首振りDolls、
マンスリーインタビュー第5弾では
プロデューサーの戸城憲夫を迎えて
アルバム『アリス』を語る
優等生が出来ないのがロックンロール
――今作『アリス』は、戸城さんから、“アリス・クーパーみたいな音像のミックスにしよう”という提案があったと聞いていますが。
戸城:そう。さっき言った、ラリー・グラハム以前のバンドの音をやって欲しいというのもそうなんだけど、俺はアリス・クーパーみたいになって欲しいなって思っているから。希望としてはね。俺が首振りDollsをそういう方向性に持っていきたいということじゃなく、首振りDollsは派手に化粧をしているし、今までのアングラな魅せ方のイメージもあって、俗に言うV系というカテゴリーに括られてしまいがちなんだけど、やってる音楽性は決してそっちのルーツの音ではないオールドロックやロックンロールやパンクを基盤とした音だし、サウンド面もそこにカテゴライズされるものではないからね。
――そうですね。そこをちゃんと説得力のある音で証明したいというところですよね。
戸城:そうそう。
――戸城さん、そういえば、音をちゃんとイメージで伝えていけるように、新しい衣装の打ち合わせのときも、“ギラギラのジャンプスーツ着ろ!”っておっしゃってましたもんね(笑)。
ジョニー:言われた(笑)!
戸城:そう。ギッラギラのね(笑)。
ナオ:ジョニーならいける気がする!って話になってたんだけどね(笑)。
――いけるのかなぁ(笑)。でも、最近のライヴで披露する“ミックジャガーダンス”を見ていると、いけそうな気もするけどね(笑)。ところで、戸城さんが最初に『アリス』の14曲を聴いた感想はどんな感じでした?
戸城:最初デモで聴いたときは、おいおい、なんかちょっと地味じゃねぇかな? って言ったんだよね。
ナオ:最初に戸城さんに送ったのは「ティーネイジ」と「ティーンネイジャーアンドロックンロール」が入っていない12曲やったかな?
戸城:そうそうそう。「ティーネイジ」はインディーズのアルバムに入ってた曲だったんだけど、派手さが欲しいから今回再録で入れなよって言って。
ジョニー:そうでしたね。会議とかじゃなくてただの飲み会のときに(笑)。
戸城:そうそうそう。それとは別に、もう1曲くらいアッパーな曲があったほうがいいよって言ったら、“必殺の曲があるんですよ!”ってすげぇ自信満々に言うからさ。
ジョニー:え!? そんなこと言いましたっけ(笑)。
ナオ:言ってた言ってた(笑)。
ジョニー:完全に酔っ払ってたな(笑)。
ナオ:それで持ってきたのが「ティーンネイジャーアンドロックンロール」。
戸城:でも、その段階では、歌も入ってないカラオケ状態だったら、正直、え? これ要らなくね?って言う感じの曲だったわけよ。で、これなら要らないよって言ったんだけど、ジョニーがどうしても入れるって言うから、じゃあどうぞって(笑)。
ジョニー:じゃあ遠慮なく入れさせて頂きます! って、入れさせてもらったんですよね(笑)。
戸城:そう。でもな、今や「ティーンネイジャーアンドロックンロール」はツアーで定番の曲となって、さらにはアンセムになってるっていう。分からないもんですねぇ〜っていうね。
――ライヴでは大合唱が起こってますからね。
ナオ:みんな3コード好きなんやね。
――そうね、ロックンロールの基本形でもあるからね。
戸城:そうそう。王道のロックンロールというかね。もうちょっと頭使って作った方がいいんじゃねぇの? って思ったというか(笑)。カラオケの段階では本当にそう思ったからね(笑)。
ジョニー:あははは。結局、頭使わないまま完成したんですよ(笑)。
――でも、頭使わないくらいの方がいいんじゃないかなってとこもありますもんね。
戸城:そうそう。もちろん、一番大事なのは頭使わないことだからね。優等生が出来ないのがロックンロールだからね。
ジョニー:あ、それ素晴らしい! 本当にそうです!
――たしかに、今、IQ高いロックが主流だったりしますからね。
戸城:今みんな真面目過ぎるからな。
戸城:そう。さっき言った、ラリー・グラハム以前のバンドの音をやって欲しいというのもそうなんだけど、俺はアリス・クーパーみたいになって欲しいなって思っているから。希望としてはね。俺が首振りDollsをそういう方向性に持っていきたいということじゃなく、首振りDollsは派手に化粧をしているし、今までのアングラな魅せ方のイメージもあって、俗に言うV系というカテゴリーに括られてしまいがちなんだけど、やってる音楽性は決してそっちのルーツの音ではないオールドロックやロックンロールやパンクを基盤とした音だし、サウンド面もそこにカテゴライズされるものではないからね。
――そうですね。そこをちゃんと説得力のある音で証明したいというところですよね。
戸城:そうそう。
――戸城さん、そういえば、音をちゃんとイメージで伝えていけるように、新しい衣装の打ち合わせのときも、“ギラギラのジャンプスーツ着ろ!”っておっしゃってましたもんね(笑)。
ジョニー:言われた(笑)!
戸城:そう。ギッラギラのね(笑)。
ナオ:ジョニーならいける気がする!って話になってたんだけどね(笑)。
――いけるのかなぁ(笑)。でも、最近のライヴで披露する“ミックジャガーダンス”を見ていると、いけそうな気もするけどね(笑)。ところで、戸城さんが最初に『アリス』の14曲を聴いた感想はどんな感じでした?
戸城:最初デモで聴いたときは、おいおい、なんかちょっと地味じゃねぇかな? って言ったんだよね。
ナオ:最初に戸城さんに送ったのは「ティーネイジ」と「ティーンネイジャーアンドロックンロール」が入っていない12曲やったかな?
戸城:そうそうそう。「ティーネイジ」はインディーズのアルバムに入ってた曲だったんだけど、派手さが欲しいから今回再録で入れなよって言って。
ジョニー:そうでしたね。会議とかじゃなくてただの飲み会のときに(笑)。
戸城:そうそうそう。それとは別に、もう1曲くらいアッパーな曲があったほうがいいよって言ったら、“必殺の曲があるんですよ!”ってすげぇ自信満々に言うからさ。
ジョニー:え!? そんなこと言いましたっけ(笑)。
ナオ:言ってた言ってた(笑)。
ジョニー:完全に酔っ払ってたな(笑)。
ナオ:それで持ってきたのが「ティーンネイジャーアンドロックンロール」。
戸城:でも、その段階では、歌も入ってないカラオケ状態だったら、正直、え? これ要らなくね?って言う感じの曲だったわけよ。で、これなら要らないよって言ったんだけど、ジョニーがどうしても入れるって言うから、じゃあどうぞって(笑)。
ジョニー:じゃあ遠慮なく入れさせて頂きます! って、入れさせてもらったんですよね(笑)。
戸城:そう。でもな、今や「ティーンネイジャーアンドロックンロール」はツアーで定番の曲となって、さらにはアンセムになってるっていう。分からないもんですねぇ〜っていうね。
――ライヴでは大合唱が起こってますからね。
ナオ:みんな3コード好きなんやね。
――そうね、ロックンロールの基本形でもあるからね。
戸城:そうそう。王道のロックンロールというかね。もうちょっと頭使って作った方がいいんじゃねぇの? って思ったというか(笑)。カラオケの段階では本当にそう思ったからね(笑)。
ジョニー:あははは。結局、頭使わないまま完成したんですよ(笑)。
――でも、頭使わないくらいの方がいいんじゃないかなってとこもありますもんね。
戸城:そうそう。もちろん、一番大事なのは頭使わないことだからね。優等生が出来ないのがロックンロールだからね。
ジョニー:あ、それ素晴らしい! 本当にそうです!
――たしかに、今、IQ高いロックが主流だったりしますからね。
戸城:今みんな真面目過ぎるからな。