REPORT|Lunv Loyal TikTok LIVE初の
バンド・セットで魅せたタフな表現
最新AL『LOYALTY』リリース記念ライ
ブをレポート 初のバンド・セットで
魅せたタフな表現 最新AL『LOYALTY
』リリース記念ライブをレポート
Photo by 217…NINA(https://www.instagram.com/photoby217/)
秋田出身のラッパー・Lunv Loyalが12月13日(水)に自身3作目となるアルバム『LOYALTY』をリリース。同作を記念し、TikTokにてスタジオ・ライブを生配信した。この日はアルバムでも多数の楽曲プロデュースを手がけている盟友・ViryKnotと、各々が幅広い活動を展開する3人組バンド/ビートメイカー・クルーAWSM.を迎え、自身初となるバンド編成でスペシャルなパフォーマンスを披露した。
@lunvloyal_official LOYALTY聴いてくれた?︎︎
メロディックなフロウに乗せて届けられる痛みや悲しみ──そこには一種の諦念のようなもの含まれているように感じられるが、そこから逃避せずに正面から向き合い、前へと進んでいくという覚悟や気概が合わさることで、強度の高い表現を生み出しているのだろう。前身バンド時代から交流を持ってきたAWSM.と、同郷のViryKnotを迎えたバンド・セットでのパフォーマンスでは、その表現がより増幅されたような印象を受けた。
およそ6年前に行われた ニートtokyoでの映像インタビュー(https://www.youtube.com/watch?v=EtI5AzlTcv0) では、秋田そして東北出身であることは「自分のコンプレックス」であり、そして同時に「ものすごく大事」なことであると語っていたが、秋田音頭の一節も引用した本楽曲でも、ユーモアも交えながらその両側面が表現されている。自身の生い立ち、育った環境、どうしようもできないものを力強いフロウで音楽へと昇華していく姿は、どこまでもタフでリアルな表現者の在り方を提示しているかのようだ。
1stアルバム『ZERO』(2020年)収録の人気曲「100」では小気味良いフロウをタイトなバンド・サウンドに乗せて披露。滑らかに韻を踏むそのラップ・スキルも存分に見せつけた。配信画面に流れてくる終わりを惜しむ多数のコメントをよそに、「ありがとうございました。この後はアルバムで会いましょう」と言い残してLunv Loyalが一礼。この日のライブは幕を下ろした。
Setlist
1. Lunv Loyal DJ MIX
2. LOYALTY
3. Karma
4. SHIBUKI BOY
5. High Bridge
6. 100
Lunv Loyal 『LOYALTY』
Tracklist:
1. Matsuri
2. SHIBUKI BOY
3. 火!! ft.YTG
4. 高所恐怖症 ft. SEEDA & Watson
5. Iburi Gacko Flow pt.2 ft. Yung Colty & JETG
6. Young OG
7. Swim Up ft. Young zetton
8. Fallin’ Love
9. LOYALTY
10. Karma
11. NERENAI ft. Kenayeboi
■ 配信リンク(https://linkco.re/MG55upAg)
■Lunv Loyal: X(Twitter)(https://twitter.com/Lunv_Loyal) / Instagram(https://www.instagram.com/lunvloyal/)
Text by Takazumi Hosaka
Photo by 217…NINA(https://www.instagram.com/photoby217/)
秋田出身のラッパー・Lunv Loyalが12月13日(水)に自身3作目となるアルバム『LOYALTY』をリリース。同作を記念し、TikTokにてスタジオ・ライブを生配信した。この日はアルバムでも多数の楽曲プロデュースを手がけている盟友・ViryKnotと、各々が幅広い活動を展開する3人組バンド/ビートメイカー・クルーAWSM.を迎え、自身初となるバンド編成でスペシャルなパフォーマンスを披露した。
@lunvloyal_official LOYALTY聴いてくれた?︎︎
メロディックなフロウに乗せて届けられる痛みや悲しみ──そこには一種の諦念のようなもの含まれているように感じられるが、そこから逃避せずに正面から向き合い、前へと進んでいくという覚悟や気概が合わさることで、強度の高い表現を生み出しているのだろう。前身バンド時代から交流を持ってきたAWSM.と、同郷のViryKnotを迎えたバンド・セットでのパフォーマンスでは、その表現がより増幅されたような印象を受けた。
およそ6年前に行われた ニートtokyoでの映像インタビュー(https://www.youtube.com/watch?v=EtI5AzlTcv0) では、秋田そして東北出身であることは「自分のコンプレックス」であり、そして同時に「ものすごく大事」なことであると語っていたが、秋田音頭の一節も引用した本楽曲でも、ユーモアも交えながらその両側面が表現されている。自身の生い立ち、育った環境、どうしようもできないものを力強いフロウで音楽へと昇華していく姿は、どこまでもタフでリアルな表現者の在り方を提示しているかのようだ。
1stアルバム『ZERO』(2020年)収録の人気曲「100」では小気味良いフロウをタイトなバンド・サウンドに乗せて披露。滑らかに韻を踏むそのラップ・スキルも存分に見せつけた。配信画面に流れてくる終わりを惜しむ多数のコメントをよそに、「ありがとうございました。この後はアルバムで会いましょう」と言い残してLunv Loyalが一礼。この日のライブは幕を下ろした。
Setlist
1. Lunv Loyal DJ MIX
2. LOYALTY
3. Karma
4. SHIBUKI BOY
5. High Bridge
6. 100
Lunv Loyal 『LOYALTY』
Tracklist:
1. Matsuri
2. SHIBUKI BOY
3. 火!! ft.YTG
4. 高所恐怖症 ft. SEEDA & Watson
5. Iburi Gacko Flow pt.2 ft. Yung Colty & JETG
6. Young OG
7. Swim Up ft. Young zetton
8. Fallin’ Love
9. LOYALTY
10. Karma
11. NERENAI ft. Kenayeboi
■ 配信リンク(https://linkco.re/MG55upAg)
■Lunv Loyal: X(Twitter)(https://twitter.com/Lunv_Loyal) / Instagram(https://www.instagram.com/lunvloyal/)
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