Superfly、湘南乃風、菅原卓郎など
6月初旬から中旬リリースの
作品8作を紹介
この2年ほど使命のように“ポップ”を最念頭に置いてきたクアイフは、おそらく今作でひとつの答えを見出した。まず正面切って自分を愛することから始める。そういう視点で毎日に散らばる感情を拾い集め、局面打開のための確かなポップソングを丹念に制作していったのだと思う。活気あふれる「I love ME !」はその分かりやすい結晶だ。さまざまなアレンジャーとの仕事もワクワクにつなげた、充実のメジャー初アルバム。
TEXT:田山雄士
TEXT:田山雄士
9mm Parabellum Bulletのフロントマンによる歌謡曲がコンセプトのアルバム。分かりやすく言えば“哀愁歌手”になり切ってみた感じで、色気を漂わせつつ、時にはファンク風味をほんのり効かせ、この路線でヴォーカリストとしての可能性がどこまで押し広げられるか。それを菅原と滝 善充(プロデュース&全作曲を手がけた9mmのギタリスト)が楽しみながら取り組んでいるようだ。女性目線の歌詞もあって似合ってます。
TEXT:田山雄士
TEXT:田山雄士
シングル曲の「トナリアウ」「BLACK MEMORY」も含む4thアルバム。ライヴ映えするアンセムだけにとどまらず、R&B、ファンク、ハードロックの要素も巧みに取り入れ、ポップに聴かせる全10曲にJ-ROCKの正統派としての自信と誇りがみなぎる。今の世の中を斬るシニカルな歌詞も彼らならではだ。初回盤のDVDには2月の大阪城ホール公演の9曲と現在進行形のReI projectの未公開ドキュメンタリーを収録。
TEXT:山口智男
TEXT:山口智男
2015年の新メンバー加入以後、研鑽を重ねてきたWiennersが満を持して発表するフルアルバム。ミディアム~スロー一切なし。全11 曲で収録時間約30分という清々しいまでのスパートは、彼らの意気込みをそのまま反映したものだろう。アジアンな音階とファンキーなリズムの融合を完全に自分たちのものにした印象もある。音像はシャープだが、メロディーはキャッチーなのでどれもこれも親しみやすく、ライヴ映え間違いなし。
TEXT:帆苅智之
TEXT:帆苅智之
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