写真上段より時計回りに オレオレオナ(Key)、はな(Vo)、yuri(Dr)、TOMO-ZO(Gu)、アンジェリーナ1/3(Mc)、Fチョッパー KOGA(Ba)

写真上段より時計回りに オレオレオナ(Key)、はな(Vo)、yuri(Dr)、TOMO-ZO(Gu)、アンジェリーナ1/3(Mc)、Fチョッパー KOGA(Ba)

【Gacharic Spin インタビュー】
Gacharic Spinという人の
性格だったり、
生き方だったりを詰め込めた

Gacharic Spinという人生き方を
詰め込めたアルバム

激しい曲が多いからバラードが入るのはいいですね。その次は「1GAME」も痛快なナンバーだし。でも、この曲の見せ場はトリプルヴォーカルですよね。

アンジー
これはイヤフォンやヘッドフォンで聴いてほしいですね。3人の畳みかけるヴォーカルの勢いというか、それぞれの持ち味をギュッとしたものになっているので、とにかく聴いていて楽しいし、まるでジェットコースターに乗っているみたい。クールなんだけど、すごく攻めている曲ですね。

これはGacharic Spinだからこその曲ですよね。そして、アルバムの中で印象深いのがラストの「365日」です。これはライヴでのシンガロングを意識して?

KOGA
最初は歌を繰り返すイメージはなかったんですよ。土台は私が持って来て、はなに聴かせたら“やりたいことは分かった! これ、繰り返したほうが良くない?”って。曲が出来上がった時も“これはアルバムの最後だね”となったし。

このサビはもうお客さんのパートですよね。

KOGA
そうですね。みんなとライヴで歌いたいですね。
アンジー
最初に曲をもらった時、すごく情景が浮かんだというか、歌詞が自分の生活とリンクするし、“私もこんなことを思うな”と感じたんですね。それは私だけじゃなく、きっと聴いた人全員がそう思うだろうから、そんな歌詞をどんな声色で歌えばいいのかすごく考えたし、歌詞の言葉ひとつひとつを何度も見返して、何を伝えたいのかを読み取って、だからこそAメロは自分が歌いたいと思ったんです。“私の声から始まっていいですか?”とメンバーに相談して、こういう歌い分けになりました。ガツガツしているだけじゃなく、私の新しい歌の表現を見せたいと思っていたので、それがすごく活かせた曲になっていると思います。

今作はヴォーカリストとしていろいろ挑戦したと言えますね。

アンジー
本当にそうですね。今までは何が正解か分からなかったんで、メンバーに“これ、どうですかね?”と訊いてやっていたのが、これまでの活動を通して“自分の声が活かせるのはこれだな”というのが分かってきて…それこそライヴがなかった昨年というのは、自分と向き合うことができたから、どうしたらはなさんやオレオさんとは違う声が出せるのかを考えたし。だから、このアルバムを作る上で“自分はこういうところが持ち味だから、こんな歌い方ができる”と思って、言葉ごとに歌い方や声色を変えることができたし、自分としても表現者としてレベルがひとつ…ほんのちょっとかもしれないけど、上がったと感じています。

では、どんなアルバムに仕上がった実感がありますか?

KOGA
“これが今のGacharic Spinなので聴いてください”というもの…今年で12周年になるんですけど、その歴史を知りたければ、このアルバムを聴いてほしいです。これまでのアルバムの中でも、“まずはこのアルバムを聴いてください”というものになりましたね。今までの12年も含めてのGacharic Spinの名刺代わりのアルバムだと思います。

だからこそのセルフタイトルですもんね。アンジーさんは?

アンジー
曲を聴いていくと、これはGacharic Spinという人なんだと思うんですよ! Gacharic Spinという人の性格だったり、生き方だったりを詰め込めた作品になったので、ほんと“まずはこれを聴け!”って(笑)。

そんなアルバムを携えて47都道府県ツアーのリベンジを果たしつつ、来年の1月10日には『アンジーなりの成人式』がZepp Haneda TOKYOであるという。

アンジー
音楽を始めた時からZeppのステージに立つのが夢だったので、それを20歳になるタイミング…まさに成人式の日に、メンバーやスタッフさんがプレゼントのように、その機会を与えてくれたから、Gacharic Spinのメンバーとして、アーティストとしても、一歩…二歩、三歩でも成長した姿を魅せたいし、Gacharic Spinというバンドの新しい伝説になる日だと思って頑張りたいですね。まだまだ叶えたい夢はあるので、そのひとつの通過点として観てもらいたいと思います。

取材:土内 昇

アルバム『Gacharic Spin』2021年9月8日発売 ビクターエンタテインメント
    • 【初回限定盤type-A】(CD+DVD)
    • VIZL-1920
    • ¥5,500(税込)
    • 【初回限定盤type-B】(CD+DVD)
    • VIZL-1921
    • ¥4,400(税込)
    • 【通常盤】(CD)
    • VICL-65540
    • ¥3,300(税込)

ライヴ情報

『47都道府県TOUR「ROCKET SPIRITS」Restart』
9/18(土) 福井・CHOP
9/19(日) 滋賀・U★STONE
10/16(土) 奈良・NEVER LAND
10/17(日) 和歌山・CLUB GATE
11/20(土) 三重・CLUB ROOTS
11/21(日) 岐阜・CLUB ROOTS
11/23(火) 静岡・Sunash
12/11(土) 山口・LIVE rise SHUNAN
12/12(日) 広島・SECOND CRUTCH

『Gacharic Spin LIVE 2022「アンジーなりの成人式」~夢は口に出せば叶う!!~』
2022/1/10(月) 東京・Zepp Haneda TOKYO

Gacharic Spin プロフィール

ガチャリックスピン:リーダーのF チョッパー KOGAをはじめ、はな、TOMO-ZO、オレオレオナ、yuri、アンジェリーナ1/3、6人からなるエンターテイメントガールズバンド。年間 100 本以上のライヴをこなし、国内のみならず海外のフェスやイベントにも出演。結成10周年の2019年3月にベストアルバム『ガチャっ10BEST』を、20年3月には新体制初となるアルバム『Gold Dash』、21年9月にセルフプロデュースによるアルバム『Gacharic Spin』を発表。その後、レコード会社を移籍し、23年7月にアルバム『W』をリリース。Gacharic Spin オフィシャルHP

「I wish I」MV

「MindSet」MV

OKMusic編集部

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