Leetspeak monsters

Leetspeak monsters

謎多きバンド、
Leetspeak monstersが語る
音楽性のルーツ、目指す景色とは?

現実を忘れられるような空間を
ライヴで作ってみたい

Leetspeak monsters

Leetspeak monsters

 オリジナルメンバーは誰もヴィジュアル系を通って来ていなかったが、【自らの個性を貫き通す】というスタンスが、まさにYo’shmeerが憧れていた90年代のヴィジュアル系シーンの在り方であったことから、ヴィジュアルシーンに殴り込みをかけるには、バンド内にヴィジュアル系を熟知したYo’shmeerのギターセンスが加わることは絶大な戦力になることでもあったのだ。【根拠のない自信】などではない。きっと、彼らの根底には【核心を突いた根拠しかない自信】があったからこそ、ヴィジュアル系というシーンの中で、Leetspeak monstersという元々の個性を歪めることなく、むしろ、そこを絶対的な武器として何処にも属さない唯一無二の現在地を築き上げることが出来たのだろう。

【唯一無二なD13の歌唱】【幅広い音楽性】【音楽を熟知した高い音楽性】【お化け屋敷の様な世界観】【映画の1シーンの中に入り込んだ様なSHOW】、彼らの魅力を上げだしたらキリがない。つまり、彼らと出逢いさえしてくれたら、刺さる角度は違えど必ずその魅力の虜になるに違いない。普段はギターロックを愛する人も、彼らのライヴを観るときは映画や芝居を観に行くくらいの視点の違いを持って参戦出来たり、ヴィジュアル系好きでも、ヴィジュアル系というシーンを苦手とする人でもジャンルレスに楽しめるのだ。現に彼らのライヴには親子ずれも多い。心地良い聴き心地の音楽性ということもあり、ガッチガッチの音楽ファンしか聴けない音楽ではなく、映画のサントラ盤の様に、最高のBGMにも成り得るところもLeetspeak monstersの最大の魅力なのだ。

 さらに、ここ最近、メインコンポーザーであるEuskyssの進化は止まることを知らない。楽曲の中には、ピアノロック的な印象のナンバーも多くあり、単にロックと括るには狭すぎると感じさせる守備範囲の広ささえも感じる。

 前にも記したが、最新曲「Supernatural」で魅せた進化は、YouTubeやツイキャスなどを中心に歌やゲーム実況など、“声”を武器に活動する6人組ユニット『Knight A - 騎士A -』への楽曲提供(2021年8月11日発売1stミニアルバム『The Night』に収録の「Vampire Knight」)や、『すとぷり (Starowberry Prince)』への楽曲提供(2020年11月11日発売3rdフルアルバム 『Strawberry Prince』に収録の「Trick or Prince」)、『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』ナゴ ヤ・ディビジョン「Bad Ass Temple」四十物 十四(読み:あいものじゅうし)(14th Moon)への楽曲提供(2019年11月27日(水)発売『Bad Ass Temple Funky Sounds』収録「月光陰 -Moonlight Shadow-」)という経験も大きく影響していそうである。

Euskyss「楽曲提供はすごく勉強になりましたね。1番最近の『Knight A - 騎士A -』への楽曲提供は、キャラクターの違う6人が歌うということを前提に曲を作ったので、いつもとは違う思考で向き合って作ったので、本当にいい経験になりました。そこでの経験もあって、最新曲は、いつも以上に言葉が詰め込まれた楽曲に仕上がったし(笑)。本当にいい経験だったなと思っています。“ハロウィンっぽい曲”というのは、自分の中でも得意分野でもあるので、すぐに作り上げられるんですけど、“ゴースト感”を軸に、どれだけ振り幅を広げられるかっていうところでは、いつも苦戦したりしますね。僕は曲を作るとき、ギターではなくてピアノで作る事が多いので、ギターのリフから作っていく方法でも曲を作ってみようかなと思っているんです。作り方を変えることで、より振り幅も広がると思うので、楽しみにしていて欲しいなと思います」

 まだまだやりたい事が止まらないという彼ら。そんなストイックな言葉から、まだまだこの先Leetspeak monstersという世界観は広がり続けて行くであろうことを予感させる。そんな彼らが目指す未来とは?

D13「僕はライヴの中で空を飛びたいですね(笑)。会場内に星空とか作ってみたいです。本当に現実を忘れられるような空間を実際にライヴで作ってみたいというのが夢ですね。大人だけのものではなく、子供達も一緒に楽しめるライヴ空間を作るのが夢なんです。この先もLeetspeak monstersという個性をよりガッツリと固めていきながらも、振り幅を広げていけたらと思いますね」

Euskyss「昔から海外でツアーをやってみたいので、そこが1番の目標ではありますね。国内では、何処でやるというより、ジャンルレスに、いろいろなジャンルのバンドさんと一緒にライヴをやってみたいです。いろんな反応を貰えることで、自分たちが更なる成長を手に入れる事が出来ると思っているので」

Yo’shmeer「ロック好き以外の人にも幅広く届けていきたいですね。老若男女、どの層にも愛されるテーマパークの様なバンドになりたいんです。ライヴでは大きな会場で雷に打たれる演出をやってみたいですね(笑)。音楽界の宝塚になってやろうと思っているので(笑)!それくらい、テーマパークや宝塚に負けないくらいのSHOWをやってみたいです。なので、まず、とにかく一度聴いてみて欲しいです。ディズニーランドとかユニバーサルスタジオに行ってる様な感覚になれるんです。聴いてるだけでワクワクするし、絶対にライヴに行ってみたくなると思うので、是非、テーマパークや映画の世界を音楽で体感出来るんだっていうことを、味わってみて欲しいです。ライヴに来てもらえたら、さらに、その世界に迷い込んだかの様な現実逃避を体感してもらえると思うので。是非、遊びに来て欲しいです。いつかテーマパークの中でライヴをしてみたいです!」

DieWolf「漠然としてますけど、大きな場所でライヴしてみたいですね。自分たちの世界観を最大限に活かせる様な場所で。みんなが飛ぶなら、僕は回転ですかね(笑)。楽曲面はどんどん広げて行けたらいいなと思っています!」

 彼らは、2021年12月から 6th シングル「Trick or Treat」の リリースワンマンツアーの旅に出る。気になった方はぜひ、Leetspeak monstersが誘うファンタジーの世界に、迷い込んでみて欲しい。

text by 武市尚子

【6thシングル「Trick or Treat」
リリースワンマンツアー】

12月06日(月) 埼玉・西川口Hearts
12月16日(木) 岡山・岡山CRAZYMAMA 2ndRoom
12月18日(土) 大阪・心斎橋Bigtwin Diner SHOVEL
12月24日(金) 神奈川・川崎セルビアンナイト
12月26日(日) 東京・高田馬場CLUB PHASE
[2022年]
1月08日(土) 静岡・静岡Sunash
1月09月(日) 愛知・名古屋ell FITS ALL
1月29日(土) 福岡・福岡DRUM Be-1 ※ツアーファイナル。
Leetspeak monsters
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D13
D13
Yo’shmeer
Yo’shmeer
Euskyss
Euskyss
DieWolf
DieWolf

OKMusic編集部

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