャスト陣を招き、ステージイベントが開催された。
まずはダイミダラーのパイロット・真玉橋浩一役を演じる島崎信長氏、そのパートナーとなる楚南恭子役の日笠陽子さん、また浩一＆恭子に代わる新パイロット・喜友名霧子役の石上静香さん、天久将馬役の花江夏樹氏に加え、敵組織・ペンギン帝国のリカンツ＝シーベリーを演じる洲崎綾さんらが登壇。キービジュアルを見ながら、作品について語り合った。
　
花江さんは将馬の必殺技“ガリバーティンポ”について言及。「すいません、こういう作品なんです！」と客席に謝罪する島崎さんに対し、花江さんは「でもアニメでは“ティ”だけど、原作では“チ”なんです！」と意味不明の釈明を行った。そんな作品にもかかわらず、石上さんは「霧子ちゃんがはじめてのヒロインなので、（役が決まった時は）うれしかったです」と心が洗われるようなコメント。あなたは天使か。
　
また、なんと本作は世間的にはちゃんとロボットアニメというジャンルに属しているらしい、ということで、古今東西のロボットが集結して戦いを繰り広げるゲーム『スーパーロボット大戦』に参戦できるかどうか、というところにも話が及んだ。コミックマーケット85で配布された冊子「週刊ダミ通」にて、『スーパーロボット大戦』のプロデューサー・寺田貴信氏よりすでに微妙な回答もらっているのだが、洲崎さんは「出れますよ！」と希望を捨てていない様子。
　
敵であるペンギン帝国の戦闘員・ペンギンコマンドの話題も。みんな見た目が同じなので、イラストを見せられても、こっちとしては誰が誰だかわからないのだが、キャスト陣にはそれぞれお気に入りのペンコマがいるそう。でも、やっぱり見分けはつかないらしい。島崎さんは「僕はジェイクが好き。こんな見た目なのに、伊藤健太郎さんが主役を食うぐらい熱血な、すげーかっこいい声でシャウトするんですよ。こんな見た目なのに！」とのこと。ペンコマの面々は村田太郎さん、浅沼晋太郎さん、伊藤健太郎さん、保村真さん、福島潤さんら、そうそうたるキャストが演じている。視聴者のみなさんもお気に入りのペンコマを見つけていただきたい。
　
さらに、遠藤正明率いる遠藤会が歌い叫ぶOPテーマ「健全ロボ ダイミダラー」をBGMにしたPVを上映。先日公式サイトで公開されたばかりの熱い映像に、キャスト陣は「カッコイイ!!」と大喜び。客席からも（普通にカッコイイので）驚きの声が上がった。
　
最後は、キャスト陣から本作を楽しみにしているファンにメッセージが。
洲崎さん「『ダイミダラー』はすごくエッチな作品ですけど、ロボットが登場するシーンはとても熱くて、ギャグとシリアスが入り混じった作品です。どうかよろしくお願いします」
　
花江さん「大人が本気でまじめに悪ふざけをしているすごく楽しい作品です。僕らも精一杯演じさせていただいているので、応援してください」
　
石上さん「本作は前半が浩一くんと恭子ちゃんペア、後半が霧子ちゃんと将馬くんペアによる二部構成になっているので、その違いを楽しんでください」
　
日笠「あいも変わらず巨乳キャラを演じさせていただき、春からも安泰でございます。恭子は浩一くんのHi-ERO粒子を出すために、よく胸を揉まれるんですが、そのお芝居にも熱が入っています。バトルも声が枯れるまでがんばっているので、いろいろな意味で熱い『ダイミダラー』のオンエアを楽しみに待っていてください！」
　
島崎「先ほどのPVで、現場の熱は伝わったんじゃないかなと思います。悪ふざけが楽しくてしかたがなくて……でも、まじめに作っています。口で説明するより見ていただければすべてが伝わると思うので、ぜひともご期待ください!!」
　
熱のこもったメッセージを残してキャスト陣は退場。しかし、まだ時間が余っている……？　「髪の毛にさわらないで！　絶対に訴えないで!!」という客席へのお願いの後、突如として鳴り響く布袋寅泰の「スリル」！　客席をかき分けて、なんとあの江頭2：50がさっそうと乱入したのだ！　いったいなぜエガちゃんなのか？　エガちゃんはダイミダラーを知っているのか!?　意味がわからないよ!!
　
そんな我々の素朴な疑問もどこ吹く風。事前に「絶対に撮影禁止」とクギを刺されていたにも関わらず、エガちゃん自ら「お前ら俺を撮れぇー！俺がルールだ!!」と、撮影を解禁。さすがエガちゃん、器でけぇ～!!エガちゃんは客席を縦横無尽に駆け巡り「ドーン！」を連発披露。「ペンギンコマンドかよ」というツッコミには、「ちがうよ、アイツラのはしっぽだろ！俺のはチ○ポだよ!!」と応酬した。おいおい、エガちゃんダイミダラー知ってんじゃん!!　っていうか、そういうつながりかよ、今わかったよ!!
さらに、声優陣が登壇するも、石上さんにエガちゃんの魔の手が伸びる！　わかってた、俺この展開わかってたよ!!
　
そして、エガちゃんから会場のみんなに重大発表！　なんと「anan」の“セックスしたくない男ナンバー1”に輝いたというのだ!!　……通常営業です。
「そんな俺を呼んでくれたダイミダラー、最高!!」と雄叫びをあげるエガちゃん。なんと、その感謝を示すために“ダイミダラーの踊り”を作ってきたのだという。「一緒に踊ってくれたヤツには手製のプレゼントを渡す」つもりだったらしいが、客席を一望して「危ない奴らばっかりじゃん。引きこもりがやっと来たって感じだよ」と嘆息し、しかたがないので司会の宣伝部長をチョイス。ともに怪しい踊りを踊り、「今までいろんなところでやってきたけど、この踊りを一緒に踊ってくれたのはお前がはじめて！　普通踊らないぞ!!」と絶賛のうえ、ごほうびとして手描きの佐村河内守のサインを手渡した。なんと、漢字がわからないので、わざわざ調べて書いたのだそう。
　
こうして嵐は去った。正直書いている側もテンションが高くなりすぎて、何が起こったのかイマイチ把握してきれていないのだが、ひとつだけわかったことがある。あのエガちゃんが言うのだ、間違いない。「ダイミダラー、最高!!」
　


©なかま亜咲・eb刊/ペンギン帝国