2020年3月27日 at 日テレらんらんホール

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【PRIZMAX ライヴレポート】
『PRIZMAX Live Level 0 ~FINAL~』
2020年3月27日
at 日テレらんらんホール

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 PRIZMAXが3月27日、東京・日テレらんらんホールで無観客解散ライヴ『PRIZMAX Live Level 0 ~FINAL~』を開催した。“プリズ”の愛称で長きに渡ってEBiDANの兄貴分ポジションで活躍してきたPRIZMAX。2002年に前身ユニットがスタートし、2003年にPrizmaXに改名。メンバーが変遷しながら活動が続き、2013年にはメンバーが固まり5人組の“PrizmaX”としてCDデビューを果たした。2019年3月には新メンバー3人が加入し、表記も大文字の“PRIZMAX”となって活動を行なってきたが、同年12月29日の単独公演で福本有希が脱退。そして3月27日、ライヴで解散を迎えることに。新型コロナウィルス感染拡大防止のため、大切な日が無観客の配信ライヴとなってしまったものの、森崎ウィン、清水大樹、島田 翼、ケビン、森 英寿、小川史記の6人は、プリズの有終の美を飾るべく渾身のパフォーマンスをしっかりと魅せてくれた。

 凛とした姿でステージに立った6人。静寂を裂くようにデビュー曲「Mysterious Eyes」でライヴの口火を切ると、真剣な眼差しのメンバーは、画面越しのホリック(ファンの呼称)に向かってクールに力強いパフォーマンスを届けていく。最初のMCでは清水が“PRIZMAX、本日のライヴをもって解散することになります。大事な日に、会場にホリックを呼ぶことができないのがつらくて寂しいです。でも、どんなかたちでもみなさんの心にしっかり届けるライヴをするので、みなさん最後まで見届けてください!”と気合いの声をあげた。

 ホリックからのリクエストをもとに組まれたという、この日のセットリスト。新たな旅立ちを歌う「OUR ZONE」で盛り上げたあとは、スタンドマイクを使ってシックなムードの「Someday」を歌唱し、やさしくアツいメロディーのR&Bチューン「Never」を届けると、さわやかなポップチューン「Pleasure」では客席に降りて自由にパフォーマンス。画面の向こうのホリックとともに思いっきり楽しさを共有する。

 トークコーナーではメンバーが配信のコメントを読みあげホリックとコミュニケーションを取っていく。そして、清水の“PRIZMAXのデビュー前をずっと支えてくれた楽曲を、6人バージョンで初めてお披露目したいと思います”との言葉から、キャッチーなヒップホップナンバー「HANDS UP」を披露。衣装チェンジしながら賑やかに盛り上がったあとは「Lonely summer days」を投下し、パソコンでホリックへコメント返ししながらのステージは、まさに配信ライヴならではの光景だ。

 中盤ではケビンがピアノを奏で、「夢唄」の心地良いメロディーを響かせると、続く「春空」は森崎・ケビン・森のヴォーカル組3人で歌唱。ケビンのピアノに加え、森崎がアコースティックギターを担当し、穏やかなメロディーと大切な人との別れの想いを歌った歌詞が心に刺さる。途中、感極まった森が涙し歌えなくなり、ケビンも声を詰まらせ、森崎がフォローするという場面も見られた。

 ラストシングルになった「愛をクダサイ」からは後半戦。切ないメロディーが響くミッドチューンを6人は感情を込めて届けると、一転してエレクトロダンスビートが轟く「Beginning」でブチアゲていく。ダークなムードの「DADADADADADA」をパワフルに歌い踊り、加速するビートの「Light The Night」では汗の飛び散る渾身のパフォーマンスでホリックをヒートアップさせる。

 ラスト3曲はホリックからのリクエストベスト3。3位の「HUG & KISS」で楽しさを届け、2位の「カフェオレ」のポップなグルーブで画面越しのホリックとともに盛りあがり、いよいよラスト1曲! まず、ここでメンバーから今の想いが語られていく。

<小川>
この1年間、PRIZMAXで活動してきた景色は怒涛で、濃厚で、全部が素敵な思い出です。15年続く歴史あるグループに僕が入れたことは奇跡だなって感じてました。これだけは言わせてください。PRIZMAXは永遠です。僕の心の中でずっとずっと生き続けます! 僕にとって一生忘れることのない素敵な1年間でした。支えてくださったみなさんありがとうございました。

<ケビン>
僕はPRIZMAXに入る前はずっとひとりで曲を作って歌ってたんです。でも、1年前にこのグループに入って初めてダンスに触れて、僕は音楽の新しい楽しみ方を感じることができました。そう思えたのは、長い年月このグループをやってきた先輩たちのおかげです。フミとヒデは一緒に加入して頑張ってきた仲間ですし、これからも何か一緒にできたらいいなと思ってます。僕は音楽を辞めることはないので、僕の中にPRIZMAXは生き続けます。それを大事にして、次の活動をしていきたいです。そのためにも、僕は全力で頑張って音楽を突き詰めていきたいです。

<森>
僕も加入して1年経つんですけど、みなさんに歌やダンスが良くなったね、成長したねって言ってもらえるんですけど、それは僕ひとりじゃできなかったことです。メンバー、家族、友だち、ホリックに支えていただいたおかげで今ここに立ってます。みなさんのおかげで成長できました。最後にみなさんに我が儘を言うと、これからも英寿を支えてもらいたいです。人としてもアーティストとしてもまだまだ未熟なところがたくさんあるこんな僕ですけど、よろしくお願いします。

<島田>
ほんとに幸せでした。僕は人生の半分以上PRIZMAXにいたんですよ。正直、それが一気になくなるって実感がまだないんです。でも、明日になったらジワッと寂しくなるのかなって思ったりもしてます。ほんとにホリックのみんなありがとう。ホリックはみんなが仲良しって聞いて、僕は誇らしかったです。絶対、その友情は続けていってほしいなと思います。そして、僕らの話をしてほしいなと思います。あと、メンバー! PRIZMAXでいてくれてありがとう。みんなそれぞれ次の道がありますが、僕はみんなからもらった幸せを今度は身近な人に分け与えていけるような人間になりたいです。そして、表現者としても精進していきたいと思います。

<清水>
僕も14年間PRIZMAXと走ってきました。最初のほうからメンバーが曲者が多くて(笑)、自然とそれをまとめる状況に僕がなっていたんです。気がついたら、自分よりも周りを見る癖がついていました。俺は裏で支えてるつもりでメンバーは気づいてないかなって思ってたら、ちゃんとみんな気づいてくれてました。ホリックもそういうことをふと言ってくれて。それが僕は嬉しかったです。心やさしいメンバーがいるからこそ、温かいホリックが集まってくれたんだなと思ってて(涙)、ほんとに胸を張れる環境でした。明日以降、それぞれが光り輝く先に走っていきます。俺はもう少ししっかり自分だけを見れるような、そんな生き方ができればいいなと思ってます。ほんとに幸せすぎた期間でした。当たり前だと思ってたものがなくなるっていうのを今すごく実感してて…でも、まぁ、これもいいかなと思っています。ほんとに最高の期間をありがとうございました。

<森崎>
まずは、ほんとに僕はみんなに感謝しています。メンバーのみんなは俺の我が儘を聞いてくれたり、俺が遅刻してふざけても、それをちゃんと受け入れてくれて…PRIZMAXは俺の帰ってくる場所なんだなっていつも実感してました。僕が音楽に出会って好きになったのも、このグループのおかげです。そして、こんなに親友ができたのも、このグループのおかげです。僕の人生振り返ったらPRIZMAXなしでは語れません。そんな中で、みんな次に旅立とうとしてるんですけど、正直、次に踏み出すのがめちゃくちゃ怖いです。だけど…う〜ん、今日はいろんな思いがありすぎて言葉がまとまらないです。でも、とにかくライヴがすごく楽しいです。そう思えるようになったのも、僕らを笑顔で見てくれてたホリックのおかげです。マネージャー陣、スタッフの方々、そしてメンバーのみんな…だいちゃん、つばちゃん、モーリー、ケビン、フミ、そしてゆうちゃん、ティム、ほんとにありがとう! そして、何より、今日まで信じてくれたホリック、ほんとにありがとうございました。これからも僕ら6人…全部入れたら8人ですね。続いてく人生の中で、またみんなに何か分け与えてられていけるようなエンターテイナーになっていきたいと思います。ありがとうございました!

 それぞれのメンバーがグループへ、そしてホリックへの感謝を述べるという展開。PRIZMAXが作ってきた、素晴らしいチーム感が改めて伝わってきた。これまでたくさんの笑顔を作ってきた彼らだけに、涙で終わるのは似合わない。清水が“しんみり終わりたくないから、楽しく終われるセットリストを持ってきました。なので、ラストは1位の曲で楽しく終わりましょう!”と声をあげると「Three Things」が披露される。明るいモータウンビートのナンバーを全員が笑顔でパフォーマンスし、楽しさ全開のムードが会場いっぱいに広かっていく。そして、銀テープが発射され、キラキラの会場となってフィニッシュ! 解散ライブが幕を下ろす。もちろん、これで終わらない…いや、終わらせない。とめどないアンコールのコメントに応えてメンバーはステージに戻り、パーティーチューン「my girl」で大団円。ノリノリで弾けまくりカメラにアピールし、最高のエンディングを飾った。

 最後に森崎が“みなさん、ほんとに今までたくさんの幸せ、愛情をありがとうございました。これからもPRIZMAXは消えません。みなさんの心の中にも僕たちの心の中にも生き続けます。これからそれぞれ羽ばたいていきますが、PRIZMAXに恥じないような人間に、エンターテイナーになっていけるよう日々精進していきます。これからも僕たち6人…いや、8人をぜひよろしくお願いします!”と語り、“以上、PRIZMAXでした!”の声から全員が手をつなぎ“ありがとうございました!!”と挨拶。メンバーがホリックからの数々のコメント読み続け、賑やかな雰囲気でライヴは終了となった。

 グループのラストステージであり、6人体制最初で最後の公演だったわけだが、歌もダンスも仕上がりぶりはパーフェクト。いつも通りのわちゃわちゃした遊び感もたっぷりとあり、これまで積み重ねてきたものを余すことなく出し切った、実にPRIZMAXらしさ全開のライヴだった。PRIZMAXの優れた楽曲とパフォーマンスがもう見れなくなってしまう寂しさは当然ある。だが、ここから先はそれぞれのメンバーがPRIZMAXを昇華した新たな姿で魅了してくれるはずだ。PRIZMAX、お疲れさまでした!

撮影:笹森健一/取材:土屋恵介


セットリスト

  1. 1. Mysterious Eyes
  2. 2. OUR ZONE
  3. 3. Someday
  4. 4. Never
  5. 5. Pleasure
  6. 6. HANDS UP
  7. 7. Lonely summer days
  8. 8. 夢唄
  9. 9. 春空
  10. 10. 愛をクダサイ
  11. 11. Beginning
  12. 12. DADADADADADA
  13. 13. Light The Night
  14. 14. HUG & KISS
  15. 15. カフェオレ
  16. 16. Three Things
  17. <ENCORE>
  18. my girl
PRIZMAX プロフィール

プリズマックス:2002年結成。10年からスターダストプロモーションの男性タレント集団EBiDAN(恵比寿学園男子部)に参加。13年3月に結成10周年を迎え、ダンス&ヴォーカルユニットとして「Mysterious Eyes/GO!」でCDデビューを果たした。R&B、ヒップホップ、ファンクなどの要素を取り入れた音楽性から、国内外問わず多数のフェスから声が掛かるなど、活動の幅を広げている。19年、新メンバーを迎えて7人体制になったと同時に、グループ名を全て大文字表記の“PRIZMAX”に改名。新体制初の作品となるアルバム『FRNKSTN』を同年4月にリリース。PRIZMAX オフィシャルHP

OKMusic編集部

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