新作ミュージカル『ディズニー くま
のプーさん』2024年春の日本プレミア
公演が決定

2024年春、新作ミュージカル『ディズニー くまのプーさん』が日本で初演を行うことが発表された。
本作は、A.A.ミルンの原作とクラシカルなディズニーの長編アニメーションの流れを汲んだ新作ミュージカル。ディズニーの大人気キャラクターくまのプーさん、クリストファー・ロビンとその仲間たち(ピグレット、イーヨー、カンガ、ルー、ラビット、オウル、そしてもちろんティガーも)が出演する。
「くまのプーさん」は、英国の作家A.A.ミルンが1926年に100エーカーの森でクリストファー・ロビンと仲間たちの冒険を最初にシリーズ化して以来、何百万人もの読者と視聴者に楽しまれている。英国のイラストレーターE.H.シェパードによるイラストをフィーチャーしたこの本は、世界中で5,000万部以上を売り上げた。プーさんの物語の劇場版権は、1961年にディズニー社が長編映画を制作することを目的として取得したが、制作が開始された後、ウォルト・ディズニーは代わりに短編映画を制作することを決定し、後に『くまのプーさん』として発表。これが、ウォルト・ディズニー自身が制作に関与した最後の作品で、最初の作品『プーさんとはちみつ』は存命中に完成したが、『プーさんと大あらし』はまだ制作の途中だった。こうして作品が生まれて以来、ディズニーの「くまのプーさん」は、長い年月の中で、誰からも愛され続ける作品のひとつとなった。
そんな「くまのプーさん」をミュージカルしたのが本作。2021年にニューヨーク市のシアターロウで世界初演され、メディアからの高い評価と興行成績を獲得。ニューヨークの優れた舞台に授与される「ドラマ・デスク・アワード」と「OBAアワード」の両方のノミネートを受けた本作は、その後シカゴで上演され、全米ツアーを経てロンドンで開幕した。
本ミュージカルはジョナサン・ロックフェラーとロックフェラースタジオ、そしてディズニーシアトリカルグループが共同で製作。ロックフェラーは『くまのプーさん』、『はらぺこあおむし』、『パディントン』などの著名な作品の舞台化で世界的に高い評価を得ている。 ロックフェラー制作の舞台『はらぺこあおむし』は、有名な作家/イラストレーターのエリック・カールの絵本に基づいて制作され、12か国以上をツアーを行った。最近では、『セサミストリート・ザ・ミュージカル』がオフブロードウェイで上演されている。
アメリカ公演より    (c) 2023 Disney, All Rights Reserved
また、楽曲を創り上げたのはシャーマン・ブラザーズとして知られる、リチャード・M・シャーマンとロバート・B・シャーマン。彼らはオスカーとグラミー賞も受賞している多才なアメリカ人の作詞・作曲家で、映画史上他のどの作詞作曲チームよりも多くの映画音楽を創った。ディズニーのクラシック作品の『メリー・ポピンズ』、『ジャングル・ブック』、『ベッドかざりとほうき』、『おしゃれキャット』などで知られている。シャーマン・ブラザーズは、最初の2作のくまのプーさんの映画でウォルト・ディズニーと一緒に制作に携わった。『プーさんとはちみつ』(グラミー賞にノミネート)と『プーさんと大あらし』。兄弟は3作目の長編映画『プーさんとティガー』でグラミー賞を受賞。3作品は映画『くまのプーさん』として1977年に長編映画として発表された。シャーマン・ブラザーズは、『プーさんとイーヨーの1日』『ティガー・ムービー プーさんの贈りもの』の2作品でも楽曲を提供している。彼らの楽曲は2018年に公開された実写映画『プーと大人になった僕』でもフィーチャーされた。
そんな各国で絶賛された新作ミュージカル『ディズニー くまのプーさん』は、2024年春にいよいよジャパンツアーを開始する。

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SPICE

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