江戸時代の循環システムを伝えるアニ
メ「うんたろう たびものがたり」 
主人公のうんち役に種崎敦美

 実写映画「せかいのおきく」(阪本順次監督)にインスパイアされて制作された絵本「うんたろう たびものがたり」がアニメ化されることがわかった。種崎敦美、山口勝平、大森日雅、落合福嗣、小林ゆうが出演する。各話5分、全12話で、リリース形態は明らかにされていない。
 4月28日から劇場公開される映画「せかいのおきく」は、江戸時代のサーキュラーエコノミー(循環経済)を題材に、声を失ったおきく(黒木華)と、糞尿を売買して暮らす中次(寛一郎)と矢亮(池松壮亮)の、恋と青春を描く物語。日本の映画製作チームと世界の自然科学研究者が連携して、さまざまな時代の「良い日」に生きる人間の物語を映画で伝えていく「YOIHI PROJECT」の第1弾となる。「うんたろう たびものがたり」では、江戸時代の厠(便所)で生まれた、うんちの“うんたろう”の冒険を描く。うんたろうは、汲み取られてどこかへ運ばれていくなかで、ほかのうんちたちとはぐれてしまい、ハエのパエパとともに仲間たちを探す旅に出る。
 種崎がうんたろう役、山口がパエパ役を担当。うんすけを大森、うんぞうを落合、キモノンを小林が演じる。そのほかにも、バフー(馬糞)、グッグッ踊りの鍋の助、虹さんというキャラクターが登場する模様だ。
 「ねこねこ日本史」の河村友宏が監督、清水匡が脚本を務め、制作プロダクションはACCAとジョーカーフィルムズが担当する。
 アニメの原作となる絵本(世界文化社刊)の発売も決定した。人気絵本作家の森あさ子氏による絵本版は、うんちが肥料や野菜と姿を変えていく循環システムの知恵や価値を、子どもたちに伝える物語となる。4月12日に、1540円で発売。
 以下に種崎と山口からのコメントを掲載する。
【種崎敦美(うんたろう役)】
うんたろうの声を担当させていただきます、種崎敦美です。
うんたろうはもちろん、パエパも他のキャラクターたちも、みんな表情豊かで本当にかわいくて。
アフレコ中はまるで絵本の世界にいるような気分で、とても楽しく収録させていただきました!
わくわく、ドキドキの素敵な旅、うんたろうといっしょに楽しんでいただけたらうれしいです……!
どうぞよろしくお願いいたします!
【山口勝平(パエパ役)】
今回、の~んびりほのぼの、うんたろうと一緒に旅する、ハエのパエパ役で参加させていただきました。
自分はどこへ行くのかな? 何になれるのかな?
急ぐことはないんだなぁ。ゆっくりゆ~っくり見つければいいんだなぁ。と思える作品でした。

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