「今年の新年会が昨年に続き、2年連続で開催されなかったんんです」というのはスポーツ紙デスク。
同プロの新年会は、俳優で前社長の渡哲也(73)をはじめ、舘ひろし(64)、神田正輝(64)ら所属タレントが一堂に会する年始の恒例行事だった。
「1万円のお年玉を参加者全員に配る大盤振る舞いで知られ、取材に行った際も各地の名産品や高級なお菓子、食品などお土産がよかったんです」
これほど宣伝効果があり、評判もよかったイベントをなぜやらなくなってしまったのか?
「実は石原裕次郎(享年52)の埋蔵金を使い切ってしまったからです」
創設者で初代社長だった裕次郎が亡くなったのは1987年…あれからもう30年近くがたつ。
「2009年に裕次郎の23回忌法要にかかった費用はなんと30億円でした。偉いお坊さんを何十人も呼んで、盛大にやったのはいいんですが、石原プロが『西部警察』(テレビ朝日系)の大成功で貯めてきた埋蔵金をすべて使い切ってしまったんです」
なぜ、そんな無謀な使い方をしてしまったの?
「近年は裕次郎を知らない世代も増えてきたので、豪華絢爛な法要をして再び知名度を高めようと考えたんです。もちろん、多少の浪費をしても、大手スポンサーが今まで通り損得抜きで支援するはずという甘い期待もあったはずです」
その期待が外れてしまった?
「この不況ですからね。石原軍団にとって一番の大口スポンサーは消費者金融の武富士でした。ところが、過払い金請求による損失などで武富士は2011年に経営破綻しています。残る2大スポンサーである宝酒造、オートバックスも消費税が8%になってからは大規模なバックアップも縮小されました」
このままでは倒産する?
「事実上の倒産は裕次郎のブランドを大きく傷つけることになるので、絶対に避けたい。最終的には会社を自主的に解散する道を選ぶでしょう」
えっ、そこまで具体的なシナリオができている?
「実は社長を務めていた渡や取締役だった舘と神田が2011年に退任し、役員報酬をカットしてもまだ経営は右肩下がりで悪化し続けています。あと3年持つかどうかの瀬戸際まで来ていると思います」(先のデスク)
やはり30億円かけた法要をするより、一か八かで映画を作ったほうがよかったのでは? あの世で裕次郎は何思う…。

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