前編:雰囲気で面白いということにな
っている芸人ランキング

 人を笑わせることを生業とする芸人。それゆえ、芸人の面白さは厳しくジャッジされるべきだ。しかし、芸能界にはあまり面白くないのに、なぜかつまらないというレッテルを貼られず、生きながらえる芸人がかなりいる。ここではそんな「あまり面白く感じられないのに雰囲気で面白いことになっている」芸人に、しっかりと視聴者目線で指摘していきたい。

5位 ケンドーコバヤシ
至上稀に見る媚び売り芸人。韓流ブームだと見るやK-POPファンに媚びを売り、アイドルブームだと見るやアイドルオタクに媚びを売り、吉本の先輩芸人に媚びを売る。
しかし、本質が媚び売りにあるため、軸はブレブレでネタは薄い。笑いに信念やポリシーなどは見えず、見る価値を感じる芸を創造できていない。また得意とされている下ネタもヒネリがなく、クスリと笑えるようなものに昇華する友近の方が数段上かもしれない。

4位 カンニング竹山
(面白いのに)つまらないとレッテルを貼られてしまった狩野英孝やレイザーラモンRGを見下すような言動が散見されるが、今の竹山が彼らより厳しい状態なのは明らか。有吉弘行も、「竹山さんで笑ったことはない」と明言している(ちなみにこれを直接言われた時に、竹山は当然面白い返しができなかった)。
昔は面白かったけど今は落ち着きました的な雰囲気を醸し出しているが、そもそも思い出してほしい。竹山のかつてのキレ芸やトークはどうだっただろうか? ルックスも清潔とはいえない。
トークで笑いをとれないのなら、キモキャラを全面に押し出してみてはと思うのだが、彼の高いプライドがそれを許さないだろう。

3位 バカリズム
彼のことを面白いと言えば、お笑いがわかっている風な視聴者を気取れる。しかし、彼もやはり雰囲気だけで、冷静に見れば別。実際に、司会を務める『アイドリング!!!』でも、企画の良さやメンバーの魅力を引き出せていない。
どちらかといえば、クリエーター系の芸人に属するバカリズムだが、創造活動も微妙な印象。フジテレビの深夜番組『OV監督』、そしてゴールデンタイム移行後の『オモクリ監督』でも、映像作品をドヤ顔で披露していたが、面白いと手放しで言えるものではなかった。能ある鷹を演じているが、いまのところ爪はナシにも見える。
(文・角刈りハーブティー)

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