三谷幸喜が秋元才加の大物女優ぶりを
暴露

『国民の映画』は激動の時代を懸命に生きた人々のある一夜の物語で、1940年代のドイツ・ベルリンを舞台に、宣伝大臣ゲッベルズと映画人たちとの間で繰り広げられる人間ドラマで、2011年3月に本公演の幕を開けた直後に東日本大震災が起こり、震災翌日に三谷幸喜さんをはじめとするキャストスタッフの「こういう時だからこそ、劇場のあかりをともさなければならない。」という熱い想いとともに続行された作品である。今回の再演は三谷幸喜さんの「観たくても観れなかった人たちのために…」という想いから実現することとなった。

作・演出の三谷幸喜さんはあいさつで「今回、国民の映画を再演することになりまして、前回ちょうど公演の三日目に3.11があり、僕にとっては思い出深い、想いのこもった作品なので早い時期にきちんとしたかたちで、もう一度みなさんに観ていただきたいなと思っていまして、それがかなって今回の再演となりました。新しい俳優さんも加わってよりパワーアップした作品『国民の映画』になっていると思います。」と強い想いを語った。

ナチスを利用した女、新進女優エルザ・ヒューゼンマイヤーを演じる秋元才加さんは「舞台稽古の時からすばらしいみなさんに手を差し伸べていただいて、こうしてみなさんの前に立つことが出来て光栄に思っております。一回一回(の公演)を大事にしていろんなところを学んで新進女優として躍進できるように頑張っていきたいなと思います。」と意気込みを語り、また稽古場の雰囲気について秋元才加さんは「はじめて稽古場に入るときは、みなさんちょっとピリッとしていて一言も誰もしゃべらないような稽古場かと思って入っていったんですけど、稽古開始までみなさん和やかに喋っていたり、新妻さんはご飯を食べていたりと和気あいあいと和やかなムードだったので最初びっくりして、でも『稽古開始です!』と言われるとスイッチのオンが入る瞬間がみなさんはっきりされていて、切り替えの早さに驚いて勉強になるなと思いました。三谷幸喜さんは私にも毎回朝話しかけてくださったり、出演者のみなさんも大丈夫?と手を差し伸べてくださったり、はげましてくださったので、まだまだだとは思うのですけど毎日がいいお稽古が出来たのかなと思っています。」と手応えを語った。

しかし三谷幸喜さんからは秋元才加さんについて「秋元才加さんは再演で初参加、しかもあまり舞台経験なく、これだけのベテラン俳優の中ですごく緊張してナーバスになっているんじゃないかなと思って、通し稽古が終わった後に『大丈夫ですか?緊張しませんでしたか?』って聞いたら『全然しませんでした。』と可愛げのないことを言っていました。」とすでに大物女優ぶりのエピソードを暴露された。

初演をもっとにつめ、さらに深く豊かな作品になっているという『国民の映画』はPARCO劇場2月8日より3月9日まで公演のあと大阪、愛知、福岡で公演される。ぜひ足を運んでみて欲しい。

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