安全地帯、デビュー35周年ツアー
国内ファイナル公演が大盛況
安全地帯が11月23日(祝・木)・24日(金)に日本武道館で『安全地帯 ALL TIME BEST「35」~35th Anniversary Tour 2017~』を行なった。国内最終公演となった24日(金)のステージの模様をレポートする。
安全地帯、通算25回目となる日本武道館公演。2階最上段、ステージ後方まで隙間なく観客で埋め尽くされたまさに360°解放空間。未体験の会場レイアウトの目の当たりにして興奮を抑えられない興奮気味の超満員観客たち。定刻から遅れること5分、客電が落ち、青のライトがステージ上で交錯する。客席の期待をさらに鼓舞させるパーカッシヴな演出。そして、間もなくして照明がワインレッド色に変わる。
映し出させるメンバーのシルエット。スリリングなマイナーコードのギターイントロに導かれるように大歓声が巻き起こる。この夜、日本武道館を埋め尽くした観客の誰もが知っているといっても過言ではないフレーズ。360°ファンに囲まれた逆・四面楚歌で歌い出す「♪もっと勝手に~」。1983年11月に発売した4thシングル「ワインレッドの心」。言わずとしれた安全地帯とファンを繋ぐ最重要曲のひとつでもある。会場に早くも滞留する12,500人分の観客の想い出を受け止める玉置浩二が「この夜に♪」の歌詞を「武道館の夜に♪」と歌い、35周年記念ライブにふさわしい最高のオープニングを演出する。
中盤のハイライト7thシングル「恋の予感」(1984年)、10thシングル「碧い瞳のエリス」(1985年)、13thシングル「Friend」(1986年)は、“日本一の歌唱力”とうたわれる玉置浩二の非凡な歌声に酔いしれるには充分過ぎるほどの時間だった。最初は「なぜなぜ♪」と一緒に歌い出した観客が、気がつけば誰も声を重ねずにただステージに釘付けとなっていく。玉置浩二のボーカルが響き渡り会場の空気が震え、その震えが客席から身体全体に伝わる臨場体験はやはり特筆に値する。
ステージ最前線でトリプル・ギター&ベースで横並び演奏した20thシングル「情熱」から、大合唱となった5thシングル「真夜中すぎの恋」(1984年)、メンバー紹介が誇らしげな15thシングル「じれったい」までの流れは、ライヴバンド・安全地帯の真骨頂。誰もが認める、間違いなく現役最高峰の玉置浩二の繊細かつ圧倒的なボーカル。安全地帯サウンドの骨格の担ってきた矢萩渉と武沢侑昂の絶妙なアンサンブルから繰り出されるスリリングなツインギター。メンバー最年長としてメンバーを支えるマルチプレイヤー、六土開正のベース。そして攻撃と安定が同居するドラムスの田中裕二が刻む骨太なリズム。やはりその実力は他のグループの追随を許さない。音楽シーンの頂点に立つことの本当の意味を知る瞬間だった。
2度目のアンコールで披露された君をいつかつれて行きたいと歌う22ndシングル「あの頃へ」(1992年)は、過去ではなく、未踏の地に誘っていく壮大なバラードにも聴こえた。
12月9日(土)には、香港のアジアワールドエキスポで『安全地帯 ALL TIME BEST「35」~35th Anniversary Tour 2017~』の最終公演が行われる。約8000枚のチケットはすでに完売となっている。今回の会場となるアジアワールドエキスポは、これまでにもエリック·クラプトン、ジョン·レジェンド、オアシス、アヴリル·ラヴィーン、クリスティーナ·アギレラなど様々な大物アーティストがコンサートを行っており、安全地帯も『ANZENCHITAI Asia Tour 2010』として2010年にもコンサートを行った会場。その時には玉置が広東語での挨拶も交え香港ファンを大いに沸かせた。
なお、この11月24日(金)の日本武道館公演の模様はWOWOWにてオンエアされる。
安全地帯、通算25回目となる日本武道館公演。2階最上段、ステージ後方まで隙間なく観客で埋め尽くされたまさに360°解放空間。未体験の会場レイアウトの目の当たりにして興奮を抑えられない興奮気味の超満員観客たち。定刻から遅れること5分、客電が落ち、青のライトがステージ上で交錯する。客席の期待をさらに鼓舞させるパーカッシヴな演出。そして、間もなくして照明がワインレッド色に変わる。
映し出させるメンバーのシルエット。スリリングなマイナーコードのギターイントロに導かれるように大歓声が巻き起こる。この夜、日本武道館を埋め尽くした観客の誰もが知っているといっても過言ではないフレーズ。360°ファンに囲まれた逆・四面楚歌で歌い出す「♪もっと勝手に~」。1983年11月に発売した4thシングル「ワインレッドの心」。言わずとしれた安全地帯とファンを繋ぐ最重要曲のひとつでもある。会場に早くも滞留する12,500人分の観客の想い出を受け止める玉置浩二が「この夜に♪」の歌詞を「武道館の夜に♪」と歌い、35周年記念ライブにふさわしい最高のオープニングを演出する。
中盤のハイライト7thシングル「恋の予感」(1984年)、10thシングル「碧い瞳のエリス」(1985年)、13thシングル「Friend」(1986年)は、“日本一の歌唱力”とうたわれる玉置浩二の非凡な歌声に酔いしれるには充分過ぎるほどの時間だった。最初は「なぜなぜ♪」と一緒に歌い出した観客が、気がつけば誰も声を重ねずにただステージに釘付けとなっていく。玉置浩二のボーカルが響き渡り会場の空気が震え、その震えが客席から身体全体に伝わる臨場体験はやはり特筆に値する。
ステージ最前線でトリプル・ギター&ベースで横並び演奏した20thシングル「情熱」から、大合唱となった5thシングル「真夜中すぎの恋」(1984年)、メンバー紹介が誇らしげな15thシングル「じれったい」までの流れは、ライヴバンド・安全地帯の真骨頂。誰もが認める、間違いなく現役最高峰の玉置浩二の繊細かつ圧倒的なボーカル。安全地帯サウンドの骨格の担ってきた矢萩渉と武沢侑昂の絶妙なアンサンブルから繰り出されるスリリングなツインギター。メンバー最年長としてメンバーを支えるマルチプレイヤー、六土開正のベース。そして攻撃と安定が同居するドラムスの田中裕二が刻む骨太なリズム。やはりその実力は他のグループの追随を許さない。音楽シーンの頂点に立つことの本当の意味を知る瞬間だった。
2度目のアンコールで披露された君をいつかつれて行きたいと歌う22ndシングル「あの頃へ」(1992年)は、過去ではなく、未踏の地に誘っていく壮大なバラードにも聴こえた。
12月9日(土)には、香港のアジアワールドエキスポで『安全地帯 ALL TIME BEST「35」~35th Anniversary Tour 2017~』の最終公演が行われる。約8000枚のチケットはすでに完売となっている。今回の会場となるアジアワールドエキスポは、これまでにもエリック·クラプトン、ジョン·レジェンド、オアシス、アヴリル·ラヴィーン、クリスティーナ·アギレラなど様々な大物アーティストがコンサートを行っており、安全地帯も『ANZENCHITAI Asia Tour 2010』として2010年にもコンサートを行った会場。その時には玉置が広東語での挨拶も交え香港ファンを大いに沸かせた。
なお、この11月24日(金)の日本武道館公演の模様はWOWOWにてオンエアされる。
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