Dorothy Little Happyがスゴイことに
なってきた!
ダンスと共に双璧を成す歌。多くの曲でメインボーカルを務める絶対的歌姫である高橋麻里は甘酸っぱさと柔らかさいを秘めた声で、ティーン特有の儚さ、そして陽へと突き抜けるという相反した心を丹念に表現する。彼女だけでなく、芯と力強さがある声の持ち主の白戸佳奈、可憐な見た目通りの真っ直ぐさが魅力の富永美杜、ハキハキした声がファニーな秋元瑠海、少しボーイッシュな低音が映える早坂香美と5人のキャラ立ちした歌もそれぞれに楽曲に彩りを与えていくのがひたすら素晴らしい!
先日行われた横浜での定期ライブ(筆者が観た夜の部)では『デモサヨナラ』や『nerve』といった定番曲を一切排除しながらも完全に会場をロックする姿にひたすら感動。余計な小細工は一切ない、身体一つで魅せきる姿勢にはどんな言葉で形容しても安っぽくなってしまう。シンプルが故に奥深い、禅の世界のよう。
ライブを彩る楽曲群も王道感溢れる立ち位置ゆえ、端正でみずみずしい音を中心に歌っているが、近年は幅の広がりも見せている。今年発売された2ndアルバム『STARTING OVER』は今までにないぐらいの翳りを感じさせるメロウな曲が満載で、特に『ストーリー』はまるでスタイル・カウンシルを髣髴とさせるブルーアイドソウルな良曲だった。7月に発売されるニューシングル『sky traveler』もその流れを汲んだ爽やかさ溢れる楽曲で、何よりカップリングの『恋の花火』はホーンセクションも煌びやかな山下達郎、クレイジーケンバンドらを髣髴とさせる西海岸AORだったり、名盤! と呼んで差支えないレベルにある。もはやスキなし!
9月には自身最大のキャパを誇る会場でのワンマンも控えており、この勢いもしかしたら止められそうにないかも、Dorothy!!!
もし未だに彼女たちを「オレモー!」の人たちでしょ? という印象のみの人なら、ぜひともライブへ足を運んでもらいたい(できればCDも……)。確実にここには駆け引きなし、ど真ん中の王道ぶりで魅せる超プレイヤーたちの姿が見られるはずだから。
田口 俊輔:アイドル、映画、音楽などについて書きたい系フリーライター/編集。アイドル関係では『Top Yell』『日経エンタテインメント』『アイドル最前線』『アイドル楽曲ディスクsp;
先日行われた横浜での定期ライブ(筆者が観た夜の部)では『デモサヨナラ』や『nerve』といった定番曲を一切排除しながらも完全に会場をロックする姿にひたすら感動。余計な小細工は一切ない、身体一つで魅せきる姿勢にはどんな言葉で形容しても安っぽくなってしまう。シンプルが故に奥深い、禅の世界のよう。
ライブを彩る楽曲群も王道感溢れる立ち位置ゆえ、端正でみずみずしい音を中心に歌っているが、近年は幅の広がりも見せている。今年発売された2ndアルバム『STARTING OVER』は今までにないぐらいの翳りを感じさせるメロウな曲が満載で、特に『ストーリー』はまるでスタイル・カウンシルを髣髴とさせるブルーアイドソウルな良曲だった。7月に発売されるニューシングル『sky traveler』もその流れを汲んだ爽やかさ溢れる楽曲で、何よりカップリングの『恋の花火』はホーンセクションも煌びやかな山下達郎、クレイジーケンバンドらを髣髴とさせる西海岸AORだったり、名盤! と呼んで差支えないレベルにある。もはやスキなし!
9月には自身最大のキャパを誇る会場でのワンマンも控えており、この勢いもしかしたら止められそうにないかも、Dorothy!!!
もし未だに彼女たちを「オレモー!」の人たちでしょ? という印象のみの人なら、ぜひともライブへ足を運んでもらいたい(できればCDも……)。確実にここには駆け引きなし、ど真ん中の王道ぶりで魅せる超プレイヤーたちの姿が見られるはずだから。
田口 俊輔:アイドル、映画、音楽などについて書きたい系フリーライター/編集。アイドル関係では『Top Yell』『日経エンタテインメント』『アイドル最前線』『アイドル楽曲ディスクsp;
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