【VAMPS】『VAMPS LIVE 2014 BEAST
PARTY』2014年8月24日 at 新潟国営越
後丘陵公園野外特設ステージ

撮影:今元秀明、岡田貴之/取材:矢隈和恵

 VAMPS恒例の夏の野外ライヴ3回目となる今年も、2日間に渡って開催。その2日目は心配されていた雨もライヴ前には上がり、ステージ後方には金色の夕日が広がった。

 バンドメンバーを従えて、バギーに乗って登場したHYDE(Vo&Gu)とK.A.Z(Gu)。大歓声に包まれながらステージに上がると、K.A.Zがお馴染みのリフを掻き鳴らした。オープニング「LOVE ADDICT」。観客はのっけから熱狂し、開放的な空気の中で、みんな楽しそうに跳ね回る。この日のために間に合わせたという新曲「THE JOLLY ROGER」では、HYDEの“Scream(叫べ)!”というシャウトに応えて、観客も大声で叫び踊る。

 アコースティックコーナーとなる第2部。ホンキー・トンク・ブルース・バージョンにアレンジされた「ANGEL’S TALE」では、その嫋(たお)やかな歌声が会場をやさしく包み、続いて、矢沢永吉の「時間よ止まれ」のカバーを披露。「UNEXPECTED」ではトーチの炎が揺らめく中、観客の歌声が響き渡り、会場は神々しい空間へと変貌した。

 あたりの山々が闇に包まれた頃、第3部がスタート。「DEVIL SIDE」ではK.A.Zの攻撃的なギターが闇を切り裂き、疾走感を持つ新曲「GET AWAY」は、まるで摩天楼の中を彷徨っているような空気感を漂わせる。ライヴ終盤には、スペシャルゲストのL’Arc〜en〜Cielのken(Gu)が登場。L’Arc〜en〜Cielの「HONEY」「Shout at the Devil」では華やかなギターパフォーマンスで観客を魅了し、パーティーをさらに盛り上げた。そして、パーティーを締め括ったのは「SEX BLOOD ROCK N’ ROLL」。ステージ上を暴れ回るHYDEとK.A.Z。観客も思い思いに楽しみながら、興奮と笑顔に包まれて終幕となった。

セットリスト

  1. LOVE ADDICT
  2. REDRUM
  3. TROUBLE
  4. HUNTING
  5. AHEAD
  6. COSMOS
  7. ANGEL TRIP
  8. THE JOLLY ROGER
  9. ANGEL'S TALE
  10. 時間よ止まれ
  11. SEASON'S CALL
  12. UNEXPECTED
  13. DEVIL SIDE
  14. REPLAY
  15. THE PAST
  16. GET AWAY
  17. MEMORIES
  18. REVOLUTION II
  19. HONEY
  20. Shout at the Devil
  21. SEX BLOOD ROCK N' ROLL
VAMPS プロフィール

ヴァンプス:2008年にHYDE(L'Arc〜en〜Ciel)とK.A.Z(Oblivion Dust)により結成されたロックユニット。全国のZeppを中心に連続公演を繰り広げる“籠城型ツアー”をはじめ、毎秋恒例のVAMPS主宰『HALLOWEEN PARTY』など、多彩なスタイルのライヴを展開。13年にレーベルをユニバーサルミュージックに移籍。海外レーベルSpinefarmと契約し、世界で2枚のアルバムをリリース。アジアを含む世界13カ国でのツアーを行ない、海外活動に関してはモトリー・クルーの事務所、10th STREET ENTERTAINMENTと契約。VAMPS オフィシャルHP
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OKMusic編集部

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