【A9】『11th Anniversary Live 「R
e:birth -飛翔-」』2015年8月23日
at 豊洲PIT

撮影:キセキミチコ/取材:東條祥恵

 2014年8月23日に行なった、富士急ハイランドコニファーフォレスでトのライヴから丸1年。豊洲PITで開催した『11th Anniversary Live「Re:birth—飛翔—」』で、A9が彼ららしく華麗に復活。まずは“君たちにずっと言いたかったことを言っていいですか? ただいま!”と将(Vo)が開口一番ファンが待ち望んでいた言葉を伝える。ホワイトで統一された衣装とステージ。その舞台にプロジェクションマッピングが不死鳥を鮮やかに描く新曲「Phoenix」でライヴは幕を開け、前半は「百花繚乱」「闇ニ散ル桜」など彼らの原点でもある“和洋折衷”を軸にパフォーマンス。

 中盤では将がDJプレイ、沙我(Bs)とNao(Ds)が打楽器で共演するなど、5人がこの1年間に養ってきた新しい音楽表現を次々と披露し、観客を驚かせた。後半は新曲「流星群」や「Spiegel」と既存のキラーチューン「RAINBOWS」「DEAD SCHOOL SCREAMING」など新旧取り混ぜたナンバーを連発し、フロアーはシンガロング、オイコール、ヘドバンなどで応戦。1年振りのライヴにお互いの思い全てをぶつけ合い、メンバー、オーディエンスともに激しくヒートアップしたところで、本編ラストに彼らが用意していたのはあの日、富士急の本編ラストでも演奏した「開戦前夜」。“オマエらの未来預けてくれー! 俺たちの闘い、ここから始めようぜ”と叫ぶ将。A9という表記は“永久”とも読める。ここから俺たちとみんなの未来はずっと続いていく…そんな熱いメッセージをステージから受け取った観客は、終演後いつまでもアンコールを叫び続け、A9の門出を祝福した。

セットリスト

  1. ツアー中のため、セットリストの公表を控えさせていただきます。
DIAWOLF プロフィール

ダイアウルフ:A9として活動する将(SHOW OHARA/Vo)、虎(TORA AMANO/Gu)による新プロジェクト。名前の由来は、狼のように死に場所を探しにいくイメージから名付けられた。共通のティーンエイジ世代のルーツであるメタル、ヘヴィロックを主軸に、モード、ゴシックなどをミックス。敏感に新しいものに反応し、ワールドワイドな視点の鋭さを追及していく。15年7月に1stEP『Rebellion』でデビュー。DIAWOLFオフィシャルHP

A9 プロフィール

エーナイン:2004年4月始動。同年9月にバンド名を“アリス九號.”に改め、本格的な活動をスタートさせる。デビュー当初の和情緒にこだわったサウンドから、よりロック的な壮大さを持つものへと進化を遂げ、結成5周年という区切りのタイミングでバンド名の表記を“Alice Nine”に統一。11年に日本武道館での単独公演を成功させ、14年にはバンド初となるアジアツアーを敢行。14年8月、10年間専属契約していた所属事務所のPS COMPANYから離脱することを正式発表した。15年3月に“A9”として活動を再開。『11th Anniversary Live「Re:birth-飛翔-」』を8月23日に豊洲PITにて開催、同日よりライヴ会場限定EP『銀河ノヲト』をリリースする。A9オフィシャルHP

OKMusic編集部

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