FM802『MUSIC FREAKS』新DJ就任・It
o(PEOPLE 1)&Maika(Chilli Beans
.)が、DJ 加藤真樹子と座談会ーー弾
き語りやお悩み相談、コラボがあるか
も……?番組の構想と意気込みを語る

アーティストが隔週でDJを務めるFM802の人気プログラム『MUSIC FREAKS』(毎週日曜22:00〜24:00)。歴代DJには、スガシカオKREVAKICK THE CAN CREW)、三浦大知、YONCE(Suchmos)、あいみょん、藤原聡(Official髭男dism)などが名を連ねるなか、2023年10月からの1年間は、Ito(PEOPLE 1)・Maika(Chilli Beans.)がDJを担当する。今回SPICEでは、新DJを務めるItoとMaika、そしてFM802 DJの加藤真樹子(『UPBEAT!』毎週月曜-木曜/11:00〜14:00放送中)が放送スタート直前に座談会を実施。初めて生放送でレギュラー番組を担当することになった2人の心境は? 番組を通してどんなことを発信していきたいかなど、ざっくばらんにトーク。いろんな企画アイディアが出てきたので、ぜひラジオに向けてチェックを!
DJファミリーに仲間入り。FM802はアットホームで特別なラジオ
加藤:おふたりはもともと面識があるんですよね! 最初の出会いは?
Ito:Chilli Beans.のイベントに、PEOPLE 1を呼んでくれたのがキッカケだよね。
Maika:今年3月の自主企画にゲストで出ていただいて。だけど、その日は全然話せなかったね。
Ito:そう、よろしくお願いしますぐらいの感じで。ゆっくりお話できなかったんですけど、そこからイベントやフェスで会うことが増えたので連絡先を交換したりして、いつのまにか仲良くなってました。
加藤:おそらくだけど、『MUSIC FREAKS』の新DJで最初から連絡先を知ってるぐらいの距離感のパターンは超珍しいと思う!
Maika:へー、そうなんだ!
Ito:そうなんですね。なんだか安心しました(笑)。
加藤:イベントにオファーしたということは、PEOPLE1を聴いてカッコいいなと思っていたということ?
Maika:そうです。曲がめちゃめちゃポップだから1回聴いたら忘れないし、カッコイイなとずっと思っていて。ラジオで曲が流れ始めた時期も私たちと同じぐらいだから、勝手に親近感を持っていたこともあり、いっしょにやってみたいな。
Maika(Chilli Beans.)
加藤:その時ライブを観てどうでした?
Maika:カッコよかったです!
Ito:ありがとうございます!
Maika:でもあの時、まだ(対バンの)ライブ2回目とかだったよね?
Ito:そう、誰かと一緒にライブをした経験がほとんどない時で。僕もライブを観させてもらって、会場が1つになっていく感じとか、音源で聴いてた曲もライブでだと聴き応えがまた違っていたり。その中でもMaikaちゃんは、ライブの雰囲気をつくってるキーパーソンなんだなという印象でした。僕らもライブ経験が浅い中で、 MCで話していることや空気作りにすごく刺激を受けて。羨ましいし、自然体でこんなに盛り上がってるってすごいなと思いました。
加藤:すごい褒めてくれるね?笑
Maika:手汗が……(笑)。
加藤:そこから会う機会もあって仲良くなった2人が、ふたりそろって『MUSIC FREAKS』DJに! オファーが来た時、どう感じましたか?
Ito:僕はただただ嬉しかったですし、それと同時に1人で話さなきゃいけなかったり、生放送なので不安もありました。だけど、それに勝るほど嬉しかったですね。今までずっとバンドメンバー3人で動いていたこともあって、1人で何かをすることがなかなかなかったので、自分1人でも何かできるかもしれないという喜びとか期待はすごくあります。
Maika:私もめちゃめちゃ嬉しくて、「やります!」と即答させていただきました。そのちょっと後に、もうひとりはItoさんだと聞いて、嬉しくなってソッコー連絡しました!
Ito:僕も正式に決まった日に、連絡しようと思ってたところMaikaちゃんから連絡が来て。
加藤:ほんとに今までそんなパターンないかも? なんだか心強いですね。
Maika:だから今日が最後にならないことを祈ってます。お互い、隔週で担当するから会えないまますれ違いになっちゃうから(笑)。なので、どこかのタイミングで会えたら嬉しいなと思っています。それとItoさんもおっしゃってましたけど、私たちもいつも3人で一緒にいたから、1人で見せれるものがどういう形になるのか自分でもわからないから、ドキドキ、ワクワクしています。
Ito(PEOPLE 1)
加藤:ふたりにとってラジオは身近なメディアでしたか? ラジオについて、イメージを持ってるのかなって。
Ito:おじいちゃんがテレビよりもラジオ派だったから、家にいくといつも流れていて。夜中に寝れない時は遅い時間まで流していたので、隣でぼーっと聞いていたのを覚えています。
加藤:生活の中にあったんですね。
Ito:そうですね。聞いているとあったかいし、視覚情報がないからこその面白さを当時から感じてたかもしれません。
加藤:Maikaちゃんはどうですか?
Maika:私はラジオに出させていただける機会が増えてきた時あたりから、よく聞くようになって。テレビで見るのと、耳元で声を聞くのでは全然感じる距離感が違うなとびっくりして、ラジオはすごいあったかい媒体だと思います。すごく落ち着くし、包まれてるような気持ちになるなって。
加藤:あたたかいですよね。ちなみに、たくさんゲストでも出演していただいていると思うんですけど、FM802はその中でもどんなイメージですか? 私たちにとっては、ふたりが802のDJファミリーになってくれるのがすごく嬉しいんです! 
Ito:すごくアットホームで、それぞれのDJさんに個性があって、明るく笑顔で話しかけてくれたりみなさん優しくて。僕が緊張していると話の回しでもすごい助けてくれたり、自然と距離が近くなれたので、なんだかちょっと特別な存在だなと思ってました。
加藤:FM802主催のイベントとかも出てくれたりね。
Ito:終演後にご挨拶に来てくださって、加藤さんとか802のみなさんを見かけると、いつの間にか謎の安心感が込み上げてくるようになっていました(笑)。
Maika:私もアットホームなラジオだなと思います。自分たちが音源をリリースさせていただいてから、バンド人生において802がいなかった瞬間がなくて。ずっとラジオでかけてすごく応援をしてくださっているし、私たちが遊びに来たらいつも「いらっしゃい!」みたいな感じがすごくあったかくて。そんなあたたかいDJファミリーに、私たちも入れていただけるなんて、こちらこそすごく嬉しいです。
弾き語り、お悩み相談、街ブラなどアイディア続々! ふたりの人柄が滲む番組に
加藤:番組でこんなことをやってみたい!など、すでにイメージはありますか?
Ito:僕は去年までサラリーマンだったし、音楽も大学からよく聴くようになったぐらいなので、リスナーさんの中には近い境遇の人もたくさんいるかもしれないなと思っています。なので、好きな音楽を教えてもらったりとか、僕が最近好きな曲を流したりしながら、バンドマンとして聴く曲の幅を広げたり、リスナーさんと一緒に成長したいなと思っています。あとは弾き語りが上手くなりたいから、せっかくなのでリスナーさんからのリクエストを課題曲として、弾き語りをしてみたいなぁ。
Maika:……ストイックだねぇ。
Ito:自分の首絞めてる?笑
Maika:いや、めっちゃ聴きたい!
Ito:せっかくならチャレンジしたいなと思っていますね。
Maika:私も好きな音楽を皆さんに届ける過程で、知らない音楽をどんどん知っていきたいなって思ってて。いつもだったらそんなにディグらないジャンルの曲とかも、この機会をチャンスと捉えて聴いてみたい。あとは、とにかく私はおしゃべりが好きなので、 リスナーの方とめっちゃおしゃべりしたいなと思ってます! 例えば、日々のモヤモヤをどう解消するかを一緒に考えるとか! パーソナルな部分に近づけるような話を、1対1の感覚でラジオでやってみるのも面白そうだなと思ったり。
加藤:「Maikaの部屋」的な?
Maika:いいですね! そのコーナー、いただきました!(笑)。
加藤:実はさっきMaikaちゃんとItoくんのことを話していたの。「Itoくんはすごく準備してから来そう」って(笑)。
Maika:Itoくんは真面目だから、つって。
Ito:不安で準備しちゃうな、きっと。それを言っちゃうと、ハードルが上がるかなぁ。
加藤:準備するのはいいことだからね! 今日はこの話をしよう!と準備して、それ以上の話が生放送で出たら120点だから。それとラジオは人柄がそのまま出るから、そこが私はすごく楽しみかなぁ。今までもゲストでお迎えして話したことあるけど、きっとひとりで話すと今まで知らなかったような一面が出てくると思うの。ちなみにふたりは、人からどういう風に見られてることが多い?
Ito:どちらかというと真面目とか考えすぎとか言われますが、意外と強いこだわりはないです。なんでも人の言うことも聞くし。
Maika:素直ってことかな?
加藤:あんまり否定をしたりする気持ちがないタイプ?
Ito:そうですね。周りがよければ、いいじゃんって感じですね。
加藤:それはDJをやる上ではいい気がする。いろんなリスナーから色んなメッセージがくるから、「これはちょっとわからんわ!」じゃなくて、「ふむふむ」と一度向き合えるから、適正なのでは!?
Ito:ほんとですか? うれしいですね。
加藤:みなさん、Itoくんにはどんなメッセージを送っても大丈夫だそうです!(笑)。Maikaちゃんはどんな人ってよくいわれる?
Maika:メンバーが他己紹介で言ってくれるのは、前に進める前進力があると言ってくれてます。あとは頑固とか? 猪突猛進とか? だけど、めちゃくちゃ気にしいだったり。
加藤:へえ! ぜんぜん違うフリークスになりそう! きっと回を重ねるごとに、どんどん色が出てくるだろうからリスナーさんも「こういう人か!」とわかってきたらメッセージの内容も変わってくるだろうし。
Maika:いじり方がわかってきたり(笑)。
加藤:これぐらい書いても大丈夫か、とかね(笑)。わー……1年間あるしいろいろやってほしいなぁ。お悩み相談もやってほしいし、弾き語りカバーもやってほしいし。あとは大阪をもっと知ってほしい!
Maika:それは本当にやりたい! 大阪のちょっとディープなところをお便りで教えてもらって、そこに収録後に行って写真を撮るとかやってみたい。なかなかゆっくり過ごせないもんね。
Ito:そうね。早めに大阪に来たり、帰りを遅くしたりしてふらっと回ってみたいですね。
加藤:そういえば、メンバーはDJが決まった時、なんて言ってました?
Ito:すごい盛り上がるとかでも特になかったですけど、Deuが作詞作曲して、Takeuchiはマスコット的な感じとして2人が頑張ってる中で、僕はPEOPLE1の活動を知っていただくための活動の場所ができたから、バンドとしてはチャンスだと思ってくれてる……と思うんですけど、あんまり話はしてないですね(笑)。
加藤:意外と無関心!?(笑)
Maika:私はワンマンのライブ前の楽屋で発表だったので「おめでとーーーーーー!」って言われました! 「新DJに決まって、2週間に1回大阪に行くんだよね」と言ったら、すごく喜んでくれて。
加藤:メンバーが来るパターンもあるのでは?
Maika:画策します!
Ito:絶対呼びたいですね。慣れたぐらいに……。
加藤:慣れた頃がいい?
Ito:「もうこんな感じでやってますよ」みたいな雰囲気で(笑)。
加藤:あはは(笑)。メンバーはもちろん、ゲストが来てくれることもあるかもしれないですよ! 実現するかどうかは別として、DJとしてあの人に音楽の話を聞けたら・・・という憧れの人はいる?
Ito:やっぱり、Mr.Childrenの桜井さんに憧れてるのでいつかお話を伺いたいですね……。
Maika:私は、『MUSIC FREAKS』の先輩DJでもある、あいみょんさん。
加藤:名前を言って、照れる感じがいいですね(笑)。
Maika:はい……好きです(照)。
加藤:本当に好きな人の前ではそうなるよね! 私もいまだにそうだもん。
Maika:同じ空間にいてくださるだけで嬉しいんですけど、どうやってこう歌詞を作ってるのかという制作の話ももちろんお聞きしたいし、お酒も好きで私もお酒が好きだから……とかいろいろ話したいことが!
加藤:すごい妄想が広がってる!
Maika:あとは、Itoさんをゲストに呼びたい!
Ito:それ僕も思ってた!
加藤:それおもしろいですね! 最終回が近づいた時に、2人そろって公開収録をして、それぞれの番組でOAするとかもできるだろうし!
Maika:めっちゃいい。カバー企画するでしょ? 私はハモリが好きだからコーラスで参加したりしたい!
Ito:わぁ、いいね。やってみたい。
加藤:いろいろ広がっていくだろうなと思うと、ますます楽しみです! 先にItoくんからスタートしますが、1曲目に何をかけるかも気になるところですね。
Ito:1曲目は、自分たちの曲かなとは思っていて、あとはどう意味を持たせるのか、感覚でいくのかギリギリまで悩むと思います。きっと、初回の1曲目は忘れないですよね?
加藤:そうですね、すごく記憶に残ると思います。
Maika:私も1曲目はChilli Beans.の曲を選びたいな。
加藤:想いを込めてどんな曲を選んでOAされるのか、1回目からぜひ聴いてほしいですね。変化もわかって楽しいと思うから。
Ito:1回目から聴いてください!
Maika:聴いてください!
加藤:どんどん人柄が伝わってくる番組になると思うので、楽しみです。最後に1年間の意気込みをお願いします!
Ito:1年間を通して自分もラジオを好きになりたいし、聴いてくれるみなさんにもラジオを、802を、Chilli Beans.、PEOPLE1を知ってもらえるようなラジオにしたいなと思っています!
Maika:とにかく距離の近い、楽しくて落ち着く2時間にしたいなと思っているので、色んな話をしながらみなさんと多くの人と1対1で仲良くなれたら嬉しいです。私も同じく、802とPEOPLE 1とChilli Beans.をたくさんの方に知っていただける機会になったら幸せです。よろしくお願いします!
文=SPICE編集部(大西健斗)、撮影=渡邉一生

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