【内田雄馬 インタビュー】
“叶わない恋の歌”がテーマ。
この距離感って
恋する側としては結構キツい
世の中の男子は、
どんどん挑戦して歌ってほしい
2曲目の「Angel」は、一転してポップな雰囲気ですね。
カップリング曲は「Good mood」に合わせて曲を選んでいったのですが、「Good mood」が叶わない恋の歌だったので、叶ったほうの歌も入れたいという思いがありました。「Rainbow」(2019年11月発表のシングル)のカップリングに「Kiss Hug」という曲を収録していて、それはすごくピュアな恋愛のポップな楽曲なのですが、それと同じ世界観を持つような、ものすごくポップな楽曲になっています。
ライヴでやる時は、サビに振り付けがありそうですね。
そうですね。踊りながら歌うこともできるし、ライヴでのパフォーマンスが想像できる楽曲です。それにこういう楽曲って、30歳をすぎたらもうできないと思って。
可愛いすぎる?
なので、やるなら20代のうちに(笑)。ただ、SHOWさんが作ってくださったので、僕のことも分かってくれていて、ポップではあるけど、あまりキラキラさせすぎないテイストにしてくれました。
3曲目の「your words」はちょっと懐かしい昔の洋楽のバラード曲のように思いました。
そういう感じがありますよね。僕も最初にこの曲を聴いた時は、自分が学生時代に聴いていた洋楽のような感じがしました。そういったルーツもあって、内田雄馬的にはたぶん一番歌いやすいラインの楽曲じゃないかと思います。
歌詞にはメッセージ性も感じました。
他の2曲よりももっと広い意味で、“人としてあなたを思っている”というような楽曲になりました。例えば家族愛とか、いろんな愛のかたちがあるという気持ちで歌っています。
内田さんがファンの言葉を受けて、みんなの代わりに叫んであげると言ってくれているような?
本当にそんな感じですね。そういった気持ちも入れてもらっています。でも、他の2曲が恋愛の曲なので、そういう耳で改めて聴いて、歌詞を読んでみると、片思いの曲にも受け取れるかなとも思いました。聴く人それぞれの解釈で楽しんでもらえたら嬉しいです。
ラジオのコーナーのテーマソングに良さそうですね。メールを募って代わりに叫んであげるみたいなコーナーを作って。
いいですね。うちの番組はそういうコーナーを作りがちなのでやりそうです(笑)。
頭から最後に向かって歌の感情がどんどん増していくのもいいですね。
そうですね。落ち着いたところから徐々に上げていって、サビで爆発する。展開としては王道ではありますが、歌っていて非常に気持ち良いんですよ。きっとみなさんもカラオケで歌ったらすごく気持ち良いと思いますね。
キーが高くてなかなか歌えないと思いますが。
確かに。「your words」は高い上に声を張って、伸ばして、裏声で抜くということをやらないといけないので、ヴォイスコントロールが難しいかもしれませんね。でも、だからこそ世の中の男子は、どんどん挑戦して歌ってほしいです!
そう言えば、サビの前にカチャッという音が鳴るんですけど、あれは何の音ですか?
作詞作編曲の塚田耕平さんが入れてくださったもので、あれは鍵を開ける音です。カチャッと扉が開く感じでサビが広がっていくっていう。ああいうアイディアを思いつくのってすごいですよね。あの音があるだけで気持ちのヌケがまったく違ってくると思うので。あと、冬の匂いがする音もいいなと思いますね。