【氣志團 × キュウソネコカミ】『T
OWER RECORDS presents FIST BUMP v
ol.1 氣志團 × キュウソネコカミ~
校舎のウラで一触即発!?~』2015年
4月22日 at Zepp Tokyo

撮影:Viola Kam (V'z Twinkle)/取材:高良美咲

 “拳と拳を突き合わせる仲間内のあいさつ”を意味する言葉をタイトルに掲げたTOWER RECORDS企画『FIST BUMP』の記念すべき第1回目。今夜起こる奇跡の対決(!?)を見届けにきた人々の期待を示すかのように会場は熱気であふれ返っていた。

 そんな場内を早速ダンスフロアーに仕立て上げたのは氣志團。“俺んとここないか?”というお決まりのフレーズから始まった「One Night Carnival」で早速ヤンキーの空気に巻き込まれる会場に、“ヤンキーなんか怖くない!”という言葉とともにキュウソネコカミに扮した氣志團こと“チクビアマガミ”が登場! そう、ここまでは氣志團に扮した微熱DANJIによる当て振りパフォーマンスだったのだ(本物の氣志團は上手袖で生演奏)。氣斗雲で客席に乗り込んだり、カメハメ波のパフォーマンスなどキュウソのライヴを彷彿させる場面もありつつ、両者のファンを巻き込んでヒートアップ!

 清々しいまでのバトンタッチをされたキュウソネコカミも負けじとキラーチューンで攻め込み、会場を一気に自分たちの空気に変える。もはやホームもアウェイも関係なく、ここは彼らの独壇場だ。オーディエンスの割れんばかりの歓声の中、この日は新曲である「メガシェイクイット(仮)」まで披露。

 アンコールではキュウソはジャージ、氣志團はいつも通りのリーゼント&学ランで登場すると、2組で「DQNなりたい、40代で死にたい」の“ヤンキーこわい”を大合唱! 最終的には氣志團によるヤンキーにまつわるエピソードで“ヤンキーかわいい”の大合唱に変わり、大いに盛り上がりをみせたまま対決の幕を閉じた。今後も定期的に開催されるという『FIST BUMP』で、これから繰り広げられるであろう対決にも期待が高まる。

セットリスト

  1. 【氣志團】
  2. 1.房総スカイライン・ファントム
  3. 2.One Night Carnival
  4. 3.One Night Carnival
  5. 4.喧嘩上等
  6. 5.愛 羅 武 勇
  7. 6.MY WAY
  8. 【キュウソネコカミ】
  9. 1.お願いシェンロン
  10. 2.良いDJ
  11. 3.ファントムヴァイブレーション
  12. 4.GALAXY
  13. 5.メガシェイクイット(仮)
  14. 6.空心菜
  15. 7.サブカル女子
  16. 8.Scary song
  17. 9.ウィーワーインディーズバンド!!
  18. 10.ビビった
  19. <ENCORE>
  20. DQNなりたい、40代で死にたい
キュウソネコカミ プロフィール

キュウソネコカミ:2009年12月、大学の軽音楽部内で就職活動に敗れた者たちを中心に兵庫県西宮市で結成。10年よりライヴ活動を開始。エッジが効いたダンサブルでキャッチーなサウンド、身の周りの事柄への愚痴や文句を込めた世界観のない歌詞、エモーショナルで逆ギレ気味なMCとライヴスタイルにステージ下での腰の低さも合わさって、アンダーグラウンドからオーバーグラウンドまで比較的いろいろなジャンルのバンドとの対バンを重ねる。そして、14年6月、ミニアルバム『チェンジ ザ ワールド』でメジャーデビューを果たした。キュウソネコカミ オフィシャルHP

氣志團 プロフィール

「大胆かつハレンチに、Vのベルトはヴァレンチノ!!」——を合い言葉に、"カラスの街"千葉県・木更津から飛び出した6人組。ルックス・楽曲共々、古き良き男気を存分に感じさせる"いなたさ"全開の一方で、過剰にして厄介なセンチメンタリズムにも少女漫画並に精通。世界初の"ヤンク・ロック(ヤンク=ヤンキー+パンクの造語)"を宣言する、リーダーにしてメイン・パフォーマーの綾小路"セロニアス"翔は、地元の不良界ではすでにカリスマとして君臨しているとか。
全員ボンタンとリーゼントを基調としつつ、一見セレモニー風なライヴで応援団的精神論を感じさせながらも、アクションにはどこか80年代原宿竹の子族的なオチャメさも潜んでおり、「ウナギと梅干し」どころではない芸風の過剰なゴタ混ぜぶり(サービス精神、とも言う)がまず尋常ではない。楽曲もロック・バンド的ギター・サウンドを軸に、いまどきのレア・グルーヴな息吹も十分に感じさせながら、しかし歌メロは完全に往年の歌謡曲直伝の哀愁フレーズ大噴出状態。聴く者の涙腺をムリヤリこじ開けてでも感動させる脅迫に近い泣きメロ攻勢には、時代は21世紀に変われどやはりコレやられたら日本人なら抗えぬ——という歴史的史実を否応無しに実感させられることとなる。
ついでに言っとくと"ウケる/ウケない""笑える/こっ恥ずかしい"のギリギリ線上をタイトロープで彷徨う「ちょっとダメな、俺」チックなMCも、その危うさゆえに放っておけないハラハラ感が見守る者すべてを保護者気分に誘致してしまう"やきもきマジック"全開で、要するに一時たりとも目が離せないわけなんである。重度中毒患者急増中。  (小池清彦)氣志團 オフィシャルHP(アーティスト)
氣志團 オフィシャルHP(レーベル)
綾小路 翔 オフィシャルTwitter
氣志團 オフィシャルTwitter
綾小路 翔 オフィシャルブログ
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OKMusic編集部

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