平間壮一主演で『無伴奏ソナタ -The
Musical-』が上演決定 もしも音楽
の天才が、音楽を禁じられたら?

2024年7・8月に東京・サンシャイン劇場、8月に大阪・森ノ宮ピロティホールにて、成井 豊演出、平間壮一主演で、『無伴奏ソナタ -The Musical-』の上演が決定した。
2012年に舞台作品として演劇集団キャラメルボックスが初演し、これまでに全国10か所、延べ5万人以上を動員し、圧倒的な評価を博した名作を初のミュージカル化。原作は「エンダーのゲーム」でネビュラ賞とヒューゴー賞をダブル受賞したアメリカの作家、オースン・スコット・カードの短編小説で、すべての人間の職業が幼児期のテストで決定される時代を舞台に、音楽の天才として見出された男、クリスチャン・ハロルドセンの壮絶な人生を描く。
ミュージカル版の脚本・演出・作詞を務めるのは、舞台版も手掛け、数々の演劇作品を生み出してきた成井 豊、わずか30ページほどの原作を2幕もののミュージカルに仕立てあげる。音楽は、元ピアノロックバンドWEAVERのボーカルで現在はソロプロジェクトONCEとして活動している杉本雄治が美しく、多彩な楽曲の数々を書き下ろす。
音楽の天才として見いだされるクリスチャンには、「RENT」、「ヴァグラント」、「テラヤマ・キャバレー」などの話題作に出演が続く平間壮一。そして、クリスチャンの生活を監視するウォッチャーには、舞台版『無伴奏ソナタ』でクリスチャンを演じた多田直人(キャラメルボックス)、近年はドラマ、舞台と活躍の場を広げ今後の活動に注目が集まる大東立樹、「レ・ミゼラブル」に最年少コゼット役でデビューし、ミュージカル界を担う若手の1人、熊谷彩春、俳優だけでなく、コンサートや演劇の企画・脚本・演出も手掛ける藤岡正明、元宝塚歌劇団月組トップスターで、現在はミュージカル「ピピン」、「マチルダ」など圧倒的な存在感をみせる霧矢大夢ほか、が出演する。
>(NEXT)クリエイティブ・キャストコメント
成井 豊 (なるい ゆたか)/脚本・演出・作詞
『無伴奏ソナタ』はもともとストレート・プレイで、過去に3回上演しています。その3回目の時、プロデューサーから、「これ、ミュージカルにしたら、おもしろくなりますよね」と言われて、ハッとしました。なぜ自分で思いつかなかったのかと悔しく思いました。音楽の天才が音楽を禁止される物語。テーマはまさに音楽。これをミュージカルにしない手はない! それから6年、名作ミュージカルを産み出し続けているアミューズのお力をお借りし、ようやく夢がかなう日が来ました。主演の平間さんをはじめとした素晴らしいキャストと、音楽の杉本さんと共に、全力で挑みます。頑張ります!
杉本雄治 (すぎもと ゆうじ)/音楽
お誘いを受けたのがコロナ禍真っ只中の2022年夏。僕自身もコロナを患い、後遺症と闘う日々の中、このストーリーを読み、勝手ながらもどこか自分を投影し感銘を受けたのを今でも覚えています。
今まで当たり前のものとしていた大切なものを奪われていく瞬間。その痛みに心打たれるとともに、今自分にある人生と改めて向き合わせてくれる、大きな力を秘めた作品だと感じました。この作品のファンの方々、そしてこれからこの作品に出会う全ての方に愛される作品になるよう、最高の音楽で彩れればと思います。どうか期待ください!
平間壮一 (ひらま そういち)/クリスチャン役
シアワセってなんだろう、ツライがあるからシアワセなのか?
シアワセを与えられ続けてシアワセと感じるのか?
人は欲深くて沢山を欲しがる
変化を欲しがる
長い人生、最後に何を思いたいか
シアワセかどうかは重要なのか。
そんな事を1回目読み終わったあとに僕は思いました。
稽古を重ねてどう感じるようになるか、無伴奏ソナタ よろしくお願いします。
多田直人 (ただ なおと)(キャラメルボックス)/ウォッチャー役
「無伴奏ソナタ」は過去3度、劇団で上演されました。3度とも、クリスチャンを演じました。秘密にしておこうかな、と思ったけど、どうせバレるので自分で言っておきます。 おかげで、たくさんの経験を得ることができました。この作品が無ければ、今の私はいません。 そんな思い出深い作品にまた帰ってこられるなんて!しかもミュージカルになっちゃうなんて! この作品に相応しい、大きな挑戦です。 ご期待ください。
大東立樹 (おおひがし りつき)/ギレルモ役ほか
ギレルモはクリスチャンに再び音楽を思い出させるきっかけを与える素敵な役だと感じております。
私自身も「音楽の歴史」を学び、より深みを出せるように演じたいと思います。
また、観にきてくださるお客様にも音楽の楽しさを知っていただけるよう精進いたします。
今回はギター演奏に初挑戦します。
本番に向け、日々の練習に励みたいと思います。
熊谷彩春 (くまがい いろは)/リンダ役ほか
初めてこの作品を拝見したとき、他者によって管理された機械的な近未来の物語の中で、関わり合う登場人物たちの人間臭さに、胸を打たれました。
そんな素敵な作品の1ピースになれること、リンダというチャーミングでコミカルな役に挑戦させていただけること、心から嬉しく感じています。
ミュージカル化にあたって、歌やダンスも加わるということで、どのような化学反応が起きるのか、今からとても楽しみです。
藤岡正明 (ふじおか まさあき)/ジョー役ほか
この度、無伴奏ソナタに出演させていただくことになりました、藤岡正明です。
「音楽を聴くことを、一切禁じられた音楽の天才」。 タイトルの無伴奏ソナタは、バッハの『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』から名付けられたことは明白でしょう。
このバッハの美しい名曲から、僕は『孤独』を感じました。 無伴奏ソナタにおいて、クリスチャンの『孤独』の歯車として、丁寧に稽古に取り組んで、初日を迎えたいと思います。
これはあくまでも僕の勝手な印象ですので、話半分に聞いていただけたら幸いです(笑)
霧矢大夢 (きりや ひろむ)/オリビア役ほか
現実とSFの狭間の様な、不思議な感覚になる物語です。
私は「メイカー」の世話をする、家政婦オリビア役。
政府に雇われた厳格な家政婦と思いきや、意外に情に脆い部分があります。
架空世界の物語ではありますが、登場人物はとても人間臭く、親近感もあります。
ミュージカルとして生まれ変わり、より登場人物達が立体的に浮き上がりそうですね。
2017年「スキップ」以来、久々にご一緒させて頂く成井さん、 平間くん始め出演者の皆さまとのコラボレーションもとても楽しみです。
ストーリー
すべての人間の職業が、幼児期のテストで決定される時代。 クリスチャン・ハロルドセンは生後6ヶ月のテストでリズムと音感に優れた才能を示し、2歳のテストで音楽の神童と認定された。そして、両親と別れて、森の中の一軒家に移り住む。そこで自分の音楽を作り、演奏すること。それが彼に与えられた仕事だった。彼は「メイカー」となったのだ、メイカーは既成の音楽を聞くことも、他人と接することも、禁じられていた。 ところが、彼が30歳になったある日、見知らぬ男が森の中から現れた。男はクリスチャンにレコーダーを差し出して、言った。 「これを聴いてくれ。バッハの音楽だ……」

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