H Jungle with tが劇的な復活 ダウ
ンタウン浜田「小室は最初から200万
枚売れるって言ってた」

(参考:小室哲哉はJPOPのリズムをどう変えたか 現役ミュージシャンが「TKサウンド」を分析)

 オープニングはTRFの「survival dAnce ~no no cry more~」からスタート。楽曲に合わせ、出演者陣が次々と紹介されていった。

 その後、トークのトップバッターには嵐が登場。同番組が開始された20年前は、大野智しかジャニーズ事務所に所属しておらず、他のメンバーはまだ一般人だったという。松本潤が「VHSに同番組を録画して、H jungle with tのCDを買った」と語ると、浜田は「買ってくれたん?」と嬉しそうに応じた。

 SMAPは初登場時のVTRがオンエア。浜田は「最初はタチ悪かった」、松本は「不良の集まりみたいでね」と当時のSMAPについての印象を述べた。また、中居正広は松本が白髪の影響で髪色を変えていることに触れ「今、白髪が出ても黒くするけど、僕らはいつオープンにするんだろうか」と40代に差し掛かった自分たちについて言及。香取慎吾が「10代から金髪や青髪にしてるから白髪でも平気」と語ると、続いて稲垣吾郎は「僕も白髪は出てるし、そのたびに黒く染めてる」と告白、草なぎ剛は「事情があってお酒を5年くらい絶ってたら、髪の毛が太くなってた」と明かし、スタジオは爆笑に包まれた。

 続いて登場したのはaikoポルノグラフィティ。aikoは番組初登場時に「友達が松本さんと付き合ってた」という事実を語っていたことを掘り返し「ホンマごめんなさい! 嬉しくて仕方なかったし言いたかった」と当時の言動を詫びた。ポルノグラフィティは同番組で頻繁に手紙を書き、ダウンタウンに読んでいた思い出を語ると、松本から「読むたびにクオリティが下がってた」と厳しい指摘を受けた。その後、aikoは「あたしの向こう」、ポルノグラフィティは「俺たちのセレブレーション」を披露した。

 番組後半では、豪華アーティストによるスペシャルヒットメドレーが放送された。松本はトップバッターのT.M.Revolutionに対し「袖のところで元嫁( PUFFY吉村由美)とあんなに仲良く喋れるんやね、なんやったらもう一回引っ付こうとしてる?」と切れ味鋭い質問をすると、西川貴教は「違う! ホンマ嫌やわー!」と否定。そこから「HOT LIMIT」を熱唱するも、動揺を引きずったのか、楽曲を一部飛ばすハプニングも。松本からは「この失敗は消臭力でも消えないよ」と注意された。

 その後、ウルフルズやPUFFY、鈴木亜美河村隆一GACKT、SMAPといった、同番組に多く出演してきたアーティストたちが、懐かしの楽曲群を次々披露。さらに、槇原敬之がダウンタウンの2人に向けて作った「チキンライス」をセルフカバーし、クライマックスでは小室哲哉と浜田のユニット・H Jungle with tが復活。浜田は「小室は最初から200万枚売れるって言ってた」と、当時の裏話を語り、ゲスト全員で200万枚の売り上げを記録した大ヒット曲「WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント」を熱唱し、番組が終了した。

 豪華アーティスト陣が同番組の思い出とともに20周年を祝った今回の放送。H Jungle with tの復活を含め、貴重な一夜となった。(向原康太)

リアルサウンド

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