21年ぶりに一人芝居に挑む、大竹しの
ぶよりメッセージが到着~シス・カン
パニー公演『ヴィクトリア』が開幕 

2023年6月24日(土)東京・スパイラルホールにて、シス・カンパニー公演『ヴィクトリア』が開幕する。この度、大竹しのぶよりメッセージ&舞台写真が届いた。
本作は、数多くの名作映画で印象的なヒロイン像を生み出した映画界最大の巨匠イングマール・ベルイマンが、当初、映画脚本として執筆。その後 、敢えてラジオドラマとして発表したという異色の作品。
   撮影:宮川舞子
主人公ヴィクトリアが、自分自身の魂と向き合うかのように語る独白を過去と現在 、幻想と現実が融合したかのようなタッチで描いたベルイマン独自の世界を描いており、大竹しのぶが出演、藤田俊太郎が演出を務める。大竹しのぶは、2002年上演の『売り言葉』(野田秀樹作・演出)以来、21年ぶりに一人芝居に挑む。
なお、本公演は6月30日(金)までスパイラルホールにて上演。その後、兵庫、京都、愛知でも行われる。
   撮影:宮川舞子
大竹しのぶ(ヴィクトリア)メッセージ
最初に台本を読んだ時、ベルイマンが描いた緻密で繊細な世界がとても魅力的で、「これは面白そう! やりたい!」と思ったんです。が、すぐ「あ、これを全部一人でやるんだ…一人芝居なんだ‥」という現実に改めて気づき、どうしよう…と(笑)。
この作品は、ヴィクトリアという孤独な女性の脳内をグルグル旅しているかのような劇構造で、孤独な少女時代、夫の裏切り、夢の中、パーティー、一瞬にして変わる場面、場面を衣装も装置も変わらず私の声、表情だけで表すのはとても難しいことですが、だからこそやり甲斐があります。
言葉で観客にイメージを渡す。それこそが、演劇の魅力です。しかも、ベルイマンの世界!
深くて、謎があって、哀しくて、とても美しいのです。 それが伝えられるよう、頑張ります。

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