今夜飲む日本酒は船戸ゆり絵さん、前
田佳織里さんプロデュース「前船乙女
星」！「船戸ゆり絵の日本酒たりてま
すか？」コラム第4回

　ラジオ大阪で好評放送中の「船戸ゆり絵の日本酒たりてますか？」は、飲食店などで日本酒をお薦めすることもできる「唎酒師（ききざけし）」の資格をもつ声優の船戸ゆり絵さんが、毎週日曜深夜にお猪口を傾けながら、さまざまな日本酒をリスナーと一緒に楽しむトーク番組です。

　本コラムでは毎回、番組内に登場した日本酒をアーカイブとして紹介。テイスティングした船戸さんから、味や特徴などの感想をスタッフが聞き出します。今回は#16～19に登場した、限定モノを含めた個性的な4本のお酒を、改めて船戸さんにレビューしていただきました。

――まずは#16、新潟・高千代酒造の数量限定「たかちよ 氷温貯蔵 sunRise 無ろ過生原酒」。どんなお酒でしたか。

　ラベルから、みかんっぽくてかわいらしいんですが、味も完全にみかんでした。でも驚きなのは、みかんが使われていないということなんですよ！　香りは優しく「シャキっとフレッシュ、みかんカクテル！」というキャッチコピーは、味わっていただいたみなさんに理解していただけると思います。本当に美味しかったです。

――次は#17、東京・豊島屋酒造の「羽田」。羽田空港限定販売の一本ですね。

　お米感というか、旨味が際立っていました。「雲ひとつない空のように爽やか」な感じでしたね。今回は、おかきとおせんべいを肴にしたのですが、食中酒としてピッタリですね。私も羽田空港に行く機会があれば、ぜひお土産として購入したいと思います。

――#18は広島・相原酒造の「うごのつき 純米吟醸」でした。

　優しくフワッと上品な吟醸香と、まろやかな果実味が入った後にスッと消えていく感じが、美味しかったです。辛口でキレの良いお酒ですね。お土産にいただいた「かすたどん」といっしょに味わったのですが、パチッと噛み合っていました。

――#19、広島・金光酒造の「賀茂金秀 特別純米13」はいかかでしたか。

　微発泡で、私は「メロンソーダみたい」だと思いました。キリッと、ピリピリっとしたお酒です。アルコール度数が13度と比較的低めで、甘味と酸味のバランスがとれているので、どんどん飲めてしまいますね。単体で飲んでも楽しめます。

――最後に、今月味わった4本を総括していただけますか。

　それぞれ個性が光るお酒でした。この4本だけで、さまざまなシーンをカバーできそうなくらい、バラエティに富んでいましたね。数量や販路が限定されるレア物は、手に入れるのが難しいかもしれませんが、見つけたら絶対にゲットしていただきたいです。みなさんも、お酒を飲んで素敵な一日を過ごしてくださいね！

そして、今夜の放送（5/14放送分）で紹介するのは私とかおりん（前田佳織里）がプロデュースした日本酒「前船乙女星」です。酒米の田植えからお手伝いさせてもらって、杜氏さんと一緒にゼロから「お酒が生まれる瞬間」を体験させてもらいました。ぜひ聞いてくださいね！

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