ブリヂストン美術館で展覧会「ベスト
・オブ・ザ・ベスト」 - モネやルノ
ワールから戦後美術まで

創設者・石橋正二郎(1889-1976年)の美術品収集に端を発する石橋財団コレクションは、現在2,585点を数え、そのうち1,625点が東京のブリヂストン美術館で管理されている。本展覧会では、これらのうちから選び抜かれた約160点のベストセレクションが展示される。

西洋近代美術では、エドゥアール・マネや、彼を慕ってグループを形成したカミーユ・ピサロやクロード・モネ、ピエール=オーギュスト・ルノワールら印象派の作品をはじめ、20世紀に入ってからフォーヴィスムの運動で足跡を残したアンリ・マティス、そしてエコール・ド・パリなどの1920年代を中心に花開いたさまざまな個性を楽しむことができる。

日本近代洋画では、ヨーロッパ留学を経験した藤島武二の力強く簡潔な絵画や、ロマン主義的な主題に才能を開花させた青木繁の作品などを展示。昭和期では、セザンヌの影響から脱して日本人によるリアリズムを追求した安井曾太郎、また日仏を往還して白い下地に線描を駆使した藤田嗣治らの作品が展観される。

戦後美術では、フランスで見られたジャン・フォートリエ、ザオ・ウーキーらの、「不定型なもの」を意味する「 アンフォルメル」の抽象絵画を紹介。幾何学的ではない抒情的な筆づかい、色づかいが、静かにあるいは激しく画面を彩っている。一方、第二次世界大戦後、ニューヨークやその他の都市でも重要な運動が次々に湧き起こる。アメリカでは、抽象表現主義と呼ばれる画家のひとりジャクソン・ ポロックの作品など、内なるエネルギーを雄弁に語りかけるような作品が数多く展示される。

なお開館63年を迎えるブリヂストン美術館は、 2015年5月18日より長期休館し新築工事を行うため、本展が休館前の最後の展示となる。

【開催概要】
ベスト・オブ・ザ・ベスト
会期:2015年1月31日(土)〜5月17日(日)
開館時間:10:00〜18:00 (毎週金曜日は20:00まで)
休館日:月曜 (祝日の場合は開館)
年末年始休館日:2014年12月26日(金)〜2015年1月1日(木)
※入館は閉館の30分前まで。
※休館日は展覧会によって異なる場合があるので、休館日カレンダーを要確認。
場所:ブリヂストン美術館
住所:東京都中央区京橋1丁目10番1号

【問い合わせ先】
ハローダイヤル
TEL:03-5777-8600

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