back numberの「ハッピーエンド」が、なんと10月1日付けウィークリーランキングから3週連続で1位を獲得。発売日は2016年11月ながら、約1年を経たこのタイミングでさらに勢いが加速するとは恐れ入る。
10月14日に放送された『世にも奇妙な物語 ‘17秋の特別編』(フジテレビ系)の、岩田剛典(
EXILE/三代目
J Soul Brothers)主演作『運命探知機』の挿入歌に、
Mr.Childrenの「365日」とともに採用された本作。恋する女性を元彼から奪うクライマックスシーンで「ハッピーエンド」が使用され、実に情緒豊かに響き渡った。とくに、岩田演じる主人公が女性を想って駆け出すシーンと、「ハッピーエンド」の冒頭、<さよならが喉の奥につっかえてしまって>が切なくリンク。“つっかえたさよなら”を精一杯振り切って全力疾走する主人公に、涙が溢れた視聴者も多いのではないだろうか。
2位は韓国の女性アイドルグループ・
TWICEの日本1stシングル「One More Time」。2週連続2位を獲得しており、こちらも勢いは凄まじい。友達だと思っていた人に対し、恋愛感情を抱いてしまった女の子の、かわいらしい心の昂りを綴る本作。<Gimme Gimme More 君のそばにいるよ>や<One More Time (ギミギミ)One More Time o oh>など、歌詞の内容というよりは恋にワクワクする女の子の胸の内をポップなワードで表しているのが魅力的。<一度のハグじゃ まだ足りない“TWICE” 大好きな声 もっと聞きたい “TWICE”>といった、グループ名を歌詞に盛り込んでいるのはK-POPアーティストならではだ。
3位には
米津玄師のアルバム『BOOTLEG』から、「灰色と青(+
菅田将暉)」がランクイン。過去の自分を思い出すように<どれだけ背丈が変わろうとも 変わらない何かがありますように>と切々と歌い上げる本作は、米津と菅田の現在の立ち位置をどうしても思い浮かべてしまう。ミュージシャンとして、また俳優として明らかに成功した彼らが、ふと過去を振り返ったときに何を思うのか。その答えは、この歌詞の中にしっかりと綴られているように思える。米津の楽曲はほかにも5位に「LOSER」、9位に「打上花火」と計3曲がランクインし、人気の高さを見せつけている。
4位は、
はなわの「お義父さん」。本作がヒットしたことで、モデルである“お義父さん”とも再会していたものの、末期の胃がんにより10月8日に死去されたことをブログにて報告。告別式後の食事会で本作を歌唱したことも明かされ、改めて注目が集まったといえよう。