TAAC、清水邦夫の傑作戯曲『狂人なお
もて往生をとぐ』を上演 三上市朗、
三津谷亮、千葉雅子ら出演
ピンクの照明が妖しげに光る娼家。大学教授と名乗る初老の男(善一郎)はここの女主人(はな)の客である。そして青年(出)は女主人のヒモで、ここから逃げようとしているが、彼女の優しさから逃れられない。この娼家には若い娼婦(愛子)もいて、彼女の客である若い男(敬二)もやって来る。彼ら5人はまるでここがひとつの家族であるかのようなゲームを始める。初老の男が父親、女主人が母親、青年が長男、若い女が長女、若い男が次男。ところが、若い女(めぐみ)がこの家に訪れたことにより、そのゲームはゲームではなく、彼らは本当の家族であることが徐々に明らかになっていく。精神を病んだ青年は妄想の世界にいて、その妄想に家族は付き合っているのだった。
なにが虚構で、なにが現実か。本当に狂っているのは誰なのか。そして、彼らが抱える秘密とは…。
今もなお日本が抱える「家族」の呪縛を、TAACが炙り出す!
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