HOOTERSは2ショット撮影し放題

 グラマーな女店員さんが露出の高い服を着て、胸や足を見せつけつつ接客してくれるお店。HOOTERS(フーターズ)に対する僕のイメージはそんなもんでした。キャバクラとかガールズバーとかと同様、分かりやすく女に飢えたオッサンとかが行くような場所なんだろう、と(僕も全然オッサンですが)。
 その日、東京女子流というグループのライブを観た後、焼肉を食べ、もう少し飲みたい、と何となく勢いで入ったのがHOOTERSでした。普段なら、上記のように、ありがちなエロいオッサンがありがちに盛り上がって行くような店だろ、と敬遠していたのですが、この日はありがちにオッサン3人で盛り上がって二軒目を探していたところ、目に入ったのがHOOTERS。何となく入ろうか、というありがちな雰囲気に。
 で、あのコスチュームの店員さん達を目にするわけですが、やっぱり写真で目にするのと違い、実際見るとインパクトが違うわけです。エロいお店に行かなくなって久しいですし、豊かな胸元なんて見る機会ないですからね。
 さて、可愛いコがいると、2ショットを撮りたくなるのがアイドルオタの性。
 聞いてみたところ、店員さん単体では撮れないけど、2ショットならOKとのこと! OK=要はタダで撮り放題ってこと。アイドルとの2ショットを1,000円とか2,000円とかで撮っている身としては、なんて魅力的な! 早速、スマホで2ショットを撮らせてもらいましたよ。まあ、全部の店員さんに2ショットをお願いしてたらさすがに「お客様、ちょっと……」と言われるかもしれませんが……。
 ちなみに、HOOTERSにはお馴染み白のタンクトップにピチッピチのオレンジのホットパンツの店員さん以外に、形状は全く同じの黒のタンクトップにピチッピチの黒のホットパンツの店員さんもいらっしゃいます。通常衣装とまた違ったセクシーな趣きがあるわけですが、どういう色分けなのか黒店員さんに聞いてみると、フロアリーダーとのことでした。なるほど〜。そのフロアリーダーである黒店員さんは若干塩対応な気がしましたが、きっと「あえて」の塩対応で、通い出すとそれが段々変わっていく感を演出してくれるんでしょう! きっと!

アイドルオタなら店員さんと踊ろう

 それから、HOOTERSは気軽に店員さんと話すことができます。歩いている店員さんに話しかけると、テーブルに立ち止まって、嫌な顔一つ見せずお喋りに応じてくれます。店員さんから話しかけてくれる場合もあったので、サービスの一貫として含まれているのでしょう。もちろん、忙しかったり、あんまりしつこいと嫌がられるでしょうから、節度あるがっつきを心がけたいものです。
 アイドルと話すには、グループによって違いますが、何十秒とかのお喋りに一枚サイン券が必要になってくるし、物販以外で話しかける無銭がっつきはマナー違反だったりしますから、無銭でお喋りに応じてくれるHOOTERSのコスパたるや!
 女の子と喋りたいなら、それこそキャバクラやガールズバーに行けよ、って話になるかと思いますが、違うんですよ! 女の子がずっと隣だったり、目の前にいて話し続けるなんて大変じゃないですか! あくまで限られた数十秒の時間内に、いかに盛り上がれるかが楽しいんです! あ、それはアイドルの握手会の話でしたが、キャバクラみたいにお話専門の女の子じゃなくて、あくまで店員さんとして働いている女の子に、迷惑にならないタイミングで、チラッと声をかけると立ち止まって話を聞いてくれる、話をしてくれる、ってのに有り難みがあるんです。まあ、あんまり説明してもバカっぽい文章になるだけなんで、この辺りでやめておきます。
 さらに、HOOTERSはライブもあります。定期的に音楽が流れ出すと、店員さんが踊り出します。一般客さんはそれをじっと観ているのみでしょうけど、アイドルオタならば自身も踊らにゃ損! 席を立って、振りコピして踊ると楽しさは何倍にもアップします!!
 この日、昼間のひめキュンフルーツ缶というグループのライブで疲れきってしまい、夕方の東京女子流のライブでは地蔵での観戦になってしまったのですが、それなのに、音楽が始まるや席を立たざるを得なくなるほどにテンションはアップ。こんなに楽しく「ワ〜イ、エム、シー、エ〜」とやったのはいつ以来だったかというほどに盛り上がりました。推し店員さんの前まで行ってケチャしたりしても楽しそうです。
 多分、一般客の方々はあくまでちょっと店員さんの胸元や足をチラ見しつつ、紳士に飲むというのが普通なんでしょうけど、アイドルオタとしては、可能なサービスを最大限楽しみたいもの。2ショット、がっつき、ライブ……HOOTERSには僕らをワクワクさせてくれる要素が盛りだくさんなんです!! まあ、そんな客ばっかりになってしまったら、お店的にも迷惑でしょうし、アイドルオタのイメージダウンにも繋がりますから、前述した通り、節度ある楽しみ方をしたいものではありますが……。
 ということで、アイドルのライブ後の感想戦、たまにはHOOTERSに行ってみてはいかがでしょうか!?

(文・編集部)

オススメ雑誌:HOOTERS JAPAN [単行本(ソフトカバー)](小学館)

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