【なんキニ! インタビュー】
この一枚だけでもなんキニ!の
いろんな姿を見てもらえる
新体制は“パフォーマンスに
もっと力を入れよう”と思った
「青空交差点」は1stアルバム『ぼくの窓に、きみの風が吹く。』(2019年1月発表)に収録されていた曲の再録となるのですが、また全然違う雰囲気の曲になっていますね。
唐澤
みんな、この曲好きだよね。以前からライヴで歌ってきた曲なんですけど、この体制で音源化されるのは初めてなんです。なんキニ!には珍しいカッコ良い系の曲なので、もっといろんな人に知ってもらえたら嬉しいです。個人的にも振り付け含めてめっちゃ好きです!
小野寺
私が入る前からあった曲で、3年間ライヴで歌ってきた曲なので、それが音源になるのがすごく嬉しいです。この曲を最初に歌った時は、アイドルとして今よりも未熟というか、自分のスタイルがまだ固まっていなくて、歌やダンスも全然仕上がっていなかったなって。その時期に数曲、なんキニ!としては王道じゃない曲を歌う機会があって、“もっとこういうパフォーマンスをやってみたい”とか、“この曲に合うようなパフォーマンスができるようになりたい”とか、そういうふうに意識が変わったのを覚えています。今、新体制になって、すでにいろんな曲をやっているんですけど、音源化されたということもありますし、この曲も含めて、ファンの方にいろんな曲を好きになってもらえたら嬉しいです。
そして、ラストは「透明色のファンタジー」。
唐澤
この曲はダンスを含めて、カッコ良い系の曲です。表題曲の「らびゅっ!」が超可愛い系なので、「青空交差点」とか「透明色のファンタジー」のような曲があるとなんキニ!の幅の広さを感じてもらえるんじゃないかと思います。
仁科
私もなんキニ!のカッコ良い部分が見せられるのはこの曲だと思います。笑顔でパフォーマンスをするというより、カッコ良い表情を見せたり、力強く踊ったりするので。今回のミニアルバムはキャピキャピした可愛い曲からカッコ良く踊る曲まであって、この一枚だけでもなんキニ!のいろんな姿を見てもらえると思います。
2月にこの7人での新体制になりましたが、何か変化はありましたか?
仁科
みんなで話し合うようになったよね?
唐澤
そうだね。
小野寺
ダンスについて“ここはこうだよね”とか確認し合ったり、月2回のミーティングが行なわれたりしています。新体制になって“もっとパフォーマンスに力を入れよう”という感じで、改めて“頑張ろう!”という気持ちになりました。
仁科
新メンバーは“これ、言っていいのかな?”と遠慮したり、積極的に何かを言ったりするのは難しいんじゃないかと思うので、そういう話し合いの場があるのは重要ですね。
新メンバーとしてはどうですか?
織本
みんなやさしくて、振り付けとかポジションも間違っていたら教えてくれますし、すごくやりやすい環境です。こちらからも話しやすいですね。
花宮
やっぱり最初は緊張していたんですけど、徐々に距離が縮まっていきました。ゴールデンウィークにいろんなイベントとかがあって、遠征も多くて、みんなとかかわる時間がいっぱいあったので、その時期にみんなとより近くなれた気がします。ツアーの最後の頃はステージでの一体感もさらに強くなっていました。
仁科
新メンバーに関しては、曲や振り付けなど覚えることもすごく多いんですけど、ちゃんとついてきているのがすごいと思います。
井上
このままの勢いで上を目指して頑張っていきたい気持ちが日に日に強くなってきたので、私もしっかりついていきたいと思います。
唐澤
新メンバーは20歳以下でみんな若いし、今がなんキニ!の体制で一番フレッシュだと思うので、そのエキスをもらって(笑)。今、本当に楽しいです!
新体制、そして新作の発表と、なんキニ!のことをもっと知ってもらえる機会になりそうですね。
小野寺
はい。「らびゅっ!」のリリイベとか夏フェスとか、この7人になったなんキニ!を見てもらえる機会が増えていくと思うんですけど、フレッシュさもそうだし、メンバーが変わったこともそうだし、もともといたメンバーも責任感が増して、すごくいい相乗効果が生まれていると思うんです。なので、“なんキニ!、変わったな”とか“前に見た時よりも良くなった”とか感じてもらえるようにしたいですね。
取材:田中隆信