【DOPING PANDA】『DOPING PANDA 20
12/4/19』2012年4月19日 at TOKYO D
OME CITY HALL
“ここがゴールになったことは申し訳ないと思う。でも、みんないつか分かってくれる日が来ると思う。本当にありがとう”と解散を惜しむ人々に向かってYutaka Furukawa(Vo&Gu)は投げかけた。常に理想を追い求めてきたDOPING PANDAの歴史が幕を閉じる。1曲目の「Introck」からオイコールが沸き起こり、Taro Houjou(Ba&Cho)の野太いベースが合図となって歓喜した「Lost & Found」など、序盤はバンドサウンドを前面に押し出したナンバーが続く。ライヴの完成度を気にして“熱くなんないようにしないとね”と口にしたものの、いざ曲が始まれば“本当のロックを見せてやる”と豹変し、感情剥き出しのステージングで会場を踊らせる。インディーズ時代の懐かしいナンバーからライヴで鉄板の曲まで、申し分ない贅沢な構成。このライヴで全てを出し切るんだというメンバーの強い意志が感じられた。
アンコールではFurukawaがひとり舞台に立ち、「the anthem」「Moralist」を弾き語りで聴かせた。頭を空っぽにして全身で優しい音色に耳を傾ける心地良いひと時。その後、再びメンバーそろったところで、Hayato(Dr&Cho)は“解散することを決めてから一度も後悔してません”と語る。誰よりもこのバンドを愛し、愚直なまでの誠実さで向き合ってきた3人だからこその答えなのかもしれない。彼らの決意を受け止めたオーディエンスとともに、渾身の熱を注いでの「MIRACLE」で締め括り。何もかも忘れて大暴れするフロアの熱狂ぶりを満足げに眺めるメンバーの姿が今も胸に焼き付いている。
アンコールではFurukawaがひとり舞台に立ち、「the anthem」「Moralist」を弾き語りで聴かせた。頭を空っぽにして全身で優しい音色に耳を傾ける心地良いひと時。その後、再びメンバーそろったところで、Hayato(Dr&Cho)は“解散することを決めてから一度も後悔してません”と語る。誰よりもこのバンドを愛し、愚直なまでの誠実さで向き合ってきた3人だからこその答えなのかもしれない。彼らの決意を受け止めたオーディエンスとともに、渾身の熱を注いでの「MIRACLE」で締め括り。何もかも忘れて大暴れするフロアの熱狂ぶりを満足げに眺めるメンバーの姿が今も胸に焼き付いている。