コブクロ「小渕さんファイナル感ハン
パないです、サンシャイン池崎感ハン
パない」

コブクロが、全国14都市30公演におよぶ25万人動員の全国ツアー<アサヒもぎたて presents KOBUKURO LIVE TOUR 2017 “心”>のファイナル公演を11月25日&26日の2DAYSにわたりさいたまスーパーアリーナにて行った。オフィシャルから届いたライブレポートをお届けしたい。
◆コブクロ ライブ画像
7月8日の新潟公演から5か月間にわたって実施された同ツアー。先日行われた京セラドーム大阪公演では、2日間で約9万人を動員し、地元大阪で大盛り上がりを見せていた。京セラドーム大阪とさいたまスーパーアリーナ公演では、「お客さんの出来るだけ近くに行きたい」という2人の想いから、360°どこからでもコブクロを近くに見ることができるセンターステージ形式がとられた。
ツアーファイナルのさいたまスーパーアリーナは、21130人のオーディエンスが詰めかけ超満員となった。彼等の登場を待つファンの熱気が充満し、高まる期待と共にオープニング映像が流れ出す。シングル「心」を引っ提げたツアーという事で、過去のコブクロの楽曲から“心”というフレーズだけを様々な楽曲から切り取って繋げて制作したこだわりのSEに会場はどよめき、大歓声の中、メンバーが登場した。
今回のツアーのコンセプトは、シングル「心」が軸にありながらも、“とにかく自分たちの好きな事、今やりたい事を詰め込んだ自由な”ツアーだ。1曲目から、昨年2016年のツアー<KOBUKURO LIVE TOUR 2017 “TIMELESS WORLD”>の本編最後に演奏していたツインギターソロのフレーズをイントロに入れ込み、今回のツアーの為に書き下ろしたアップテンポなCD未収録の新曲「君になれ」を披露。昨年のツアーとの繋がりを感じさせ、ファンからは歓声が上がる。19年前の結成当時から、新曲が出来ると、まずストリートで目の前のファンに披露してきたふたり。これがまさにコブクロ流であり、そのシンプルな表現方法は今も全く変わらない。
続いて、シングル曲「虹」「君という名の翼」、現在もCM放送中のロッテ ガーナチョコレートCMソング「tOKi meki」を披露し、オープニング4曲を駆け抜けた。
MCで小渕は、「ファイナルへようこそ、コブクロでーす。ファイナルを応援しに駆けつけてくれてありがとう」と30公演のファイナルに感極まる様子。黒田は、「今日は良いライブになると思いますよ。小渕さんファイナル感ハンパないです、サンシャイン池崎感ハンパないです」と振ると、小渕が「イエーイ!!」とモノマネをし、コブクロらしい掛け合いで、オープニングから会場は笑顔に包まれた。
今回、コブクロのツアー史上初の試みとなったのが、LEDリストバンドのツアーグッズだった。4パターンに変わるライト演出により、会場は光に包まれ楽曲に合せて色を変え、さらなる一体感をもたらしていた。
続く「紙飛行機」では、ハート型の紙飛行機が天井から降り、それを必死に追うファンの様子が非常に幸せそうであり、会場全体を温かい雰囲気にした。
また、ライブ中盤には、2曲目のCD未収録音源となる新曲「夏の雫」の曲紹介をし、風鈴の音が鳴り響くイントロから田舎の風景が蘇るような切ない楽曲を披露した。そして、季節が夏から冬へ変わるように、続いてヒット曲「流星」を歌い上げた。
その後、19年前のインディーズ時代の話から「夢を歌った歌です」と、力強く「Starting Line」を歌い上げ、コブクロの歌唱力の一番の魅せ所のように、続けて「蒼く 優しく」を熱唱した。そして最新シングル「心」の後半では、マイクを離しアカペラで生声を届けると、スタンディングオベーションとなった。深くお辞儀をし、感極まる2人の姿に、更に観客も拍手を続け会場は最高潮の雰囲気に。小渕は、「30公演“心”を歌ってきて、今日完成したなと思った」とファイナルの手ごたえを語った。
その後は、コブクロ恒例のロングMCコーナーに。すでに燃え尽きた様子の黒田はステージに座り込み、「デニムの中から足が溶けていってる。2017年 黒田俊介 完。」と笑いをそそった。
続いて、来年春から開催する全国ツアーを告知。ツアーでは初チャレンジとなる小渕のギターのみの演奏で全曲を披露する旨、小渕と黒田2人きりで全国を廻ること、さらには11月27日(月)から同ツアーで聴きたい曲のリクエストをファンから募ることも告げられた。
MCで更に会場のヴォルテージを上げ、ツアーは後半戦へ。3曲目のCD未収録の新曲「白雪」、その他3曲を続けて披露し、大盛り上がりを見せ本編が終了した。
アンコールでは、真っ白なLEDで輝く中、昨年のヒット曲「未来」を熱唱。最後は、代表曲「轍-わだち-」で会場を盛り上げ、コール&レスポンスで会場と一体となりツアーファイナルは幕を閉じた。
2018年9月には、コブクロは結成20周年を迎える。20周年を前に、新たなチャレンジにも挑むふたりに引き続き注目したい。
【セットリスト】


1.君になれ

2.虹

3.君という名の翼

4.tOKi meki

5.紙飛行機

6.SUNRISE

7.HELLO, NEW DAY

8.LIFE

9.夏の雫

10.流星

11.Starting Line

12.蒼く 優しく

13.心

14.白雪

15.memory

16.神風

17.ストリートのテーマ

18.未来

19.轍-わだち-

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