【GARNET CROW】『GARNET CROW Symp
honic Concert 2010 ~All Lovers~
』2010年8月26日 at 東京国際フォー
ラム ホールA

取材:石田博嗣

 他のバンドやアーティストが作り得ない空気感だったり、音像や詩世界。唯一無二なサウンドを作り続けているGARNET CROWが、デビュー10周年記念のスペシャルライヴということで、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団との共演を果たした。ライヴはオーケストラによるインストゥルメンタルによる「忘れ咲き」で幕を開け、場内に清涼感のある空気が広がると、メンバーが登場しての「涙のイエスタデー」へ。幾重にも重なるストリングスの調べ、多重音層を作り上げる管楽器、中村由利のクリーンで伸びやかなヴォイス、AZUKI七が紡いだ言葉の余韻…楽曲が持つ広がりや深みが何倍も増し、立体的に再現されていく。終演の瞬間を迎えるまで、真綿に包まれたようなやさしさと、安心感に似た温くもりを感じていたことは言うまでもないだろう。

セットリスト

  1. 忘れ咲き
  2. 涙のイエスタデー
  3. The first cry
  4. Love is a Bird
  5. 今宵エデンの片隅で
  6. 水のない晴れた海へ
  7. 夢みたあとで
  8. もう一度 笑って
  9. Holy ground
  10. 花は咲いて ただ揺れて
  11. やさしい雨 ~相思相愛 ver.~
  12. 恋することしか出来ないみたいに ~恋の蕾 ver.~
  13. Love Lone Star
  14. WEEKEND
  15. Over Drive
  16. 空に花火
  17. Mr.Holiday
  18. 二人のロケット
GARNET CROW プロフィール

全作曲を手掛けるヴォーカルの中村由利、全作詞とキーボードのAZUKI 七、アレンジとキーボードの古井弘人、ギターの岡本仁志の4人からなる男女混成ポップ・ロック・バンド。洋楽的なサウンド・プロダクツに絡む、深遠な歌詞、憂いと優しさを秘めたヴォーカル。そこはかとなく覆うダークな雰囲気が、他のJポップ・グループとは一線を画す、GARNET CROWならではの世界観を醸し出している。オフィシャルHP
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OKMusic編集部

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