女性が男性曲をうたう「ギャップ萌え」時代到来!名作4選!

    女性が男性アーティストの楽曲をカバーする時代到来

    シャンソン歌手、オーラが見える人、愛の伝道師……多くの肩書きを持つ美輪明宏は言った。「今まで、強い男と弱い女は見たことがない」と。確かに、普段、会社でバリバリ働いて威厳のある人ほど、家に帰れば奥さんの前では甘える、という話しを聞いたことがある。ってことはアレか? 本来、女性が「俺」とか「僕」で、男性が「私」とか「あたし」を使った方がしっくりくるんじゃない? と、まあ、そんな文字の無駄遣いはこの辺にしといて(前置きが長くてすいません汗)。
    今回のテーマは「2017年、女性が男性アーティストのヒット曲をカヴァーするのが流行ってる」という話。

    かつては、徳永英明が2005年から始めたカバーアルバム『VOCALIST』シリーズの大ヒットによって、つるの剛士クリス・ハートなど様々な男性歌手が、女性アーティストの歌をカバーするブームが生まれた。愛してる人を前にしたら、正直に自分の気持ちを伝えられない女の子の心情を歌った「LOVE LOVE LOVE」、別れた彼氏のことを忘れられない女の子の失恋ソング「M」など、女性感が強い楽曲ほど、リスナーから受け入れられた。
    これ、要するに“ギャップ萌え”ということ。男性がほろっと見せる女々しさに世の女性はグッときたのだ。
    いま聴くべき!「女性」が「男性曲」をうたうベスト4!

    そして2017年、今度は女性が男性曲を歌うブームが到来! 藤原さくらの「春の歌」、能年玲奈の「エイリアンズ」、井上苑子の「どんなときも」など挙げたらキリがない。今回は“ギャップ萌え”に注目して、今年、聴くべき女性が歌う男性アーティストのカバー曲を紹介します!

    1.BENI「海の声」
    今回のテーマで絶対にハズすことが出来ないのはBENI。BENIが2010年から発表しているカバーアルバムシリーズ『COVERS』は一貫して、男性アーティストのカバー曲だけを歌ってきた。しかも、シリーズ累計100万枚のセールスを成し遂げている。そんなBENIが、9月13日に4年ぶりとなる最新作『COVERS THE CITY』をリリースする。サカナクションの「新宝島」、秦基博の「ひまわりの約束」、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEの「R.Y.U.S.E.I.」など近年のヒット曲が目立つ。そんな中でも思わず“ギャップ萌え”するのが、斉藤和義の「ずっと好きだった」。未練たらしく、男らしさ溢れる曲をBENIが歌うってところ、グッときませんか?(きますよね!!)。しかも、印象的な80年代風のR&Rなギターリフを排除して、シティポップにアレンジしています(最高ぅー!)。是非、一聴の価値アリ!

    2.中島美嘉「SAY YES」
    こちらも4年ぶりにリリースされたカバーアルバムの『ROOTS~Piano & Voice~』。中島美嘉自身が影響を受けてきたルーツミュージックをカバーした作品。玉置浩二の「メロディー」、桑田佳祐の「祭りのあと」、スピッツの「空も飛べるはず」など、誰もが口ずさめる大名曲が並ぶ中で、特にピックアップしたいのがCHAGE and ASKAの「SAY YES」。“君を愛してる”をここまで壮大に伝えるラブソング、そうそうないでしょ! しかも、平成生まれの方はピンとこないかもしれないが、ドラマ『101回目のプロポーズ』の主題歌としても有名。武田鉄矢演じる星野達郎が恋人を失いたくない思いから、走行中のダンプカーの前に飛び出して、あわや轢かれる!って瞬間に車が止まり、この曲が流れる。そして、名言「僕は死にましぇん! あなたが好きだから、僕は死にましぇん。僕が、幸せにしますからぁ!」って博多弁で叫ぶんですよ。曲もドラマも男くさい……って、どうでも良い熱弁をさておき。ソウルフルな原曲と違って、しっとりと歌い上げる中島美嘉に注目です!

    3. 阿部真央「ええねん」
    ウルフルズが今年デビュー25周年ということで発表された、初のトリビュートアルバム『Best of Girl Friends』。この作品はトータス松本が「あえて女性の声で自分たちの楽曲を歌ってもらったら面白いのでは?」というアイデアから生まれた、全曲女性アーティストによるカバー曲集。参加アーティストは阿部真央、UA、片平里菜、木村カエラJUJUSuperflyチャットモンチーハンバートハンバートふくろうずBONNIE PINK松崎ナオルルルルズの計12組。特に阿部真央の「ええねん」を彼女の声で歌われてる、なんてキュンとすること必至。「僕はお前がええねん 好きでいれたらええねん」そんな、ド直球なこと言われたいっすよ(笑)。割と原曲に忠実なアレンジをしてて、阿部真央のウルフルズに対するリスペクトを感じます。

    4.上野優華「しるし」
    最後に紹介したいのが、Mr.Childrenの大名曲「しるし」。この曲は桜井和寿がドラマ『14才の母』のために書き下ろしたラブソング。これを歌うのは、若干19歳にして稀代のシンガー上野優華。上野優華は同曲を自身のアコースティックライブで披露して、ファンからリクエストにより音源化が決定した。

    「今回、Mr.Childrenさんの「しるし」という素敵な楽曲をカバーさせていただける事をとても嬉しく思います。この曲に出会ったのは、私が小学生の時に見ていたドラマの主題歌になっていて、繊細な歌声と歌詞が耳から 離れなくて胸が熱くなったのを覚えています」「初めて楽曲を聴いた頃は、歌詞の深い意味までは理解出来ていなかったけれど、今は深い愛を描いたこの曲の言葉一つ一つを大切に歌わせていただきたいと思います」

    とコメントしている。曲の解釈は諸説あるが、僕は桜井さんが、自分の子供へ宛てた親心を表現している曲なのでは、と思っている。そんな、父性感を表現した歌を上野優華が歌うことで母性に変わる化学変化。声の艶っぽさ、抜群のピッチ感、高い表現力のすべてを堪能することができます!(これで19歳って、とんでもないな……)。ちなみに9/1 から音楽配信サイトにてダウンロードが可能ですので、是非!

    いかがだったでしょうか? 女性が歌うからこそ、原曲と違った魅力を感じることができる上記のカバー曲たち。是非ともオススメ4曲を聴いて“ギャップ萌え”しちゃってください!

    Text_真貝聡

    女性が男性曲をうたう「ギャップ萌え」時代到来!名作4選!はミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。

    ミーティア

    「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。

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