L→R GOD、SIZUKU

L→R GOD、SIZUKU

【GOD&SIZUKU インタビュー】
曲のコンセプトというのは
昔から変わっていない

世界平和と動物愛護を謳って、
エンタメをやっていきたい

他の曲についてもうかがいたいのですが、2曲目の「アルトマンの世界」はGODさんのアルバム『GOD WORLD』(2020年5月発表)に収録されていた曲ですよね。これをこのアルバムに入れようと思った理由というのは?

SIZUKU
小人と姫の空想物語なんですけど、差別問題に焦点を当てた曲なんで、このアルバムに入っててもいいのかなって。
GOD
大きいけど何の役にも立たない人間が周りにいっぱいいる中、背の低い地底人が頑張っている…そういう架空の物語なんですよ。よく分からない歌詞です(笑)。

語り部的な歌詞だし、ナレーションも入ってくるし、童話のようでしたよ。

GOD
僕はファンタジーな世界が好きなんで、そういう雰囲気のものを作りたかったんです。

歌う時も言い聞かせるような感じで? 歌の表情も大事ですよね。

SIZUKU
そうなんです! 大変でした。
GOD
ライヴには向かないです(笑)。
SIZUKU
だから、まず真面目にやってってお願いしました(笑)。自分で作った曲なのに、歌詞を覚えてないですからね。かけ合いがある曲とかちゃんと歌ってくれないと、私も歌えなくなるし。あと、GODってリズムに乗って歌うのが得意じゃないんで、私がそういうところを指摘したり。ユニゾンのところって先に私が歌って、それに合わせるようにGODが歌うんですけど、それが全然できないんで、結局はGODの歌に私が合わせて録り直したりしますからね(笑)。
GOD
一時間で一曲を録らないといけないようなスケジュールで、その日は4曲録りましたからね(笑)。なんとかなるんですよ。

次の「It’s a Future Land」も古い曲なんですか?

SIZUKU
かなり古くて、ふたりで初めてレコーディングした曲なんですよ。それをアレンジし直して、今回収録しました。
GOD
サンテレビでやってた『とどけオイラの音革命』のエンディングでしたね。もともとは志摩スペイン村パルケエスパーニャのテーマソングとして作ったんですよ。
SIZUKU
そうそう。でも、コンペに出したかどうかまでは覚えてなくて(笑)。
GOD
結局は使われなかったんで、今度はフィジーにあるタバルア島というハートのかたちをした島があって、Mars Babyもハートのかたちをしてるから、その島のテーマソングにしようってことで、歌詞を“It’s a Fiji Land”ってことで書き換えたんです。でも、それもお蔵入りになり、今回の収録に至ったっていう。

《こころから夢の文字 みんな描いてみて 叶うから/争いも悲しみも みんな消えるから》というフレーズが、この曲の軸だと思うのですが、その頃から変わってないのですか?

SIZUKU
そこの《争いも悲しみも》が変わりました。前は《喜びも悲しみも》だったんですけど、“喜び”は消えてほしくないと思ったんで。そこ以外は変わってないですね。
GOD
だから、言いたいことは変わってなくて…やっぱり“平和”なんですよ。子供たちが住みにくい世界を作ってはダメっていう。そこは20年前から変わりませんね。世界平和と動物愛護を謳って、エンターテインメントをやっていきたいってことなんです。

続く「PEACE OF EARTH」ですが、ドラマチックな様式美メタル風な幕開けから、『みんなのうた』的な打ち込みのポップチューンになり、その後も展開が目まぐるしく変わるっていう。

SIZUKU
アレンジャーさんに“こんな曲、もうやめてください!”って言われました(笑)。
GOD
曾祖父が夏目漱石という夏目哲郎さんにアレンジをやってもらったんですけど、一週間ぐらい寝れなかったって言ってました(笑)。

だって、何曲分もの展開ですよ。

GOD
これはね、もともとはGODファミリー全員…10人くらいの編成で歌う用に作ったものだったんですよ。それがメンバーが抜けたりいろいろあって、最終的に“じゃあ、ふたりで歌うか!”ってなったんです。

だから、SIZUKUさんは声楽的なものからJ-POP的な歌唱法だったり、シーター波を発する歌声など、引き出しを使いまくっているわけですね。

SIZUKU
むっちゃ大変でした。最初はみんなで歌ってたから私が歌ってたパートってそんなに多くなかったんですけど、ふたりで歌うってことになって…やっぱりその時にいた人に合わせて作ってあるから、男の人が歌ってたパートもあるし、女性でもキーが全然違ったりもしましたからね。
GOD
彼女は大阪音楽大学音楽学部声楽学科出身なんで、いろんな歌い方ができるんですよ。でも、ライヴには向かないですね(笑)。で、この曲で言いたいことも、やっぱり人と動物の平和ですね。地球の平和です!

「愛するプレアデス」は“SIZUKU with MAZAKI”だったものを“GOD&SIZUKU”バージョンにしたと?

SIZUKU
そうです。アレンジをちょっと変えて、歌詞を少し足して。この曲も今回のアルバムのコンセプトにぴったりだと思って、セルフカバーみたいな感じで入れました。
GOD
プレアデスって平和の星なんでね。

この曲に関しては以前にうかがったので、次にいきたいんですけど、ラストの「PEACE OF THE WORLD」は映画『バイバイ、ヴァンプ!』の劇中歌だった「Peace of the World ~Vamp~」の原型になるのですか?

GOD
そうです。2002年にハイアットリージェンシー大阪で行なわれたコンサートで、レイ・パーカーJrやシェリル・リン、ジェフリー・ダニエルら出演者全員で合唱するために作った曲になります。
SIZUKU
その時のものって前半が英語で、後半が日本語だったんですよ。なので、日本語メインの歌詞に変えました。

この曲をはじめ、20 年前に作った曲であっても、やはり歌われているテーマは一貫して平和なんですけど、改めて歌ってみてどんなお気持ちですか?

SIZUKU
ずっと昔から歌い親しんでいる曲がほとんどじゃないですか。それを今の時代にレコーディングし直してリリースするって考えた時に、それらの曲を改めて聴き直したんですよ。“えっ! こんなに今の時代にぴったりなんや!?”って。きっと、GODの考えることが進みすぎてるってのもあるんでしょうけど。例えば、「いじけむしのうた ~アメ・ウメ・マンマー~」のMVってYouTubeなんてない時代なのに、YouTubeで流れてるようなものを作ってたんですよ。当時はバカにされてたのに、今になって面白いって言われてるし。ようやく時代が追いついたんですかね? 「いじけむしのうた ~アメ・ウメ・マンマー~」なんて外国の方が聴いて“カッコ良い!”と言ってたんですよ。歌詞が分からないから音楽だけを聴いてそう思ったんだろうし。
GOD
その“カッコ良い!”と言ってたのが、Earth, Wind & Fireのメンバーなんですよ。で、ギターでカバーしてくれたんですけど、アニメソングみたいにコードが複雑で難しいって言われて。

GODさんは譜面も読めないし、楽器も弾けないから、メロディーありきで曲を作ってますからね。

GOD
そうそう。だから、“こんなコードないよ”って言われるんですけど、“そんなん知らん! 俺は歌いながら作ったんやから”って(笑)。でも、逆に言えば、譜面も読めなければ楽器も弾けないんで、自由に何でも作れるんですよ。

OKMusic編集部

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