水嶋 凜、和田雅成らが白井晃演出で
現代版ギリシャ神話に挑む 舞台『エ
ウリディケ』の上演が決定
ピアノ演奏を務めるのは、『オーランドー』(2017年)でも音楽を担当したピアニスト・林 正樹。また、作曲家、サウンド・クリエイターとしても活躍する藤本一馬がギター演奏を務める。
愛し合う二人の切なくも美しいラブ・ストーリー……。その根底に描かれる「父と娘の愛」
音楽家であるオルフェは、エウリディケと愛し合い結婚を約束する。結婚式当日、危険でおもしろい男に見初められてしまったエウリディケは、亡くなった父からの手紙を渡してもらえるという言葉につられ、彼が住むとても高い場所の部屋に行ってしまう。手紙を取り戻し彼の誘惑から逃れたエウリディケだったが、はずみで階段から足を踏みはずし、転び落ちて死んでしまう。死者の国で父親と再会したエウリディケは、父親からの愛によって「忘却の川」で消し去られた様々な記憶やオルフェと愛し合った日々の記憶を取り戻す。
一方、オルフェはエウリディケを探し続け、とうとう地獄の門までたどり着く。自らの歌によってエウリディケを取り戻せる可能性を掴んだオルフェだったが、地下の国の王から「振り返って決して彼女を見てはいけない」という約束をさせられる。そして……
出演コメント
この作品は、ギリシャ神話を現代版にアレンジした、生者と死者間の愛をテーマとするお話です。昔の物語がベースとなっている為最初は難しさを覚えましたが、読み解くにつれ現代の人々の感情の持ち方とあまり変わらないものが根底にあるのだなと感じました。未だ感じたことの無い悲しみや喜びを、エウリディケを通じて経験するのをとても楽しみにしております。この経験を沢山の皆様と共有したいので、是非観に来てください!
このお話をいただいた時、自分の中で緊張感が走った事を覚えています。白井さんの作品を何本も観させていただいていて、自分があの世界観に行けるのか、と。嬉しさと、底知れない不安がありました。でも迷うことなく出演させていただくことを決めました。
間違いなく自分の役者人生において、分岐点になると思います。自分の出来る限りを尽くして、作品創りに挑みます。
台本の1ページ目から世界観に殴られたような感覚でした。面白さと奇妙さと現実と空想が入り混じったような不思議さと、小説や絵本が混ざったようなおとぎ話のようでノンフィクションのような物語。既に楽しみで溢れています。
演出白井さんと二度目ということもあるので、また新たな自分を見出していただけるように食らいついて、しがみついて頑張りたいと思います。
ギリシャ神話を現代に置き換えた、サラ・ルールさんの戯曲。サラさんが、亡き父との会話として書かれたとも耳にしております。父の娘への愛を大切に演じたいと思っております。白井さんの演出を受ける事も非常に楽しみです、近くで沢山学ばせていただきたいと思っております。素敵な共演者の方々と共にエウリディケの物語を紡いで参ります。
皆様、劇場でお会いしましょう。
ギリシア神話に想を得た本作が、現代の若者の物語として立ち上がった時に、私たちが生きているこの瞬間の大切さをみなさんと共に感じられることを切に願っています。
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