【浅井健一】『2009~2010 LIVE HOU
SE TOUR “GOD MOTEL”』2009年11月
15日 at 渋谷CLUB QUATTRO

撮影:岩佐篤樹/取材:ジャガー

彼を求める観客の声。開演を待ちわびている時も、ステージ上で熱演を繰り広げている時も、並々ならぬ気迫だ。そして、いざステージが幕開けると、拳を天に突き上げ、自分たちも楽曲の世界へと足を踏み入れていく。観客ひとりひとりのライヴに対する情熱に、アーティストとファンという枠を超えた、もっと強いつながりを感じた。どんな時でも音楽と真摯に向き合い、ロックンロールの素晴らしさを伝える浅井健一だからこそ、これほどまでに人を虜にするのだろう。

 最新アルバム『Sphinx Rose』の収録曲を中心に構成された本日のライヴ。1曲目からおびただしい会場の熱気を楽しむようにプレイする浅井。深沼元昭とのギターの掛け合いに、中條 卓のベース、椎野恭一のドラム、岡村美央のバイオリンが合わさるのだから贅沢この上ない。そして、“Let’s party”の第一声とともに、激しいドラムに合わせ、一心不乱にギターと言葉に思いの丈をぶちまけた。その一方で、アコギに持ち替えて柔らかな音を紡ぐ。しっとりとした雰囲気を楽しむものから躍動感あふれるものまで、表情豊かに独自の世界観を展開した。さらに、こういう密室感のある会場で浅井サウンドを聴くというのも気分を高揚させる要因のひとつだろう。

 このライヴハウスツアーが終了すると、次に待ち構えるはホールツアー。そこにはどんな面白いことが待っているのか?
浅井健一 プロフィール

日本ロック史にその名を刻む、Blankey Jet Cityの元ヴォーカリスト&ギタリストにしてメイン・ソングライター。その活躍はもはやここで言及するまでもなかろう。00年5月のグループ解散以降、自主レーベル<SEXY STONES RECORDS>を設立、SHERBETSで荒削りなロックンロールを鳴らし、AJICOではUAとのコラボレートが実現。次々と新境地を切り拓きファンをエキサイトさせた。02年からは新バンド“JUDE”を結成するが、その立ち位置はあくまで自由であり、『FUJI ROCK FESTIVAL'02』では浅井健一名義でステージに立ち話題となった。JUDEやSHERBETSの活動と並行しながら、06年からは本格的に浅井健一名義で活動を開始。敢えて<BMG>というメジャー・レーベルに復帰しファンを驚かせた。だが彼の才能は音だけにとどまらない。ジャケットのアートワークはもちろん、レーベル設立後は画集・詩集・絵本などを次々と出版、個展も開催されるなどマルチな才能を発揮している。もともと汚れ無き純粋な心を歌い続けてきた彼だが、絵や詩などを発表することでますます歌も純化されているような気がする。次はどんなアクションを起こすのか、一番気になる男と言えるだろう。浅井健一オフィシャルサイト
公式サイト(レーベル)

OKMusic編集部

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