日本のハードロックバンド14選 1980年代のベテランから最新のアーティストまで一挙紹介

    聖飢魔II

    聖飢魔IIは1982年末から2016年まで活動していた日本のハードロックバンド。読み方はせいきまつ。
    現在のアラフォー世代にとって日本のハードロックバンドと言えばこの聖飢魔IIでしょう。地球征服、悪魔教の布教そしてビジュアルなどが強烈な印象ですが、その音楽性は本当に素晴らしいです。聖飢魔IIと言えばやはりデーモン閣下の圧倒的な歌唱力が特長かと思います。ハイトーンボイスやシャウトの伸びが半端ではなく、日本のミュージシャンの中でも歌唱力の高いアーティストとして名が上がるほどです。一方、なぜか相撲に詳しかったり博学だったりキャラが崩壊しているところもお茶目。YOUTUBEでは赤いスイートピーなど様々なジャンルの曲をカバーしてその歌のうまさを披露しています。
    聖飢魔IIのおすすめしたいアルバム(大教典)は第17教典の「LIVING LEGEND – 聖飢魔II」。その中に収録されている”HEAVY METAL IS DEAD”をぜひ聞いてみてください。世間の風刺、某放送曲では決して流せないような歌詞、圧倒的迫力の演奏にゾクゾクすることでしょう。

    Thee Michelle Gun Elephant

    ミッシェルガンエレファントはチバユウスケ、アベフトシ、ウエノコウジ、クハラカズユキの4名で結成された日本のロックバンド。ガレージロックを日本に広めたことでも知られていますがハードロックの要素も持ち合わせています。
    ミッシェルガンエレファントはライヴバンドとして日本の音楽シーンに稀有な功績を残した日本の重要なハードロックバンドの一つ。2003年に解散しましたが海外にもファンは多く、ヨーロッパ、アメリカツアーも行っています。パンクロック、ガレージロックやブルースなどの多くの要素を取り入れながら独自のロックンロールを作り上げ、洋楽とも肩を並べられる洗練された音楽性と荒削りな音のグルーブ感が多くのファンを今も魅了し続けています。
    特におすすめのアルバムは彼らの最後のアルバムである「Sabrina No Heaven – EP – THEE MICHELLE GUN ELEPHANT」。長年のライヴで磨きあげられて来た壮絶なまでの音の世界観が凝縮された一枚になっています。最初の曲から今はもう亡くなってしまったギターのアベフトシのギターの激しくて繊細な響きと、ほとんどの曲の作詞を手掛けたボーカルのチバユウスケの声と音楽性がぶつかり合い続け、しかし終曲はとても静かに終わります。どのアルバムも素晴らしいですが特に必聴の一枚です。

    VOW WOW(BOW WOW)

    バウワウは日本のハードロックバンド。1975年に活動を開始、70年代後半から1990年あたりまで精力的に活動を続けました。時期によって異なりますが4人、もしくは5人での編成を主としています。
    バウワウの最大の魅力はヴォーカルの人見元基にあるといえるでしょう。確かにギターヒーロー山本恭司の存在抜きにこのバンドは語ることはできず、的確に随所に超絶テクニックのギターソロを織り込む彼のギターは素晴らしいの一言につきるのですが、人見の存在無くてはこのバンドは世界的に活躍できなかったように思います。人見の高音まで伸びる野太い声と表現力豊かな歌、日本人であるにもかかわらず違和感を感じさせない英語の曲は、聞いていると引き込まれずにはいられないというか、感情が揺さぶられずにはいられません。
    こうしたバウワウの魅力が詰まったアルバムが「V – Vow Wow」。キーボードによる深みを感じさせるオーケストレーション、透明感のあるギターリフをベースにヴォーカルが思い入れたっぷりに歌い上げていく曲が中心となっています。アルバム全体を通して聞くと、落ち着いた気分から次第に気分が盛り上がっていき、否応なしに心がドラマチックに変化していくのを感じることができる一枚です。

    CROSSFAITH

    クロスフェイスは5ピースメタルコアバンド。2006年からクロスフェイスとして活動しており、現在も活動を続けています。
    あらゆるジャンルを飲み込み、それらをハードロックとして昇華させるバンド、クロスフェイス。おすすめのアルバムは「New Age Warriors Remix – EP – Crossfaith」です。彼らがメジャーとして世に出ていくことを良い意味で意識するようになったことがわかる1枚です。それは決して、彼らがやりたいことを妥協してメインストリームに迎合しているというわけではないように思えます。それは彼らのハードロッカーらしからぬメディア露出でも伺えるのではないでしょうか。
    数年前まで日本のハードロックバンドとして君臨していた彼らは、今や世界のハードロックバンドともいえます。世界のアーティストと世界の音楽ファンに認められつつあるクロスフェイス、日本人として聴かない理由はありません。

    FLATBACKER

    フラットバッカーは、日本でハードロックが非常な盛り上がりを見せた80年代中盤にデビューしたバンドです。フラットバッカーとしての活動は1980~1987年でしたが、その後E・Z・Oというバンドに改名、1990年まで活動を続けました。
    今回、フラットバッカーのおすすめしたいアルバムが「戦争(アクシデント) – フラットバッカー」です。このアルバムは、全編エッジの効いたギターリフ、高音まで伸び力強く透明感のあるヴォーカルを大きな特徴としており、暴れ出したくなるような攻撃的な曲が満載です。このアルバムと他の日本のハードロックバンドのアルバムとを区別する大きな特徴と言えるのがパンクを感じさせる歌詞にあるのだと思います。例えば、アルバム冒頭曲の「ハードブロウ」中の歌詞に「いいかげんにしなさいよ、今に痛い目にあうわよ」といった表現をナチュラルに盛り込んでくるところからも推測できます。
    字面からは全く格好良さを感じさせない歌詞ですが、それがこのバンドのヴォーカルにかかると異常な攻撃性と音圧を醸し出し、そこが最高に格好良いのです。フラットバッカーが活躍した期間は1980年代後半の短い時期になってしまったのは非常に残念ですが、今でも「戦争」ほど暴れ出したくなるような攻撃的な気分にさせてくれるアルバムはそうそう存在しないのではないでしょうか。

    DELUHI

    活動期間こそ短かったものの、隠れた若手実力派バンドとして知られるデルヒ。2006年から約5年間という短い期間の活動でしたが、近年のハードロック、ヴィジュアル系に多大な影響を与えたバンドです。
    見た目こそヴィジュアル系バンドの風貌ですが、バンドの奏でる音楽は紛れもなく正統派のハードロック・ヘヴィメタルです。特にギターのLedaのテクニックはまさに圧巻。ギターソロで魅せる泣きのギターや速弾きの技術は、若手とは思えないほどです。
    演奏面ではギターばかりが目立ってしまいがちですが、ドラムのsujkの演奏全体を支える技術も必見。確実なビートを刻むそのテクニックは一長一短に掴み取れるものではありません。
    アルバムは彼らの活動歴の中では数少ないミニアルバム「Yggdalive」をおすすめします。
    厚みのある本格的な演奏もさることながら、どこか瑞々しさやキラキラ感のあるサウンドには聴いていて何とも言えない爽快感があります。曲の合間に入るシャウトの応酬や、ライブ会場のフロアを連想させるような曲構成も取っつきやすさがあります。最後はバラードでしっとり締めるという点にも、バンドの世界観の幅広さを感じさせてくれます。
    このような本格的でありながらも爽やかさのあるサウンドは、まさに当時のデルヒにしか出せない魅力だったと思います。もっとバンドとしてのこの先の成長が見たかっただけに、フルアルバムを出さないまま解散してしまったのはとても残念です。
    リリースされた音源こそ少ないですが、隠れた若手名バンドの音楽を体感してみてください。

    NIGHTHAWKS

    元自衛隊員という異色の経歴を持つボーカル&ギターの青木秀一が中心となって結成されたのがこのナイトホークス。青木秀一は身長190センチ、体重100キロ以上とも言われる巨体でデヴィッド・カヴァデールを彷彿させるかのような声量のあるブルージーな声を持つ個性派でした。しかし、そのサウンドは意外にも歌謡曲をベースとしたハードロックで、このジャンルに聞きなじみがない方でも容易に聴くことができるでしょう。
    中でも1994年発売のベストアルバム「THE MIDNIGHT HAWKS – ナイト・ホークス」は過去のアルバムからの作品をXのTOSHIがプロデューサーとしてセレクトした作品。ナイトホークスの代表曲が多数収録されています。ソウルフルな青木秀一のボーカルとギターにハードでメロディアスなサウンドが融合したジャパニーズハードロックの名盤と言えるでしょう。

    LOUDNESS

    ラウドネスは日本のヘヴィメタル・ハードロックバンド。1981年に活動開始、何回ものメンバーチェンジを経て現在も活動を続けています。
    今回ラウドネスを選んだ理由は何といっても、1980年代の日本のハードロックを牽引したグループであり、その存在は現在のロックバンドに数多く影響されているからです。ハードロックを聴く人ならば名前だけでも知るべきでしょう。日本人で初のマディソンスクエアガーデン公演でも良く知られていますが、日本でのライブもその熱狂的な演奏は毎回感動ものでした。
    特に二井原実の高音ボーカル、高崎晃が奏でるギターテクニックはまさにプロ中のプロ。大満足の演奏でした。
    今回おすすめしたいアルバムは「Hurricane Eyes – ラウドネス」。これは、最初アメリカで発売された後、その約半年後に日本でJAPANヴァージョンとして発売されています。私は日本語をあてはめたアルバムには少し違和感を感じており、最初に発売されたオリジナルヴァージョンがおすすめです。

    9mm Parabellum Bullet

    「9ミリ」の愛称で知られる9ミリパラベラムバレット。日本の4ピースロックバンドであり2004年から現在まで活動を続けています。
    ハードロックとは様々な解釈があるかとは思いますが、個人的には歪んだギターがガンガン響くイメージ。9mmはまさにそのイメージを体現しています。ボーカル、ツインギター、ベース、ドラムというオーソドックスなロック編成を取っていますが、どのパートも魅力的。特にギターの音が特徴的なので印象に残るかと思います。初めて聴いた時はここまでギターが前に出て来て良いのだろうか?と戸惑いすら覚えたものです。しかし、はまったら最後。そのギターに夢中になってしまいます。
    そんな9mmのアルバムでオススメを挙げるなら「Dawning – 9mm Parabellum Bullet」というアルバム。もちろんどのアルバムも良いのですが、ハードロックという観点では、彼らの比較的新しいアルバムでもあるこの作品がふさわしいのではないでしょうか。他のアルバムではエフェクターを駆使して多彩な音色を奏でるのですが、この作品ではあまり多くの音色は使っておらず、重めの音づくりが成されてるように感じます。
    また、リフも今までの曲よりも低めの音が多いのも特徴的です。ハードロックとして聴くととにかくクセになります。だからといって、まるっきり重い楽曲だけではなく、今までの9mmにもあった、思わず口ずさみたくなるリフや叙情的だったり言葉遊びがあったりする歌詞もまた魅力になっているアルバムに仕上がっています。

    X JAPAN

    X JAPANは日本のロック界と音楽界全体に大きな影響を与え、長い休止期間を経て現在は世界規模で活動を再開している日本の重要なハードロックバンドです。現在のメンバーはYOSHIKI、TOSHI、PATA、HEATH、SUGIZO。ドラムとピアノのYoshikiが作り出す音楽はクラシック音楽の要素とハードロックの要素の両方を含み、多くの人の心を感動させる美しいメロディーとなっています。現在では海外での有名ホールでの公演も多数成功させ、世界に通じる数少ない日本のロックバンドです。
    特におすすめのアルバムは彼らの最も初期のアルバムである「VANISHING VISION – X JAPAN (X)」。このアルバムは日本でのメジャーデビュー以前にインディーズで発売されました。この中に収録されている今は亡きギターのHIDEの作った曲である”Sadistic Desire”は非常に個性的で、その後彼の音楽がどんどん進化して行く第一歩を踏み出した曲と言ってもいいでしょう。また誰もが知っている「紅」の英語版も収録されており、終曲であるYoshikiの作った「UNFINISHED」はその後数多く作られたピアノバラードの原点となっている美しい曲に仕上がっています。

    マキシマムザホルモン

    マキシマムザホルモンは1998年に結成された日本の4ピースハードコアパンクバンド。
    聞き取れないし、意味のあるのか分からない歌詞。しかし、いざ聴いてみると癖のあるサウンドで自然と体が動いてしまうほどノレる曲ばかりのマキシマムザホルモン。
    数ある中で私がオススメしたいアルバムは「ぶっ生き返す」です。恐らくこのアルバムでマキシマムザホルモンを好きになった人が多いはず。AメロBメロはゴリゴリのサウンドにボーカルのデスボイスにシャウト。そしてサビは意外にもキャッチーでノリノリになれる曲が多く聴きやすいです。
    私もこのアルバムを聴くまでそれほどハードロックには興味はなかったのですが、いざ聴くとドハマりしてしまうほどの中毒性があります。ハードロックに興味がある方は、ぜひ一度聴くべきアルバムではないでしょうか。

    SIAM SHADE

    次におすすめしたいバンドはシャムシェイド。ツインボーカルにツインギター、ベース、ドラムの5ピース編成のハードロックバンド。”3分の1の純情な感情”という楽曲が非常に有名ですが、他の曲も個性的で実力を兼ね備えているバンドです。
    特にギターのDAITAとドラムが淳二がテクニックもあり音が個性的で、シャムシェイドらしい音を作っています。DAITAの影響は海外のバンド「Dream Theater」。プログレッシブメタルバンドの代表格であるドリームシアターは変拍子を多用しており、それがシャムシェイドの曲にも表れています。ギターソロに突然変拍子を入ってきたり変な指使いのフレーズを弾いたりと、そのテクニックは必見です。しかも独特の世界観があるギターソロなのでハードロック好きは好きな人も多いと思います。
    初めて聞く方におすすめしたいアルバムは「SIAM SHADE VIII」、「SIAM SHADE IX」。これらのアルバムはベスト盤になっており、新しいシャムシェイドも古いシャムシェイドも知ることができます。
    アルバムには必ず1曲インストゥルメンタルが入っているのでぜひ聴いてみてください。

    Fear, and Loathing in Las Vegas

    フィアー・アンド・ロージング・イン・ラスベガスと読みます。愛称はラスベガス。2008年から活動しているポストハードコアバンド。
    日本のハードロックといえばLas Vegasをおすすめ。ラスベガスとはボーカル・So、キーボードボーカル・Minami、ギター・Sxun、ギター・Taiki、ベース・Kei、ドラム・Tomonoriという6人の個性豊かなメンバーからなるロックバンドです。2008年から活動しており、特徴的な歌声と疾走感のあるメロディーがファンを虜にしています。それぞれの楽曲の演奏にとても勢いがあり、その爽快感や急に訪れる転調など聴いているだけで元気が湧いてくるでしょう。
    そんなラスベガスのおすすめのアルバムは「PHASE 2」。このアルバムには特におすすめしたい楽曲の”Virtue and Vice”や疾走感を堪能できる”Rave-up Tonight”が収録されています。まだ聴いたことがないという方は必聴の価値ありです。
    ディルアングレイは日本の5ピースバンド。ヴィジュアル系ロックバンドとして広く知られていますが、そのテクニックは確かなものです。その音楽は様々なジャンルからの影響を感じることができます。
    毎晩のように酒飲みに行っていたとき、若者がカラオケで唄った曲がディルアングレイの”鼓動”でした。邦楽に疎い私は、日本にもいいハードロックバンドがあるんだと、そのとき思い、YOUTUBEにてこのナンバーばかり聴いていたことがありました。最近の邦楽に特徴的な嫌なトゲトゲしい周波数がありません。だから何回聴いても気持ちがイイ。特にベースラインの美しさも特筆もの。他のナンバーも同じく、イギリスのバンドみたいな芸術性があるように思います。なにかデヴィッド・シルビアン率いるJAPANを連想させます。
    オススメしたいアルバムは”鼓動”が収録されているアルバム、「Withering to death」です。

    まとめ

    ハードロックバンドの楽曲をたくさん聴きたい方は「Apple Music」というアプリがおすすめです!
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