LOUDNESS、back number、flumpool
など12月リリースの8作を紹介
故郷の青森から発信されたアルバム。自身と向き合い、生きることと向き合って生み出された曲の数々は日常から乖離することなく、時にヒリヒリするほど鋭く、時にやさしい。アルバムのタイトルは現代社会が抱える問題を思い起こさせるが影を歌って光を浮かび上がらせる楽曲は自身の真髄だろう。エモコア、フォーク、UKロックなどの影響を感じさせるサウンドもポエトリーリーディングを含む詩の世界も含め刺激的だ。
TEXT:山本弘子
TEXT:山本弘子
THE COLLECTORSのギタリスト、古市コータローが監修を務めた60年代のGSと歌謡曲のコンピ。万里れい子の「サイケな街」、内田裕也とザ・フラワーズの「ラスト・チャンス」他、当時のサイケ文化を反映させながらロックと歌謡曲を大胆に横断するカルトナンバーを全15曲収録。ラストを飾るのは世界最古のガレージパンクと謳われるアウトキャストの「電話でいいからYou've got A Call Me」。抜群の破壊力がカッコ良すぎる!
TEXT:山口智男
TEXT:山口智男
《幸せとは》というフレーズで始まる表題曲は映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の主題歌として書き下ろされたミディアムバラード。愛する人を支えることが幸せであり、その幸せが自分を肯定できる居場所であると歌う様子は結婚式の誓いのようだが、《だからそばにいて欲しい》と切実に伝えている様子は相手の返事を待っているプロポーズのようでもある。ベルを鳴らすような、それでいて冬らしいメロディーが切ない。
TEXT:千々和香苗
TEXT:千々和香苗
活動休止を発表したflumpoolの最新シングル。表題曲はタイトルの通り、誰かを慈しみ、尊く思う心を真っ直ぐに表した等身大のラブソング。生まれてきてくれただけでいい、どんな時も愛していると歌う山村隆太の歌声に、心がやわらかくほぐされる。続く「To be continued...」は“このままでは終わらない”というバンドの覚悟が垣間見えるロックチューン。眩い光を放つこの楽曲は、flumpoolを知る全ての人に聴いてほしい!
TEXT:佐藤志保
TEXT:佐藤志保
関連ニュース